「だから、いいって言ってるでしょ!もう……バカ!鈍感!」『祝!100話達成!幼馴染みはいつまでも!』
【お題】『○ッチしないと出られない部屋』
対象者:『癒』の勇者、ヒトツマ・フーリン×騎士団副団長ポメラーニア
「『○ッチしないと出られない部屋』!?」
フーリンは扉に浮かび上がった文字を大きな声で読んだ。
「は、はぁ?誰の悪戯よ!フーリン、ちょっとどいて!」
ポメラーニアが大剣を軽々と構えると、大剣に炎が宿る!
ポメラーニアはスキル『拳豪』と『炎豪』の二つ持ちだ!
「燃え尽きなさい!轟・炎・虐・殺!!」
ポメラーニアはふざけた扉に大剣を振り下ろした!
ゴオォォ――!!
「うわっ!!あっつぅ!!」
炎の斬撃にフーリンが仰け反る!
しかし、扉は傷ひとつ付かず、新たに文字が浮かび上がった!
『だから、○ッチしないと出られないんだってば』
「――くっ!!」
悔しがるポメラーニア!
「どうしよう?ポメラーニア……マジメと結婚したばかりだけど、このままって訳にはいかないし……」
フーリンは何かを期待してモジモジしている!
「嫌よ!!」
ポメラーニアはフーリンに鋭い眼差しを向け、拒絶した!
「え!?……そ、そうだよね……僕なんかと……」
これにはフーリンはもちろん、作者も(ええ!!いつもはすぐに○ッチな展開になるのに!!?)と驚きを隠せない!
「私はマジメ一筋なの!昔ならともかく……私の騎士道精神に反するわ!」
「……昔ならともかく?」
フーリンはポメラーニアの言い回しに疑問を持つ。
「な、何よ!泣き虫フーリンのことなんて、好きになるわけないでしょ!!も、もう……」
「そ、そうだよね……ははっ」
(絶対に好きだったときの言い方だ!)と作者は思ったが、フーリンは気がつかなかった!
カタン!
ふいにテーブルの上から何かが落ちた。
「ん?」
フーリンが拾う。
「あ!それは!……んぁ!!」
フーリンが拾ったスイッチのようなものを押すとポメラーニアが反応した……ような気がした。
「な、何よ!」
頬を赤らめ、フーリンを睨み付けるポメラーニア。
「…………」
カチッ。
「んあっ!」
フーリンがスイッチを押すと、ポメラーニアがビクンッ!となる。
「ポメラーニア……もしかして……入れてる?」
ポメラーニアは先の戦いからマーサ商会専売品の遠隔操作用バイブレーション、通称『女神の身震い』を愛用していたのだ!
カチッ!カチッ!カチッ!
ビクッ!ビクゥン!ビクビクゥン!!
「んはぁ!んふぅ!!くはぁ――!!だ、だめぇ~フーリン……スイッチを返して……はぁん!!」
股間を押さえ、ビックンビックン!するポメラーニア!
「ポメラーニア――!!」
「あ、だめ!だめったら!」
フーリンはポメラーニアをテーブルに寄りかからせると、スカートを廻り、ショーツを下ろす!
「こっちなら!浮気じゃないよね!」
フーリンのバナンポがポメラーニアのお尻の穴にキスをする。
「バカか――!!ダメに決まってるだろ――!!だめ!フーリン!!ちょっと待って!ね!お願い!待って、待っ――!!?んはぁ――!!い、入れた?お尻に……ば、バカ!抜きなさいよ!んぁ!動かないで!んんっ!え?気持ちいい?そ、そんな……はぁん!!コラ!フーリン!!んぁ!!調子に乗らないでよ!んん!わかった!わかったから!!……ねぇ、優しくしてよ……」
見事なツンデレを披露するポメラーニア!
「ああ!ポメラーニア!気持ち良すぎて出ちゃう!お尻だったら出しても大丈夫だよね!」
フーリンの我慢は限界だ!
お尻だったら大丈夫!……ということは絶対ない!!
ズブブ……パンッ!ズブブ……パンッ!
「んはぁ!大丈夫……じゃない!大丈夫……じゃないんだからぁぁ!んぅぅ!!もっとゆっくり……ゆっくりお願い……!んはぁ――!だ、だめ!もう!出したら許さないからね!!だめ!フーリン!だめダメだよ?フーリン?ねぇ!ふ……――!!?んぁ――!!!!だ……ダメって……言ったのにぃ~……バカ」
ヒクヒク……。
ポメラーニアのお尻からバナンポジュースが溢れ出す。
「ご、ごめん!ポメラーニア!拭くもの!拭くもの~!」
急に我に返り、慌てるフーリン!
「もう、いいわよ。それより、扉は開いたの?」
「扉!?ガチャガチャ……ガチャガチャ……開かない!なんで!?」
フーリンはドアノブをガチャガチャ回すが扉はびくともしない!
