「全然入れてくれない!!おかしくなっちゃう!おかしくなっちゃう――!!」『年上残念お姉さんシホン』
魔物が蔓延るこの世界でも、人々が力を合わせ、大きく発展した国や都市はいくつかある。その中でも『剣』で発展した【剣の国】『王都ハラミサガリ』、『魔法』で発展した【魔法大国】『サカナトイッタラマグロ共和国』
、さらには『宗教』の力で発展した【フレイヤ教会教皇領】『ダークナース教皇国家』もその一つである――。
「マーサさん……お久しぶりです」
城の大浴場で朝風呂に入っている幼なじみレキを覗いた帰りの通路で懐かしい顔と対面する。
彼女こそ最初の一章でしか登場しないが、マーサにスキル『AV男優』のお告げを伝えた超重要人物!スタイル抜群!年上お姉さん!シスターシホンその人である!
「シホタ……シホンさん!?」
マーサは心の中で『シホタン』と呼んでいる。
しかし、マーサの生まれ故郷『ナカオチタン』村の唯一の聖堂『ノウコウホルモン』聖堂のシスターがなぜ、こんなところに!?
「グゥ……。あ、すいません」
なぜか村の事を考えるとお腹がなる。
ハラミサガリ王国七不思議の一つだが、今はどうでもいい。
「実は今度、シスターの昇進試験があるの」
「そんなのあるんだ!『シスター』も昇進すると『聖女』になれるの?」
「いえいえ、『聖女』は国に一人だけしかなれませんわ。今は(辞退しているけど)トモミン様がいるので。私達は昇進すると『ダークナース』になれるんです」
「ダークナース!!!!」
とても魅惑のワードだ!つい、大声で叫んでしまう!
「その昇進試験を受けるための『証』が必要なんだけど、それが『王族への回復魔法行為』なの。マーサさん今、第一王子でしょ。それで、協力してほしいなと思って……」
「いいよ!いいよ!いくらでも回復して!」
「ありがとう。あの貧しい村からいきなり王子様になったって聞いて、とてもビックリしたわ。スキル『えーびゅーだんゆぅー』って、やっぱりすごかったのね」
シホンは羨望の眼差しをマーサへ向ける。
「うん。なんか、すごかったよ」
スキル『AV男優』は違った意味ですごかった!
「じゃ、ちょっと回復するね。天より見守る女神フレイヤ様よ――。我に生命の輝きを取り戻させん――。絶頂!!」
シスターシホンの両手が光り、マーサに向ける。
「……?」
しかし、特に何も起こらない。
「……あれ?回復しない……」
シホンは胸の谷間から名刺サイズの紙を取り出し確認する。どうやら王族への回復ミッションが成功すると紙に『証』が刻まれるようだ。
「あれ?マーサと……え!?え!?シホ姉ぇ!?私の部屋の前で何をしてるの!?」
お風呂上がりのレキがバスローブ姿で歩いてきた。大浴場からレキの部屋までは近いため、ラフな格好でいることが多いのだ。
レキは幼い頃、両親が毎日のように聖堂に通っていたので、遊んでもらった年上のシホンを姉のように慕っていた!
「れ、レキちゃん!久しぶり!!あ、それがね……」
シホンはレキに経緯を説明した。
「なるほど!マーサはバカだから、常に自動回復魔法が発動していて体力MAXだからじゃない?きっと、体力がマイナスの時に回復しないと意味ないのよ!」
「バカは余計じゃない?」
「なるほど!さすがレキちゃん!」
シホンがレキを抱き寄せ、胸の谷間にうずめる。
「く、くるしぃ……」
レキは息が出来ない!
「羨ましい!俺は窒息死してもかまわないよ!」
バカは死なない!バカだから!
「あらあら、ごめんなさい。今はお姫様よね。昔のようにしちゃってごめんね」
レキがシホンの胸の谷間から脱出する。
「ぷはっ!だ、大丈夫だよ!昔みたいに『レキちゃん』と呼んでください!」
マーサは「……レキちゃん」と呼んでみる。
「なんであんたが呼ぶのよ――!!ま、いいけどさ……」
怒ったり照れたり忙しい。
「あらあら、二人とも仲がいいことで、昔から変わらないわね」
「昔も今も仲良くありません!!」
「え?レキちゃん、「大きくなったらマーサのお嫁さんになるんだぁ~」って言ってじゃない」
「わ――!!!!!!」
レキはシホンの口を慌てて押さえる!
「れ、レキ!大声出しすぎ!も~、レキの部屋に入るぞ!シホンさんもどうぞ!」
マーサはレキの部屋のドアを開けて、シスターシホンを招き入れる。
「ちょ、ちょっと勝手に入らないでよね!!」
レキもマーサの後に部屋に入る。
「あらあら~。やっぱり、レキちゃん昔からマーサさんの事を好きだったのね~」
机の上に立て掛けてある昔のマーサの写真を指差す。
「キャ――!!」
慌てて写真立てを倒す。
「そ、そんなことよりシホ姉ぇ!こいつ、疲れたことないわよ!」
マーサを指差す。
「失礼な!俺だって疲れる時は疲れるぞ!」
「え!いつですか!?いつ疲れるのですか!?」
シホンがマーサの両手を握り、興奮したようすで尋ねる。
「え……あの……唯一ぐったりするのは精魂液を出し尽くした時かな……」
ド直球のセクハラ!逆にそれが清々しい!
