「あん!やっぱり、恥ずかしいです……」『鉄格子と四つのお尻』
【前回までのあらすじ】
初代魔王と二代目魔王の間に出来た赤ちゃんに頭をポカポカ叩かれたら、マーサとレキの魂が入れ替わっちゃった!
ロイヤルフィアンセーズの力でマーサ(中身レキ)の風邪は治ったけど、魂を戻す方法がわからないぞ!困ったね!
【ハラミサガリ城 マルチョウ大庭園】
「は……は……ハクション!」
大庭園でくつろぐマーサ(中身レキ)がくしゃみをすると、その勢いは最上位風魔法サイクロンとなり、大庭園を吹き飛ばす!
ズババスバ――ン!!バリバリバリ――!!
「え!?え!?え――!!?」
通りすがりの王が悲鳴を上げた!
「ぎゃ――!!ワシの自慢の大庭園が――!!」
王はマーサ(中身レキ)を危険人物とし、牢獄に閉じ込めてしまった!
【牢獄】
「マーサよ、反省するまで出てはならぬぞ。イク騎士団長、しっかり見張っておくのじゃぞ!」
王はそう言うと、長い階段を上がり去っていった。
「マーサ殿……あ、今は中身がレキ殿でしたな。王もそんなに怒ってはいません。すぐに許してもらえると思います。しばし我慢しましょう」
イクは牢屋に入れられたマーサに悲しい顔を向ける。
「え~ん!イク様~、マーサの体、魔力が多すぎて制御できないの~」
体育座りで泣くマーサ(中身レキ)を不謹慎にもかわいいと思ってしまう。
「確かトモミン殿がおっしゃっておられたが、マーサ殿の魔力のほとんどがバナンポジュース精製に使われているらしく、それが本来のマーサ殿の力なんでしょうね」
マーサは有り余る魔力は全てエッチなことに使っているが、逆に定期的に出さないと魔力暴走を起こしてしまうのだ!
「どうしようイク様!体が熱い!また暴走しちゃいそう!」
マーサ(中身レキ)の体から七色の魔力が漏れる!
「いけません!ここで暴走したら、さすがに王も許さないでしょう!」
「でも、ど~したら……」
泣いているマーサ(中身レキ)に騎士団長イクが決死のアイデアを告げる!
「出しましょう!」
「へ?」
「バナンポジュースを出せば、収まるはずです!手伝います!」
イクは真面目に言った!
そうだ!それしかない!
マーサ(中身レキ)も真摯な態度のイクの提案を無下にすることは絶対にできないと思い、ズボンとパンツを恥ずかしそうに脱ぎ、牢屋の檻の隙間からバナンポを突き出した!
「お、お願いします……イク様」
そそりたつバナンポ!
魔力制御のできないレキだが、自身の魔力がバナンポに集中しているのがわかる。
「お、大きい……では、失礼して咥えてみます」
イクは自分の顔に影を落とす巨大バナンポを丁寧に舐め始めた。
「あん!やっぱり、恥ずかしいです……」
「ん!!レロ……あ~ハグゥ……大きい……」
懸命にバナンポに立ち向かうイク!
「やぁ~ん!イク様!気持ちぃ……ああ――!!」
レキは我慢の仕方がわからず、大量のバナンポジュースをイクの顔にぶちまける!
ズゥバァ――ン!!
「きゃぁ――!!」
顔にパックをしたかのように真っ白になるイク!
「す、すいません――!!」
謝るマーサ(中身レキ)だが、その反面、バナンポは以前、巨大な姿を保っていた!
「まだ、足りないようですね……」
イクは顔のバナンポジュースを舐めながらそう言うと、スカートをたくしあげ、縞々ショーツをゆっくりと脱いだ。
「い、イク様!?」
鉄格子を両手で持つマーサ(中身レキ)のバナンポにイクのお尻が近づいてくる!
「私が動くので、マーサ殿はそのまま鉄格子を握っていてくださ……いっ!!」
イクは勢いよく自身にバナンポを押し入れる!
「ああ!大きい!!んぁ!はぁ!んはっ!」
イクは激しくお尻を鉄格子に打ち付けた!
「イク様!あん!激し!やん!出ちゃう!また出ちゃう!!」
ドゥパァドパ――!!
「はうっ!!お腹の中が熱い!!」
全身で受け止めるイク!
「イク様!まだ出ます!!」
「え!?はぁ――ん!!溢れる!溢れちゃう!」
イクからバナンポジュースが溢れ出す!
「はぁ……はぁ……これで……」
その場に崩れ落ちたイクの顔に……再び巨大バナンポの影が落ちる!
「う……そ……あれだけ出して……」
「すいません!すいません!」
謝るマーサ(中身レキ)だったが、反面、バナンポは迫力を増していた!
「そん……な……」
呆然とするイクだったが、階段の上の扉が開き、救いの声がする!
