「そ、そのバナンポの裏側の五芒星のホクロは!!」『惑』の勇者、オイラン・イーランと娼館『フーゾク』
ズブ!ズブ!ズブ!
豪華な屏風に囲まれた布団の上で男女が交わっている。
「イーランさんの中、すごい!!もうダメっす!また出ます!!」
体格のいい男がイーランを後ろから激しく攻めたてる。
「ん……いいわよ。出して」
ピュッ!
「ああ……天国。もう、出ません……」
バタァ――ン!!
男が大の字になって倒れる。
(はぁ……あんまりイケなかったわ……)
『惑』の勇者、オイラン・イーランの娼館『フーゾク』の最上階でイーランは煙草に火をつけ溜め息をついた。
(せっかく、令嬢チワからたんまりお金貰って娼館建てたのに、あんまりいい男は来ないわね~)
胸元がはだけそうな着物を着こなすイーランは自他共に認める美少女。彼女を求め、夜な夜な男達がこっそり商館に足を運ぶものの、イーランを満足させる男は誰ひとり現れなかった。
ガララ……!!
「姉さん!大変です!」
襖を開けて飛び込んできたのは店の四天嬢のひとり『マットプレーのヌルリ』だ!
「なんだいヌルリ?客が滑って死んだか?うふふ」
自分で言って自分で笑うイーラン。
「それが、うちの娘達が次々と昇天させられて大変です!」
「ん?この前にきた奴隷の自称絶倫男はそこで伸びているが?」
先程イーランの相手をしていた奴隷の男(『欲』の勇者、ハーレー・ダビットチョンの回し者)は搾り取られて屍のように転がっていた。
「いえ、今、話題のマーサ商会のマーサと、そのメイド。そして、『癒』の勇者、ヒトツマ・フーリンです!」
「フーリン?あの冴えない男が?マーサ商会から変な薬でも買ったか?」
イーランは首を傾げるが、頬は緩みニヤッとする。
「面白そうだな。見てみるか」
「今、ちょうど四天嬢の『オールオプション・ムリョウ』が相手をしています!」
ムリョウは基本、なんでもOKな変態っ娘だ!
「ムリョウが相手なら心配ないだろ。変態だし」
イーランはヤレヤレと両手を広げて首を振りながら、部屋を出た。
【ムリョウの部屋『全面鏡張りルーム』】
オールオプション・ムリョウ専用の個室『全面鏡張りルーム』は実はマジックミラーとなっており、隣の部屋から覗くことが可能なのだ。
イーランとヌメリは『覗き部屋』へと足を踏み入れる。
「こ、これは!?」
イーランが部屋を覗くと、四天嬢ムリョウを駅弁のようにかかえた『癒』の勇者、フーリンが腰を突き上げ、その様子を男がビデオカメラ(女神印の録画神器)で撮影し、さらに男の暴れん棒をメイドの女が咥えていた!
「いいよ~うまく撮れてるよ~。もっと空高く突き上げて~」
※マーサはスキルAV男優の特殊スキル『邪魔者排除』により、女の子のみをビデオカメラで撮ることができるぞ!
「あぁん!動画オプションはやっていません!はぁん!撮らないで!んふぅ!」
ムリョウはフーリンに突き上げられ、激しくおっぷにを揺らす!
覗いている四天嬢ヌメリは激しく淫れるムリョウに釘付けだ。
「ムリョウがあんなに乱れるなんて……」
しかし、『惑』の勇者、オイラン・イーランは冷静に分析する。
「あれは単にムリョウが撮られるのが恥ずかしいからだ。本当に恐ろしいのはフーリンの腰の動きとリンクしているあのメイドだよ」
じゅぽ!じゅぽ!ジュルル~!
フーリンのバナンポを凝視しながらマーサのバナンポを咥えるトモミン。AV(女神チャンネル『有料』)を見ながら咥えてもらうのが好きな変態マーサの相手をしていたトモミンは、見たままの快感を口の中で実現できるぞ!!
※もちろんマーサが『AV見ながら咥えてもらうのが好き』という性癖は幼馴染みで第一フィアンセのレキには内緒だ!
「んっ!んぐぅ!ご主人様!フーリンさん出そうです!」
「ああ!俺も出そう!!トモミン、出るぅ~!!」
びゅるるるぅぅぅ――!!
※マーサはだいたい、AVを見ると男が発射するより前に出ちゃうぞ!だから、なかなか最後まで見たことがないぞ!
「んぶぅ!……んぐっ!んぐっ!……んぱぁ!……全部飲みましたぁ。ご主人様ぁ」
口を開け報告義務を忘れないメイドの鏡、トモミン!