「マーサのアホ――!!死ね――!!変態――!!」
マーサをポカポカ叩く。
「それよ!」
「それよ!」ではない!シホンは『年上天然残念シスター』だった!
『……え!?』
マーサとレキの『え!?』がハモった。
「私はどうしてもマーサさんを回復させないといけないの!お願い、レキちゃんも協力して!」
レキの両手に自分の両手を合わせ懇願する。
「え!?ま、まぁ……シホ姉ぇの頼みだったら……」
まさかの承諾!
「……マジ?」
あまりの出来事に固まるマーサ。
【レキの部屋 ベッドの上】
マーサは裸にされ、両手両足を絞られたうえで目隠しもされ、ベッドの上で横たわる。
「……これはいったい」
「あんたは黙ってシホ姉ぇのために出すの!」
バスローブをゆっくり脱いでベッドに座る。
「よ、よろしくお願いします!」
年上のシホンは余裕がなく、慌てた素振りを見せる。
「では、私はマーサにキスするので、シホ姉ぇはマーサのだらしない塊を舐めたり擦ったりしてね」
そういうと、ベッドで仰向けで横たわるマーサに覆い被さりキスをする。
「だらしない塊って……んぐっ」
マーサの『だらしない塊』がレキのキスで目を覚ます。
「マーサ……ちゅ。早く出して上げてね……ちゅ」
「お、おう……」
思考が追い付かないが、すごいことが起ころうとしている。
「で、では!!ズボンを脱がします!!……き、キャ――!!お、大きい!?え!え!?これ、普通、こんなに大きくなるものなんですか!?私、初めてで……」
マーサのあまりに大きいバナンポに驚きを隠せない!
「それはこいつが特別アホなだけです。気にしないでください」
「特別アホって……んぐぐぅ……」
すぐにレキに唇を塞がれる。
「そ、そうなの!?じゃ、舐めてみます」
シホンはマーサのバナンポを熱心に舐めはじめた。
「んっ!んぐっ!んはっ!(すごい大きい……。でも、年上の私ががんばらなきゃ!)」
「あぁ!シホタンに舐めて貰えるなんて――!?出るぅ――!!」
我慢できずに大量発射!
ドビュ!ドビュビュビュ――!!
「あぁ――!!熱い……そして、すごい量……んぐっ!んぐっ!……飲んでも飲んでも飲みきれないわ……。でも、これでやっと回復できる……」
「まだまだ――!」
マーサのバナンポがアホみたいに大きくなる!
「嘘――!?さっきより大きくなってない!?」
「あの……シホ姉ぇ……言いづらいのだけど、マーサは30回くらい出さないとぐったりしないバカなんです……。しかも、出す毎に少しずつこれ(バナンポ)大きくなります」
さらに大きくなったバナンポをツンツンする。
「え?……え――!!!!」
驚きの表情をレキとさらに大きくなったバナンポに向ける。
「我慢できるか――!!」
マーサは縛られていた縄を振りほどき、シホンに襲いかかった!
「キャ――!!」
「えっ!?えっ!?」
レキとシホンは並んでベッドに寝かされる。
「あ、あの――!私、初めてで……」
シホン、ピンチ!!
「わ、私はともかく!シホ姉ぇには優しくしなさいよ!」
レキとシホンが同時に目をつむった。
「わかった!任せとけ!!」
なにが「わかった!」なのか、マーサはレキとシホンに覆い被さった!
マーサがレキを舐める!!
……どうせすぐにおっぷにを舐めるはず……。
……え!?脇!?あぁ~ん!私、脇の下ダメなの――!!
マーサがシホンに迫る!
……あ、マーサさんの手が私の大事なとこに……来ない!?
……やん!太ももをサワサワ触らないで――!!
すぐさま、レキの方へ移動する!
……ああ!足を広げられて(入れられ――ない!?)
……あん!そこ舐めないで!舌を奥まで――!い、イ……けない!そんな……あぁ――!」
マーサはすぐにレキの秘密の花園から太ももへと舌を移動する!
次はシホンを攻める!
……ちゅ……あぁ……マーサさんとキス……あぁ――!!(入ってきた――!!)これ、ダメなやつ!イク!イク!イ……けない!?
マーサはすぐにシホンからバナンポを抜き、レキの口へバナンポを入れる。
……んぐぐ~(入れてほしいのに~)。
シホンの息づかいが荒い!
……はぁ……はぁ……(もう、終わり?もっと入れてほしい……)。
マーサは「優しく」の意味を勘違いして、レキとシホンに特殊スキル『寸止め地獄』を発動してしまった!!