「やっぱり……。お尻じゃ、○ッチしたことにならないんでしょ?ほら、いいわよ……もう」
ポメラーニアは秘部から自分で女神の身震いを取り出し、テーブルに腰かけて足を広げる。
「……こっちに」
恥ずかしそうに顔を背けるポメラーニア。
「ポメラーニア?」
戸惑うフーリン。
「だから、いいって言ってるでしょ!もう……フーリンのバカ!鈍感!」
ポメラーニアの秘部はトロットロだ!
もう一度言おう!トロットロだ!
「……ポメラーニア」
フーリンは今度は間違えないようにポメラーニアに、ちゃんと入れた……。
「んぅ……!!」
「好きだ!ポメラーニア!」
フーリンは腰を激しく動かしながら、昔からの思いを爆発させた!
パァン!パァン!パァン!パァン!
「あぁあああ!!今、言うなんてずるいぃ!!バカフーリン!えぇ~ん!気持ちいいよぉ~!はぁん!!だめぇ!新妻なのに!新妻なのに~!!ひぃん!!やん!!フーリン!ちゅきちゅき~……」
ポメラーニアはフーリンの背中に両手をまわし、ガシッ!と爪を立て、泣きながら感じた!
そして、やはり幼馴染みと○ッチすると「ちゅきちゅき」と言うようだ!間違いない!
「ああ!ポメラーニア!!出すよ!」
ズン!ズン!ズン!
「きちゅしながら!きちゅしながら一番奧にちょうだいぃぃ~!!」
ポメラーニアはフーリンを見つめて懇願する。
「ポメラーニア!!んぅ――!!」
フーリンはポメラーニアにキスをしながら全てを放出した!
びゅるるぅ――――!!
「んぅ……。ああぁ……私の中の部屋がフーリンでいっぱいになっちゃった……」
お腹をさすりながら恍惚の表情をするポメラーニア。
カチャ……。扉のロックが解除された。
「ポメラーニア……出られるみたい。出る?」
ロックの解除の音を聞き、ポメラーニアに聞く。
「……もう一回。今度は昔みたいにポメリって呼んで」
ポメラーニアはフーリンの額をツンツンと叩きながらおねだりした。
「ポメリ――!!」
ズパァ――ン!!
「あはぁ――ん!!出したばっかりなのに!!フーちゃんすごい――!!」
ポメリとフーちゃんは再び交わった……。
【その頃 『廃城マニマニア』】
「甦りたまえ!魔王よ!!」
魔方陣上に置かれた小瓶と魔石が禍々しい光を放つ!!
すると、小瓶から紫色の液体がドロドロと流れ、やがて人の形を成した!
「やった!成功だ!」
復讐を企む『光』の勇者、ネトラレ・オージが拳を握りしめる!
『私を甦らせたのは、あの時、弱りきった私を炎魔法で消し去ろうとしたお前達か……どういうことだ?』
「闇の魔力であなたを復活させたのは、この王国を支配していただきたいからです!魔王様!」
「闇」の勇者、アブノーマル・ピッチは跪き、頭を下げながら話す。
「そ、そうだ!力を貸してくれ!」
オージも慌てて跪き、頭を下げる。
「ふん。よかろう。力を貸してやろう。うふふ……闇の魔力か……力が溢れるわね」
液体は美少女を型どりながら不敵に笑った。
「我らと共にザマァ王国を支配しましょう!!魔王ローショーン様!!」
オージと、ピッチは顔を上げ意気揚々と叫んだ!
<……ローション?どこかで聞いたような……つづく!!>
「ねぇ、女神様……」
ザマァ王国の市街を犯人を探すために走り回っているマーサが、女神フレイヤに話しかける。
「なに?犯人、見つかったの?バカバナンポ!」
下半身しか呼ばれないマーサっていったい……。
「この小説の記念すべき第100話なんだけど、主人公の俺が出てないんだけど……」
記念すべき第100話なのにマーサもロイヤルフィアンセーズも登場しなかった!
「ははっ……ウケる!」
女神が腹を抱えて笑うと、周りに複数の『(笑)』という文字が飛び交う。
「……ひどい」
両手を地面につき、ガックリと項垂れるマーサ。
「『歩くモザイク』のあんたが、何を落ち込んでるのよ。どうせあなたはいつも下半身しか活躍しないでしょ!それに煩悩の数は108よ!だから、最終回は108話よ!100話なんて通過点よ!」
「そうなの?じゃ、記念は108話か!じゃ、いいや」
スッ!と立ち上がるマーサ!
マーサは相変わらず超ポジティブであった!
<というか、108話で終わるの!?本当に!?初耳なんだけど――!!by作者……つづく!!>