続いてフーリンの限界が訪れる。
「出る~!!中に出すぞ!ムリョウ!!」
「ダメ!ダメ!中はダメ!今、出されたら私……」
足をパタパタさせながら抵抗するムリョウ!
「出るぅ!!」
びゅるる――!
「はぁ――ん!!ああ……中があなたでいっぱい……好きになっちゃダメなのに……大……好き……カクッ!」
ムリョウはフーリンに抱きつきながら気を失った。
「ありゃ~ムリョウが落ちました!」
部屋を覗くヌメリが頭を抱える。
「これは四天嬢では歯が立たないわね。私が相手をするわ。ヌメリ、奴らを私の部屋へ案内して」
「は、はい!イーラン様!!」
覗き部屋を出る『癒』の勇者、オイラン・イーランはニヤリと微笑んだ。
【最上階スイートルーム『ポルノアゲハ蝶』】
「こちらへ……。イーラン様、連れて参りました」
ヌメリの案内で最上階に連れてこられたマーサ一行。最上階スイートルームには豪華な振袖をはだけさせた『惑』の勇者、オイラン・イーランが待ち構えていた!
「久しぶりね。フーリン、ずいぶんヤンチャになっちゃって……ど~したの?」
吸っていた煙草のキセルをフーリンに向ける。
「ボクはボクの人生を台無しにした他の勇者達に復讐するんだ!」
「あら?あなた、寝取られるのが趣味じゃなかったの?あなたの妻のリコンシターイは今頃、『光』の勇者、ネトラレ・オージのとこでよろしくやってるわよ」
やれやれといった感じのイーラン。
「誰がネトラレ趣味ですか!マーサさんから教わったバナンポ道をくらえ!!」
フーリンがイーランに襲いかかる!!
「あら?あなたで私の相手が務まるかしら?」
「くらえ!バナンポ道八の型『焦らし』」
フーリンのバナンポがイーランの蜜たっぷりの入り口に入ろうとする!だか!入らない!
入りそう!……でも入らない!!
入りそう!……でも入らない!!
入る!?入らない!入る!入らない!
入る!?入らない!入る!?入らない!入る入らない入る入らない入る入らない……
「結局、入らないんかぁ~い!!さっさと入れなさい!」
イーランがカニばさみでイーランのバナンポを自分に押し入れた!
「はぁ!?イーランの中……すごく、気持ちいい!?なんだこの感覚は!?まるで全てを包み込む母の愛!!」
フーリンはあまりの気持ちよさに意識が飛びかけている!
びゅるる!
「ああ……出ちゃった……」
意識が飛ぶより早くバナンポジュースがとんだ!
バタン!!
フーリンが倒された!!
「ほら、次は話題のあんたよ。少しは私を楽しませてね」
足を広げ、マーサを誘惑する。
「控えおろう~でっす!!」
トモミンが急に大声を上げ、マーサの前に立ち、そのまま振り向きながらしゃがみ、マーサのズボンを下ろした!
「きゃ!」
女の子みたいな声で驚くマーサ!
「ここにおらせる方をどなたと心得る!」
トモミンがマーサのバナンポを両手で持ち上げ、バナンポの裏側の五つのホクロをイーランに見せつけた!
「そ、そのバナンポの裏側の五芒星のホクロは!!」
イーランがマーサのバナンポを指差しながら震えた!
「ハラミサガリ王国第一王子、マーサ様なのでっす!!」
ババァ――ン!!
トモミンが高らかに宣言した!
「ひたすら恥ずかしい……」
ズボンを脱がされ、バナンポを持ち上げられガン見されているマーサは、ただただ恥ずかしかった!
イーランは手を震わせながらマーサを指差す。
「あ、あんたがあの……ひと突きごとに相手を絶頂へと誘うという伝説のバナンポの持ち主、『一撃必頂のマーサ』!!」
「ただただ、恥ずかしい……」
マーサはトモミンにバナンポを持たれたまま、赤くなった顔を両手で隠した。
「ふ、ふん!どうせ噂のひとり歩きだろ!百戦錬磨の私には敵わないわよ!」
言葉とは裏腹にイーランから大量の蜜が溢れ出す!
「おやおや、塞き止めないと」
マーサはイーランの溢れる蜜をバナンポで塞ぐ!
ズップン――!!
「――っ!!!!?」
イーランに感じたことのない衝撃波が全身を駆け巡る!!
(な……意識が飛びそうだった。まさか、これほどとは……。でも、まだ耐えれるレベル!私はすべての男を惑わす『惑』の勇者、オイラン・イーラン!!)
「全部、入ったか?好きなときに出してよいぞ」
「ん?まだ半分も入ってないよ?」
マーサのバナンポは、蜜の中をまだちょっと覗いた程度だった!