さすがマーサ!生きる勘違い!
「はぁ……はぁ……。よし!だいぶ体力を消費できたよ!終わりにしよう!シホンさん!回復お願いします!」
あれからマーサはレキとシホンに五時間にもわたり寸止めを繰り返した!
それを聞いたレキは発狂した!
「あぁ――!!全然入れてくれない!!おかしくなっちゃう!おかしくなっちゃう――!!」
シホンも、おかしくなった!
「はぁ――!!気持ちいいのイケない!!!焦らしちゃ……いや――!!」
二人は悶えすぎて我を忘れていた!
「あ、あれ?」
マーサは、やっと間違いに気づいた!
マーサはレキに入れてあげる。
ドゥプン!
「やっと、き……たぁ――!!!!んぁ――!!!!」
すぐに絶頂を迎える。
「マーサさん!私も!私も!」
いろいろ垂らしながら、だらしなくマーサに懇願する。
「う、うん……」
マーサはシホンに後ろから入れてお尻を叩いた。
ズゥン!!
「んぁ――!!もっと叩いて!!バシバシ!もっと!バシバシ!あぁ――!!」
いろいろなものに解放された二人は獣のようにマーサを求め続けた――。
「あぁ――!!あぁ――!!」
レキは狂ったように叫んだ!
「んぁぁ――!!いぃ――!!!!」
シホンは初めての快感に我を忘れた!
さらに五時間後――
「天より見守る女神フレイヤ様よ――。我に生命の輝きを取り戻させん――。絶頂!!」
「か、回復しました~」
ベッドで干からびているマーサがつぶやいた。
「ご、ごめん!でも、あんただって悪いんだからね!」
我に返ったレキはマーサを絞りすぎたことに反省する。
「わ、私も……あの、こんなこと初めてで……だらしないとこ見せて、ごめんなさい」
裸のままベッドの上でマーサに土下座する。
「大丈夫で~す」
体はまだ動かないが、バナンポだけ元気に反応する。
「恥ついでに、頼みごとがあるのですが、昇進試験についてきていただけないでしょうか?」
シホンがマーサに頭を下げる。
「昇進試験って、あの『フレイヤ教会の大元』のダークナース教皇領?」
レキが裸のまま枕を抱き抱え聞き直す。
「はい、私、ハラミサガリを出たことがなくて、心配で……」
ガラガラガラ――!!
「勇者!降臨!!……あれ?お邪魔だったかな?」
突然、窓ガラスが開いて勇者ユキノが現れる!
窓に足をかけ、ミニスカートから覗くゴールドのサテンショーツが眩しい!
「キャ――!!」
シホンは慌てて裸を布団で隠す。
「あいかわらず神出鬼没ですね。ユキノ様……」
レキは慣れっこだった!
「レキ!また私に隠れてエッチなことして!それはそうと、彼女は新しい仲間か?」
ユキノは顔を真っ赤にして布団にくるまっているシホンを指差す。
「彼女は私とマーサの故郷の村のシスターです!」
「シスター……」
シスターあるまじき姿のシスターシホン!
「す、すみません!!すぐに着替えますので!!」
シホンは慌てて服を探した。
「……と、いうことなんです」
シホンは身振り手振りをしながら、これまでの経緯をユキノに説明した。
「んぐ!んぐ!ぷはっ!ごちそうさまでした」
「う、うん……」
シホンの説明をマーサのバナンポを咥えながら聞いていたユキノがごちそうさました。
「じゃ、みんなで行くか『ダークナース教皇領』」
ユキノのリーダーシップはSランクだ!
「またみんなと旅が出来ますね!」
レキは大喜びだ!
勇者ユキノ……勇者の称号を持つ唯一無二の存在。『けもみみ』と『しっぽ』を愛する自称獣人族。額の『勇者紋』が光ると伝説の装備を装着する変身少女。
拳聖レキ……マーサの幼なじみ。その拳で砕けないものはない!
剣聖イク……喋る聖剣ゼックスカリパを託された剣の達人。聖剣ゼクスにそそのかされて毎回、変態行為を余儀なくされる。
聖女トモミン……マーサに買われた元奴隷のハーフエルフ。現、正聖女&マーサ専属メイド長。歌うことで様々な効果を発揮する『支援魔法』の使い手。主食はバナナみたいな果物『バナンポ』。
鉄仮面サーフォン……愛魚女魔法女学園首席の淑女。絶対防御『鉄仮面』でどんな攻撃も無効化してしまう。
シスターシホン……マーサの生まれ故郷のシスター。おっちょこちょいな天然、残念お姉さん。
そして、主人公マーサ!……スキルAV男優を授かった転生サラリーマン。ただの変態。
そして冒険は新たな物語へと進むのであった――!!
「シホ姉ぇ……スカート履き忘れて、シースルーのショーツ丸見えですよ」
「キ……キャァ――!!」
「…………」
マーサはシホたんのシースルーショーツを目に焼き付けた!
<つづく!>




