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10. 魔族の村

「それでな。よくその動物を見たら、

狸じゃなくて狐だったんだよ。

はははは」


「ははは。それは面白いですね」


永遠にオチが動物の話を聞かされてる。

何にもわからへん。

あと、狸とキツネを見間違えるってなんやねん。


「あれ?狐ってイヌ科の動物だよな?」


「そ、うですね。狐はイヌ科ですね」


これが一番怖い

たまに来るこれが二択と確認ならまだ大丈夫。

でもそれがwhatやったら終わりや。

早くこの話を終えたい。


「ここまで話が合う奴は初めてだ。

どうだ?俺の村に来ないか?」


・・・

それはなしやろ。

さすがに。

魔族の村?

絶対に死ぬやん。


「おい、どうすんねん」


「いやなしやろ。

まだ死にたくないわ」


「でも、ここのモンスターは俺らには倒されへん。

あの冒険者狩りからも逃げなあかん。

いったん、こいつの村に逃げ込んだ方がいいんちゃうか?」


「なるほどな。....そうしよ。

分かった。俺たちをその村に連れてってくれ」





「おい。シャベル。誰じゃそいつらは?」


「爺さん。こいつらは動物を捕まえる人だ」


「何を言っておる。あとなんじゃそれは。

そいつらはどこからどう見ても冒険者だ」


「俺も最初はそう思ったんだが、違うらしいんだ」


「そんなわけがないじゃろう。

お主ら。もし動物を捕まえる人だとして、なぜこんなところにいるんだ?」


「はい。どうも人間とは愚かな生き物で多くの動物をモンスターと共に殺してきました。

なので、ここまで奥に来ないと我々が探している動物はいないのです」


「本当っぽいな」


「そうなんだよ」


よし。


「ならゆっくりして行け」


「ありがとうございま...」


「いえ!ただ留めていただくわけにはいきません」


何を言うてんの?こいつは


「何か私たちにも手伝わせてください」


だるいだるいだるい


「いや、大丈夫じゃ」


良かった。


「いえ!手伝わせてください!」


このクソ戦士殺したろかな


「なら、村のすぐそこに何の種類か分からない動物がいるんじゃ。

良ければそいつらを見てきてくれないか?

あと、対処法も教えてほしい」


「.........うす」


うす。ちゃうわボケ

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