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6. ちょっとだけ成長

「よし、全員集まったな」


今俺たちは草原でキャンプしている。

大事なことを話し合うために。


「俺は17レべや」


「俺は19」


「俺は14」


「俺は28や」


「よし、俺たちはここまで成長することができた。

そろそろあいつ倒しに行こか」


「そうやな」





「まだおったな」


「そうやな。それにしても見つけやすいでかい図体してるな」


「ほんまやな。なんで最初会った時はあんだけビビってたんやろ」


「よし、そろそろやろか」


2メートルのスライムまずはこいつから倒す。


「あのちっさいスライムをちまちま倒すのはもう終わりや」


「魔法使い!28レべの魔法見せたれ!」


「よっしゃいくぞ!『零度(ヒャド)』」


スライムが一瞬凍る。

ただ...何もないような顔してるスライムがまだそこにおる。


「まほうつかい?」


「いや、うん」


「それが弱いのはもう知ってるから。

別の魔法でいってくれ」


「あ、あぁ、わかった」


「それは分かってないやつのわかったやん。

え?まさかそれ以外使われへんの?

28レべにもなって?」


「いや違う違う違う!ほかにも使えるよ!」


「一回聞いたことあるセリフやな」


「お前ら何の話してるんや?」


「お前にはわからん話や!」


「ほかの魔法も使えるんやったら早くやってくれ」


「あーわか、った。『はー』」


「眩し!」「眩し!」「眩し!」


「どう?」


「どう?ちゃうわボケ!

お前なんでいつもどんな魔法か言わずに打つん?

危険な魔法かも知らんよな?」


「いや、使えって言われたから」


「言ったよ!言ったけど!違うやろ!

危険性があるんなら先に言っとけって言ってんねん!」


「あぁ、そうやな。次から気を付けるわ」


「お前絶対次もやるやろ」


「いや、それは次から気をつけてくれればいいんやけど、ちょっとまずいわ」


「どうした僧侶?」


「いや、さっきの眩しいやつで多分スライムに敵対してる意思見せたから多分もうすぐこのスライム攻撃してくる」


「えぇ?お前何がしたいん?

ちょっと眩しくして、スライムに敵対されて、何がしたいん?

てか、お前の『零度(ヒャド)』は攻撃にすらなってないやん」


「いや、うん、そうやな」


「ちょっともういいわ。

戦士!僧侶!いくぞ!」


「よし!」「よし!」





「痛い痛い痛い痛い!

ちょっ!助けて!助けて!」


戦士が捕まった。

なんかびゅーーーーーーって引き寄せられて食べられた。

それはもうあっさり。

びっくりするぐらいあっさり。


「助けて!助けて!助けて!」


なんであいつ喋れてるんやろ?

わからんなぁ?

え?なんでやろ?


「おい!誰も話聞いてないんか⁉早く助けろって言ってんねん!」


「いや、助け方がわからへんわ」


「もう、いいから!そういうの後ででいいから!

まず助けて!早く助けて!」


「いや、だからその助け方が分かれへんわ」


「いや、もう、ええって」


「とりあえず、切ってみる?」


「いや待て待て待て!それって俺に当たらんよな!?」


「いや、どうやろ?当たる可能性も、なくはないかもです」


「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや」


多いな


「なら別の方法考えてくれ!」


「いや、別の方法が、ない、ので」


「なら絶対当たらんように切ってくれ!」


「わ、かりました」


「わかってないやつの返事やなそれ!」


「えい!」


「あぶな!」


「だい、じょう、ぶですか?」


「大丈夫ですか?ちゃうやろ!

危ないねん!もうあと10センチで当たるレベルやったぞ?」


「わ、かりました。

じゃ、あ、次行っても、いいですか?」


「わかったわかったわかった。

マジで気を付けてな!気を付けてな!

次はマジで」


「えい!」


あ、、、

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