(あ、私、ムリかも……)
イーランが放心状態になる!
「じゃ、全部入れるね」
ズブブブブブブブブ……。
「んがぁ!はぁん!!ムリムリムリムリ!!はぁ――ん!!ダメになっちゃう!!ダメになっちゃう~!!」
プシャァァァ――!!
イーランから噴水が吹き出す!
「ああ……イーラン様が……」
見たこともない乱れかたをするイーランを見つめる四天嬢ヌメリの太ももから雫が垂れる。
「ご主人様のバナンポは生まれながらに生物の頂点に君臨しているでっす」
トモミンは誇らしげだ。
すべての生きとし生けるものの頂点はマーサのバナンポだったという真実は、ちょっと読者には衝撃だった!
「出すよ~」
「え!?ダメ!今、出したら私……ダメになっちゃう!!ダメ!出しちゃダメ!」
「ムリ~出る~」
びゅるる!びゅるるるぅぅぅ――!!
「んあ――――ぁぁぁ……存在が違いすぎる」
マーサのバナンポジュースを浴びながら、光輝くマーサに屈服した!
「マーサ様……今、綺麗に致しますわ……ぺろぺろ」
イーランはすぐにマーサのバナンポを舐める。
ちゅぱちゅぱ……れろれろ。
その姿はずっと側にいたヌメリには信じられない光景だった!
「ま、まさかイーラン様がお掃除するなんて!?イーラン様を見るだけで男はだらしなく棒を立てるから、口でしたこともないはずなのに!!」
トモミンがヌメリのそばにいき、肩に手を置く。
「ご主人様のバナンポは……無性に舐めたくなるのでっす。誰にでもある大好物……それがご主人様のバナンポ様なのでっす。
マーサのバナンポは『全人類の大好物』の称号を得た!
「ほら、あなたも行きますよ。ご主人様のバナンポをみんなでお掃除するでっす!」
トモミンはヌメリの手を引く。
「は、はい!!」
ヌメリは元気よく返事をした。
「わっ!三人に舐めてもらえるなんて!感激!」
マーサは跪きながら自分のバナンポを舐めるトモミン、イーラン、ヌメリに大興奮だ!
ぺろぺろ……じゅるじゅる……くぽくぽ……。
「ご主人様、お好きなお口の中に出してくたさいませ」
トモミンはイーランとヌメリの口を開けさせ、順番にマーサのバナンポを押し込む!
くぽっ!んぷっ!れろん!んぶぅ!
マーサはトモミン、イーラン、ヌメリの口の中に順番にバナンポを押し込む!
「で、出る!!」
びゅるるるぅぅぅ――!!
「んぶぅ――!!……んぐっ!」
出されたのは……ヌメリの口の中だ!
「あ!ずるい!私にも頂戴!」
イーランがヌメリの口元から垂れるバナンポジュースを舐める。
大好物のお裾分けだ!
「ああ……イーラン様ぁ」
ヌメリはイーランと濃厚なキスをした。
「ご主人様……もう一回ピュッピュッしますか?」
トモミンがバナンポをお掃除しながら上目遣いでおねだりする。
イーランとヌメリのキスで興奮したマーサは両手とバナンポを上げて返事をした!
「当たり前だ――!!」
夜が明けるまでに、トモミンの口に3回、中に2回、イーランの口に4回、中に5回、ヌメリの口に6回、中に4回出して朝を迎えた――。
「こ、これは……」
イーランに昇天されてそのまま気絶していた『癒』の勇者、ヒトツマ・フーリンは仁王立ちするマーサとその足元に気絶するように横たわる三人の美女を目撃した。
「起きたかフーリン。ふぅ……長い……戦いだった」
マーサはやり遂げた清々しい顔をしていた。
『惑』の勇者、オイラン・イーランの攻略が終わった!
残る偽勇者は二人!『光』の勇者、ネトラレ・オージと『闇』の女勇者、アブノーマル・ピッチだ!
光と闇が交わるとき、悪役令嬢チワの闇の魔力が暴走する!?
『癒』の勇者、ヒトツマ・フーリンの妻、オニヨメ・リコンシターイがオージに寝取られ、フーリンの『癒』の力が覚醒!?
そして、ロイヤルフィアンセーズが乱れ舞う!勇者ユキノ、剣聖イク、拳聖レキ、聖女トモミン、鉄仮面サーフォンがおっぷにを重ねる時、マーサのバナンポが奇跡を起こす!?
次回、最終対決!『○ッチしないと部屋から出られない』
乞うご期待!!
<たまには感想ほしいな……つづく!!>




