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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

テーマ詩集:玩具箱

だるま落とし

作者: 歌川 詩季

 下手です。

 丸腰どころか

 手も足も出ない 無抵抗なおまえを

 こっちは木槌(きづち)で 叩いてやって

 その胴体を 寸足らずになるまで

 抜き落としてやるなんてのは

 あらためて考えてみりゃあ

 わりと悪趣味な遊戯だね


 丸腰のままで

 手も足も出なくても

 せめて()みつく牙くらいあれば

 このひどいあつかいにも屈せずにすむのにと


 願いと 恨みをこめて

 左()に黒目をいれた

 おまえの想い そいつが叶って

 右()にも黒目がはいる日が

 いつかくるなら それもよかろう


 黒目のそろった両()して

 するどい牙をはえそろえて

 何段にも重ねた胴体を ぐらぐらさせながら

 手も足もなく バランスをとる

 そんなおまえに木槌(きづち)を振るう遊戯なら

 つきあってやらんこともない

 危機一髪、もだめ?

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― 新着の感想 ―
[良い点] あとがきw [一言] 雷おこし!www 
[一言] 黒ひげさんですか??(#^.^#)
[一言]  手も足も出ない。  だからこそ、こちらを嘲笑うかのように大袈裟に崩れているのかも。
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