「ほら!気絶してないで、出してもらったらキレイにお掃除しなきゃダメでしょ!」『いじめっこトモミン』
【エルフ里長 ツリーハウス】
「遅くなりましたが、全員揃いました」
勇者ユキノがエルフ里長に一礼する。
ようやく全員ツリーハウスへたどり着いた!
依頼主へ王都の使者として恥のないよう格式を重んじた挨拶を行う。
「王都ハラミサガリ第一王子マーサのフィアンセ、勇者パーティー『ロイヤルフィアンセーズ』ファースト……拳聖レキ」
片ひざをつき、エルフ里長に頭を下げる。
「王都ハラミサガリ騎士団長、勇者パーティー『ロイヤルフィアンセーズ』セカンド……剣聖イク」
同じく片ひざをつき、エルフ里長に頭を下げる。
「王都ハラミサガリ第一王子マーサ専属メイド長、勇者パーティー『ロイヤルフィアンセーズ』サード……正聖女トモミン」
剣聖イクの後で片ひざをつく。
「勇者パーティー『ロイヤルフィアンセー』フォース……勇者ユキノ」
イクとレキの前に出て片ひざをつき、頭を下げる。
「サカナトイッタラマグロ共和国愛魚女魔法女学園主席、勇者パーティー『ロイヤルフィアンセーズ』フィフス……鉄仮面サーフォン」
レキの後で片ひざをつく。
「そして俺、王都ハラミサガリ第一王子、勇者パーティー『ロイヤルフィアンセーズ』ロイヤル……マーサ、王の勅命を受け、ここに参上つかまつる!」
バァ――ン!!
五人を前に従え、最後にマーサが片ひざをつき、全員、マーサの声に合わせ顔を上げる!
「……よく、あれだけの痴態晒しておいて、そんなビシッと挨拶できるね……感心通り越して恐怖しかないよ……怖いよ……」
ギャップの差が『ドラゴンとゴブリン』だ!
「で、救援要望とは?」
マーサはキリッ!っとした顔で尋ねる!
AB型は動じない!
「まぁ、あなた達なら逆にエルフの森を救ってくれるかもね……。」
めったに使わない『逆に』を使って諦め半分のエルフ里長。
「実は、森の外れに『ノーク』というエルフが住んでいるのだが、こいつが何やら新しい魔王軍の新四天王になったらしくてな……」
困った顔を皆に見せる。
「『ノーク』って、あのお金大好きで、くノ一目指してる『残念ノーク』ですか!?」
どうやらトモミンの友達らしい。
「そうよ……。昔から貧乏だけどくノ一に憧れて……同族から魔王軍に入るとは……幸い、まだ他のエルフには知られていなくてな。それで、王都ハラミサガリに依頼したのよ」
「わかりました!ノークは私が説得します!」
「トモミン大丈夫なの?そのノークって子、お友達でしょ」
「そんなに仲良くないので大丈夫です!」
そんなに仲良くなかった!
「では、『ロイヤルフィアンセーズ』初任務だ!いくぞ!」
ユキノの掛け声で、全員立ち上がった!
『お――!!』
【エルフの森 端っこ】
「この辺は木がやけに枯れていますね」
枯れている木の幹に手を添えるサーフォンにトモミンが説明をする。
「エルフの森は中央の世界樹の木を守りながら繁栄してきたのですけど、端っこには世界樹の恩恵が受けられないのでっす。ノークの家もボロボロで……昔は『ごみ捨て場』とか『ボロ雑巾』とかひどいアダ名をつけられた時も……」
「なにそれ!?ノーク、かわいそう!」
レキがトモミンの方を見ながら悲しい顔をする。
『お前がそれをいうかぁ――!!』
突如、森の中に声が響き渡る!
「ねぇ、あそこじゃない?」
レキが指を差した先の大木に『下手くそな木の絵が書かれた布』で全身を隠している人影を見つける!
「うむ!独特な感性だな!」
ユキノは感心する。
そうだ!絵に『上手いも』『下手』もない!あるのは『感性』だけだ!ユキノは教師に向いていた!
「ノーク!」
トモミンが呼びかける。
「……『いじめっこトモミン』か!何のようだ!」
感性の高い木の絵が書かれた布を下ろし、胸元が大きく開き、大胆なスリットが入った着物姿の女の子が姿を現す!
