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第29話 これからの私

7日後。

「もふもふドラゴン☆フェアリーエンジェルズ」の面々は再び「樹冠の番人トレートップ・ウォーデン」の作戦室に集まっていた。

もちろん加入した訳ではなく、別の目的があってのこと。


それはゴブリンの残党狩りの作戦説明だ。


住処の洞窟内に残っている残党の殲滅及び上位種の討伐が目的だ。

この作戦は「樹冠の番人トレートップ・ウォーデン」主導で実施され、参加は完全有志だ。

当然、特別報酬も出ない。せいぜいゴブリンの素材で出るはした金だ。


以前の私だったら、こんな危険すぎる作戦に参加するなんて考えられなかった。


けれど、今私は自分の意思でここにいる。




あれから色々あったし、色々考えた。




ケレアニールと二人で服屋やアクセサリー店、本屋などを巡り、シスターへの手紙と共に故郷の教会へ送った。

今までの時間を埋めるように沢山話をした。

以前ついてしまった嘘も、思い切って正直に打ち明けた。罵られるかも、と少し怖かったけど、彼女は笑って流してくれた。


以前より、彼女の顔を見て話せるようになった気がする。

ケレアニールってこんなに無邪気に笑うんだって初めて知った。


勇気を出して誘って、本当に良かった。




ヴィロミアさんとは一緒にエステに行った。

自分の気持ちの変化や固有魔法の使い方などいろいろな話をした。

焼肉屋で最後にかけてくれた言葉も少し理解できたような気がする。


ヴィロミアさんは相変わらずマイペースな人で、私が話している最中も「気持ちいいわ〜」と呟いていた。

どうやらエステを満喫してくれていたようで嬉しかった。

ウィロは「う〜ん、微妙」としか言わなかったからね…




それから、避けていた魔物の討伐依頼にも挑戦してみようと思った。

三人に同行と指南を頼んだら、快く引き受けてくれた。


まだ、私が何の役に立てるかはわからないけれど、少しワクワクしている自分がいる。






他の人と比べたら、遅すぎるスタートなのだろう。

それに、ケレアニールのスタート地点と比べたら、ずいぶんと後ろのところにあると思う。



そして、私のことだ。

これから先も、悩んで、悩んで、悩みまくるだろう。


けれど、もうその悩みは違う。

「あの人だったらできたのだろうか」ではない。

「どうすれば私にできるのだろうか」だ。



それが「自分の人生を生きる」ってことなんだと思う。




まだ自分がしたいことは見つかってない。




けれど、悲観してはいない。


今は純粋に、自分の可能性を信じて色々と試してみたい。


そう思える自分が…たまらなく嬉しいのだ。

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