「イク!待たせたわね!!」
現れたのは勇者ユキノ、聖女トモミン、鉄仮面サーフォンだ!
「話しは王から聞きました。今、マーサ様「外見レキ」が王の説得をしています!」
サーフォンが駆け寄る!
「まずいでっす!ご主人様のバナンポが魔力暴走おきそうでっす!急ぐでっす!」
トモミンがすぐさまバナンポ鑑定を行う!
「よし!やるぞ!」
ユキノの合図で三人はスカートをたくしあげ、ショーツを脱ぐ!
やることは同じだ!
「わ、私も!まだ出来ます!」
フラフラのイクも立ち上がる!
「み、みんな……」
仲間の優しさに涙を流すマーサ(中身レキ)。
「よし!好きなとこから入れていいぞ!」
鉄格子にユキノ、イク、トモミン、サーフォンのお尻が並ぶ!
マーサ(中身レキ)はみんなの思いを胸に順番に出していった……。
「かはっ!大きい!!あう!ああ!息ができない~!!」
……ユキノ様!出します!
ドバドバドバ~ン!!
「奥に!奥に当たる!だめぇ~ん!!」
……イク様!すみません!出ます!
ドップドップドププ~!!
「やん!ご主人様ぁ!広がっちゃいまっす~!!」
……トモミン、ごめん!また出ちゃう!!
ビュ!ビュ!ビュルル~!!
「あ――!!マーサさ……ま……んんん!!」
……ああ!サーフォン!!違うのも出ちゃう!!
ゴプッ!ゴボッ!!ジョボボ~!!
崩れ落ちる四人!!
「すいません!すいません!」
ひたすら謝るマーサ(中身レキ)だが、以前バナンポは健在だ!!
「まだまだ――!!」
勇者ユキノが立ち上がる!
「マーサ殿の……ために!!」
不屈の精神の剣聖イクも立ち上がる!
「ごちゅじん……さ……ま」
聖女トモミンも鉄格子に手をかけながら立ち上がる!
「マーサ様は私が……助ける!」
鉄仮面サーフォンも膝に手を掛け立ち上がる!
ビュルル~!ゴバッ!ドッパァ~ん!!
『あっはぁ――ん!!』
『まだまだ――!!』
ロイヤルフィアンセーズは何度でも立ち上がる!
そう、何度でも!!
【数分後】
「もう!今度、マーサを牢屋に入れたら絶交よ!絶交!!」
「ごめんよレキちゃん~。もうしないよ~」
レキ(中身マーサ)がレキの真似をしながら王を連れてきた!
「こ、これは……!?」
白く濁った液に浸かりながら横たわるロイヤルフィアンセーズの面々に王は目を丸くした!
【治療室】
「あんた達、よく我慢したわね」
運ばれたロイヤルフィアンセーズの前に赤ん坊を抱いた女神フレイヤが現れた。
「女神フレイヤ!元に戻る方法がわかったの!?」
レキ(中身マーサ)が横たわる彼女達の看病をしながら聞く。
「ええ……簡単だったわ」
そう言うと、赤ん坊にマーサとレキの頭をポカポカ叩かせる。
「痛てっ!」
マーサは「もう、いきなり~」と言いながら頭をおさえる。
「きゃ!」
レキも頭をおさえる……戻った!
「ええ!?そんな……簡単に……」
今までの苦労はなんだったんだろう……レキは頭を抱えた。
「ん~♪ん~♪ホントにヤバ!!ぁ……あ……でっ!!」
その後、女神フレイヤの支援魔法『「え?……あ!出ちゃう?ん……別にいいじゃん……」と言ってお風呂場で俺のモノから口を離さない先輩』によりロイヤルフィアンセーズは全回復した。
「ん~!女神フレイヤ様の魔法は効くな~!ムラムラする!!」
伸びをしながらユキノが言う。
「あんた達、あれだけしてまだ足りないの?」
「お、俺はまだ何もしてない!!」
呆れる女神フレイヤにレキと入れ替わっていたマーサが嘆く。
「男の子って、出さないと辛いのね……。今度から……してあげるね」
恥ずかしそうにマーサに告げる。
レキが男の子の気持ちを少し理解する。
「ほ、ほんと!?」
直ぐ様、バナンポをボロン!と出す。
「今じゃないでしょ!」
レキはマーサのバナンポをペシッ!と叩いた。
「いてっ!」
「全く、私は赤ちゃんをノートに返してくるから、ゆっくり休んでいなさいよ」
帰ろうとする女神フレイヤにトモミンが赤ちゃんを奪い取った!
「トモミンも入れ替わってみたいでっす!」
トモミンは一度でいいから巨乳になりたかったのだ!
「え!?トモミン?トモミン!?トモミ~ン!!?」
イクに迫りくるトモミンと赤ちゃん!!
<後半へつづく!>