「……トモミン、いじめっこだったの?」
マーサがトモミンを見る。
普段とのギャップに驚きが隠せない。
「ち、違うでっす!ノークは貧乏だったから、『床に落ちたパン』とか『ボロボロになった服』とかを恵んであげただけでっす!」
あからさまに慌てる!
「……そのせいで『ごみ捨て場』とか『ボロ雑巾』ってアダ名がついたんじゃない?」
レキがトモミンの方へ悲しい顔を向ける。
「……はっ!?」
図星!
「ノークとやら、魔王軍新四天王になったというのは本当か!?」
イクは聖剣ゼックスカリパの鞘に手を掛ける。
「そうさ!就活に失敗続きだった私をあの方は拾ってくれた……しかも、月給一万ノーエッチもいただける!あの方に私は全力で尽くす!!だから、私はお前達の敵だ!臨時報酬貰うぞ~!やぁ!!」
ノークは手裏剣を投げてきた!
「危ない!『鉄仮面』!!」
サーフォンは味方の前に出て体を鋼鉄化させ、手裏剣を弾く!
カキン!カキン!カキン!
「やはり話してもムダか!いくぞ!みんな!」
ユキノが両脇の刀に手を掛ける!
「任せてください!」
聖剣ゼックスカリパを構える!
「仕方ないわね……」
拳を構え、ファイティングポーズをとる!
「多勢に無勢!分身の術!」
ドロン!
白煙と共に何十人ものノークが出現する!
「くっ!数が多い!」
ユキノが何人ものノークを相手にする。
「ユキノ様!」
ユキノに加勢に行きたいが、こちらも数人のノークに囲まれる!
「集まりましょう!」
レキはユキノ目掛けて走り出す!
ユキノ、イク、レキ、互いに背後を取られないように背を合わせる!
三人のまわりを分身ノークが輪になって囲む!
「ふっ……本命はこっちだ!」
本体のノークがマーサを指差す!
マーサのまわりには五人のノークが、はだけた浴衣からおっぷにを出し誘惑していた!
「おお!おぉ~」
簡単に誘惑されるマーサ!
おっぷには多いほうがいい!当たり前だ!
「奥義!お色気の術!男を取ればお前達に勝ち目はない!」
「あっはっは!」と笑いながら勝ち誇る。
「これがNTR(寝取られ)……」
トモミンがガックリ膝をつく!
「トモミンさん!」
サーフォンが膝をつくトモミンを気遣う。
「大丈夫よトモミン!マーサは大人数は慣れているから動じてないわ!」
レキが数人のノークに囲まれながらも、大声でトモミンを励ます。
「……なに!?」
確かにおっぷにを出すだけの偽ノーク達にマーサのバナンポは平静を装っていた!マーサは本物にしか反応しない!違いのわかる男!マーサ!
「ご主人様!一生ついていきます!究極支援魔法『いじめられてきたクラスの女リーダーを催眠で『ざまぁ』する』!ほらぁ~俺の言うことが聞けないのかぁ~とっとと口を開けろぉ~♪」
トモミンの究極魔法は敵の攻撃を無力化する!
『ああぁ~体が口を大きく開けた状態から動かない~!!』
偽ノーク達は身動きが取れないまま口から涎を垂らす!
「ノーク!」
パシッ!
トモミンがノークの顔に平手打ちをする!
「くっ!お前がいじめっこのクセに!」
「ノーク……見なさい!!」
トモミンはノークの目の前でマーサのズボンを下ろし、マーサのバナンポを咥えはじめた。
※スキル『年齢制限』発動!トモミンの口元を絶妙な角度で木に刺さった手裏剣で隠す!
「んっ!んっ!んっ!」
一心不乱にバナンポを咥える。
「え?え?え?……どゆこと?」
動揺するノーク。
「と、トモミン!?」
サーフォンが止めに入る!
「まぁ、待て」
サーフォンを制するユキノ。
ユキノにはトモミンの考えがわかったようだ。
「はぅ!!そんな!おふぅ!出ちゃう!」
常に何も考えていない男、マーサ!
