「やぁ~見ないで~オシッコが止まらない~!!」『ザマァ王国の悪役令嬢』
「はぁ――ん!!王子様!んぁ――!」
ナナミは何回目かのマーサのバナンポジュースを受け止めた。
「新人……やるわね」
すでに疲れ果てて休憩中のレキは新人メイドナナミの体力に恐れをなす。
「またいっぱいナナミの中に…………」
突如、ナナミが動かなくなる。
「あれ?ナナミ!?」
メイド長トモミンを先頭にロイヤルフィアンセーズがナナミに駆け寄る。
「お、俺、やり過ぎたかな」
バナンポを抜き、焦るマーサ。
だが、マーサがやり過ぎなかったことなどない!
「息はしています。」
イクがナナミのおっぷにに耳を当てる。
突如、マーサの部屋に眩い光が差し込み、女神フレイヤが降臨した!
「私だ!あんたらのエッチ終わるの待ってたら日が暮れたわ!あんたらバカなの!?次から次へと交代して「マーサ~マーサ~」って!!安いハーレム同人誌か!!」
すぐに悪態をつく女神フレイヤ。
ともかく、女神降臨の影響でナナミが動かなくなったようなので安心する。
「で、何の用?」
マーサが固まっているナナミのおっぷにを揉みながら女神フレイヤに聞く。
「あなた、世界を救ってなかったら、すぐにゴブリンに変化させて、バナンポ切り取ってから年中発情期にするところだったわよ……」
「バナンポがないのに年中発情期!?地獄すら生ぬるい!!」
マーサは想像して泡を吹いて倒れた!
「女神様、どのようなご用件で?」
慌てて布団を体に巻きながらレキが聞く。
「そうそう、あなた達『聖シリーズ』の暴走の危険がなくなったから、世界は滅びの道から外れたのだけど、その影響で東の大国『ザマァ王国』の令嬢に、本来あなた達が纏う筈だった『闇の魔力』が宿っちゃって大変なことになっているのよ」
女神フレイヤは小型のモニターを取り出し、電源ボタンを押した。
そこには男を物として扱う悪役令嬢チワの姿が映し出された。
『男は全員奴隷以下よ!文句は言わせないわ!』
国王ゴールデン・ゴールデンを四つん這いにして椅子として扱う悪役令嬢チワの姿があった!
『チワよ……いったいどうしたのだ……』
チワに座られている国王ゴールデンが話す。
『勝手に喋るじゃないわよ!次に椅子が勝手に喋ったら死罪よ!死罪!お~ほっほっほっ!!』
女神フレイヤがモニターの電源を落とす。
驚いた様子でサーフォンが言う。
「東の大国のチワ様と言えば、才色兼備、優雅でエレガントな令嬢の筈!……闇の魔力の影響ですか?」
勇者ユキノが全裸のまま頭の後ろで組み、女神フレイヤに話す。
「で、やっぱりマーサのバナンポ入れて解決?」
「勇者ユキノ、あなたは恥じらいを持ちなさい。まぁ、そうなんだけど、さすがにあなた達の立場では動きづらいから、今回は『商人』に変装して行ってもらうわ!」
女神フレイヤは大きな商人用のカバンを取り出す。
「変装!面白そうでっす!」
トモミンがはしゃぐ。
「悪役令嬢を虜にするついでにコレ売ってきてね」
女神フレイヤは掌に乗せた小さな球体を見せる。
「何ですかそれは?」
レキが覗き込む。
「これはね、こう使うの!」
女神フレイヤは勇者ユキノの秘密の入り口に球体を押し込む。
「んぁ!女神様……何を入れたの?」
ユキノがモジモジする。
「ほら、マーサ。このボタン押してみて」
フレイヤはマーサにボタンのついた小さな機械を投げて渡す。
「ん?このボタンを押せばいいの?」
ポチっ。
ブルル!!
「んぁ――!!だめ!だめ!マーサ!だめ~」
ジョボボ~。
ユキノが大量のオシッコを漏らした。
ユキノの顔がみるみる赤くなる。
女神フレイヤは満足そうに説明をする。
「そうそう。やっぱり女の子は恥ずかしそうな顔が一番そそるわね。これは遠隔操作用バイブレーション。通称『女神の身震い』よ!」
ポチっ!
ブルル!!
「んぁ!!やぁ!また出ちゃう!」
マーサがボタンを押すとユキノが震える。
ポチっ!
「あぁ……止まった」
ユキノがその場にへたり込む。
そんなユキノの前にマーサがボタンを押しそうな雰囲気で近づく。
「ああぁ!押すの!?押さないの!?押すの!?押さないの!?押すの押さない押すの押さない……押さないんかぁ~い!!」
ユキノはマーサの持っているボタンを凝視し、体を揺らしながらツッコミを入れた。
「……楽しい」
マーサは至福の笑顔を見せた。
「効果は分かったわね!じゃノルマ300個ね。サービスであなた達用の『女神の身震い』は入れとくわね。ほい!それと、はいマーサ……彼女達のボタン。じゃ~ね~」
それだけ言うと女神フレイヤは光と共に消え去った。
「あ!あれ?皆さん?」
ナナミの意識が戻った!
ロイヤルフィアンセーズ全員が秘部を押さえながらモジモジしている光景を不思議そうに眺める。
「さん、にー、いち……」
マーサがカウントダウンを始める。
慌ててレキが止めに入る!
「マーサ!待っ……!?」
ポチっ!
『んぁぁぁ――!!ダメ――!!!!』
ジョボボ~!!
「み、皆さん!!?」
滝のようにオシッコを漏らす彼女達を眺めながら、ナナミは(どうしよう?メイドを辞めて故郷に帰ろうかな)と若干本気で思ったのであった……。
『やぁ~見ないで~オシッコが止まらない~!!』
何はともあれザマァ系に手を出したこの物語はひたすら欲望と男の読者満足度1位を目指して、ひた走るのあった!!
勇気ある女性読者様!感想くれたら死ぬほど喜びます!!
<……来るわけないよ……つづく!!>