「ん――!!……ごくん。……ノーク、私のステータスを見て」
「何を言って……!?一万ノーエッチ振り込みだと!!なぜだ!?」
女神銀行の振込みスピードは業界No.1と呼び声が高い!
「女神のご加護で、ご主人様が出すと一万ノーエッチ振り込まれるの」
トモミンは唇に残ったバナンポジュースをペロッと舐めながら話す。
「なぜだ!!」
膝をつくノーク!
本当にね!
「ご主人様が……すごいからよ!」
恋は盲目という言葉を考えた人は天才だ。
「そ、そうよ!マーサ様はすごいのよ!」
賛同するサーフォンの肩にユキノが手を添える。
「はっはっは!そういうことだ!ノーク!」
「そんな……私は月給で一万ノーエッチなのに」
その場で崩れ落ちるノーク。
「ご主人様……ノークを雇うことはできないでしょうか……」
マーサに懇願する。
「……ふぅ、マーサ、私はいいわよ」
ロイヤルフィアンセーズ、ファーストのレキが空気を呼んで承認する。
「くの一……殿様っぽい!採用!」
採用基準は『エロいか?』のみ!
「トモミン……」
「親の病気のお金……必要なんでしょ」
トモミンは昔からノークを気にかけていた。落ちたパンもあげたのも、本当は落としたわけではなく、ノークにあげやすいようについた嘘だった。
ボロボロの服も、ノークが貰いやすいようにわざとボロボロにしてあげていたのだ。
「ほら、立って!やり方教えてあげるから」
トモミンはノークの腕を取り、無理やり座らせるとマーサのバナンポをノークの口に押し込む!
ズポォ!
「んん――――!!!!?」
(みんなが見ている前で男のモノを咥えるなんてぇ~)
「仕方ないわね……ほら、奥まで咥えたらしばらく動かないでバナンポを温めるのよ」
レキ先生もレクチャーし始めた!
「舌を伸ばせば涎も多くでるぞ!」
イク先生も経験から適切なアドバイスをノークへ送る。
「はっはっは!息は鼻でするんだぞ!」
ユキノ先生が苦しそうなノークにアドバイスをする。
先輩方のアドバイスがすごい!
「あ、あの!自分のおっぷにを揉むとろを見せるとマーサ様は喜びます!」
真面目なサーフォンがまさかのアドバイスをする!
「なに!そうなのか!?」
ユキノ先生は知らなかった!
「それは本当か!」
イクは、いいこと聞いた!
マーサは咥えるノークに集まる彼女達に見上げられながら「……本当です」と答えた。
正解だった!
「サーフォン……あなたやるわね」
レキ先生が新参者のサーフォンに恐れをなした!
「最後は喉の奥で受け止めるですよ」
ジュル!ジュル!ジュルル~!!
トモミンがノークの頭を押さえる。
「んぐぅ――!」
※スキル『年齢制限』は『これは無理やりじゃなくてアドバイスだ!』と理解する!
ユキノが「そろそろだな。みんな、手伝おう」と全員でノークの頭を押さえた。
ジュル!ジュル!ジュルル~!!
『せ~の!』
「んぶぅ――――!!!!????」
ノークの顔がマーサの下半身に押し付けられる!
「あふぅ!」
びゅびゅびゅぅ~!!
マーサは遠慮なく喉奧に放出した!
「んぐぅ……んぐぅ……こくん」
(こいつ!みんなの前で私の口に出しやがったぁ~!!……でも、これで、一万ノーエッチ……私にも……できるかも)
みんなに背中(顔?)を押されマーサの忍びとして生きることを決めた『くの一ノーク』
母親の薬代は毎月三万ノーエッチと高額だが、『……これなら、やっていけるかも』と飲みきれなかったバナンポジュースを顔中に受けながら、薄れゆく意識の中でも希望を見いだしていた……。
ピシッ!ピシッ!
「ほら!気絶してないで、出してもらったらキレイにお掃除しなきゃダメでしょ!」
ピシッ!ピシッ!
気絶したノークの頬をピシピシ叩くトモミンであった……。
「……いじめっこトモミン」
マーサは、つぶやいた。
「お掃除……します。ペロペロ……」
(お掃除しなきゃ……また……出してもらえるように……)
くノ一ノークがマーサ達の仲間になった!
<めでたし、めでたし(?)……つづく!>




