「きゃ――!顔にかかった――!!」『これぞ型破り!夢のマニアック対決!袋とじ小説つき』
【王都ハラミサガリ ホル門】
「はぁ~、やっと王都まで辿りついたわ……」
元魔王軍四天王アマルルは同じく元魔王軍四天王のコスプレイーヤと共に新魔王に支えるべく王都まで遥々《はるばる》やってきたのだ!
「よし!アマルル!さっそく新魔王軍に加勢しましょう!」
「早く四天王に返り咲くわよ!ん?あっちが何やら騒がしわ!行ってみましょう!」
二人は走り出した。
【ロース広場】
「私が新魔王軍四天王マニアークだ!」
黒いマントを脱ぐとニットワンピースの胸の部分に穴が空いていて『おっぷに』を丸出しにしたお姉さんが登場した!
「おお!丸出し!」
マーサが食いつく!
「ちょっと!見ちゃダメよ!」
レキがマーサの目を両手で隠す!
「うふふふ。あまりのマニアックな姿に直視できないでしょ!私はこのマニアックの力で四天王まで登り詰めた女!マニアックなら誰にも負けないわ!」
手を『おっぷに』の下で組み、ゆっさゆっさ揺らす。
「新魔王軍はマニアックだと四天王になれるのか!……興味深い」
興味津々のユキノにイクが止めに入る。
「ユキノ様……興味を持たないでください」
「さらに後は背中丸見えよ!!童貞は目を閉じなさい!死ぬわよ!お~ほっほっほ!!」
大胆に開いた背中を見せつける!
そんなマニアークに後方から野次が飛んできた!
「そんなのはマニアックじゃないわ!ただの痴女よ!!」
「だ、誰だ!!」
後ろを振り向く。
「黙って聞いてりゃ、あんた!コスプレ舐めんじゃないわよ!!」
そこには怒り心頭のコスプレイーヤが立っていた!
「ちょ、ちょっと!コスプレイーヤ!」
アマルルはなぜか怒っているコスプレイーヤに戸惑う。
「誰かと思えば、旧魔王軍の四天王達じゃないか。確か今はただの『兵長』だろ?新四天王の私に意見するんじゃないわよ!」
「あんたのはただの『ひとりハロウィンパーティー』よ!あなたなんかより、勇者達の方がよっぽどマニアックだわ!!」
コスプレイーヤは勇者パーティーを指差す!
「なんだと!!?あいつらのどこがマニアックなんだ!!言ってみろ!!」
マニアークは怒り狂う!
「例えばあの剣士の下着!お尻の方は縞々なのに、前は純白よ!小さなリボンもついてる!前と後、両方楽しめるわ!」
「こ、これはマーサ殿が喜ぶかと思って……」
スカートを両手で押さえ、恥ずかしそうな剣聖イク!
「大好物!」
大声を出すマーサをレキがポカッと叩く。
「あんたは黙ってなさい……」
「マニアック!」
マニアークは衝撃でガクッ!となる!
「聖女のあいつは屈むと『ちっぱい』が見えるようにダブダブの服を着てるし!」
「み、見えてないもん!!」
トモミンは胸元を恥ずかしそうに手で押さえる。
(たまに見えてる)
(見えてる、見えてる)
イク、ユキノは思っててもあえて言わなかった!
「マニアッ――ク!!」
マニアークは手を額に当て、ちょっとよろける!
「そして、勇者ユキノよ!あんた下着見せてみなさいよ!」
「ん?これか?」
スカートをたくしあげると、下着に自分の顔がプリントされていた。プリントされた顔は大きく口を開けており、口の部分はどうやら穴が開いているようだ……。
「な、なんだそれは!?意味がわからんぞ!」
困惑する新四天王マニアーク!
「マーサに入れてもらう時に下着を脱がなくて済むし、マーサは口にバナンポを押し込む時の方が興奮するのさ!」
「確かに!」
「『確かに!』じゃないわよ!変態!」
レキがマーサをパシッとマーサの頭を叩く!
「マニアック――――!!!!」
マニアークは車に衝突されたかのような衝撃で、その場に倒れこむ!
「極めつけはそこの女!!」
コスプレイーヤに指を指され、戸惑うレキ。
「え!?私!?私はまともよ!!失礼な!!」
「昨日の夜中に、そこの男が『トイレ行きたい……』って寝ぼけながら言ったら、そこの女が『しょうがないわね~。飲んであげるわよ……』って言って男のソコ咥えて『ゴク!ゴク!』って飲んでたぞ――!!」
「み、見てたの!!?あれは、その……」
顔を真っ赤にする拳聖レキ!
「ありがとう」
マーサはただ「ありがとう」と一言、お礼を言った。
「レキ殿……それは、ちょっと……」
イクがさすがに注意する!
「マニマニ……マニアック――!!」
雷に打たれたような衝撃がマニアークを襲う!
「そのあと、そこの隣の奴も飲みたそうにしてて、口移しで飲ませてたぞ!!」
今まで黙っていたサーフォンにコスプレイーヤの人差し指が向けられる!!
「ひゃぁ――!!見られてた――!!あれは!きょ、興味本位でぇ――!!!!」
「あは、あはは……」
レキは笑うしかなかった!
「二人ともマニアックでっす!」
トモミンは楽しそうだ!
「はっはっは!すごい変態だ!」
ユキノも楽しそうに笑う。
「……あはは、そうだね……」
マーサは眠りが浅いので気づかないフリをして、実は『レキがオシッコを飲むあたり』から起きていた!!
「マニマニマニマニ!マニアッ――――ク!!!!」
マニアークはとうとう泡を吹きながら倒れた!
「よし!四天王倒れたわよ!止めを刺しなさい!!」
女神フレイヤは左手を腰に右手で倒れたマニアークを指差す!
「お……お前達二人!あいつらをやっておしまい!!」
マニアークはフラフラになりながら、元魔王軍四天王二人に命令する!
「はぁ?私達は……ただの旅館の従業員よ!!」
アマルルはコスプレイーヤの腕を引き、帰ろうとする。
「……アマルル」
「コスプレイーヤ!戻るわよ!お客様が待っているわ!」
「……うん!帰ろう!」
二人は、ゆっくり旅館へ帰っていった。
「くそ!使えない奴らめ!……ん?」
元四天王の後ろ姿を見送ったマニアークは再び勇者達に目を向ける。
「準備万端!!」
マーサは下半身を露出させ、トモミンがバナンポを咥えて発射!つけていた指輪をユキノがはめ、伝説の装備『ナース服の中にスクール水着(亀甲縛りバージョン)』に変身!スキル鉄仮面で固くなったサーフォンにイクが聖剣ゼックスカリパを立て掛け、レキがユキノのしっぽを抜き『んぁ!』という掛け声と同時に走り出したユキノが聖剣ゼックスカリパの上を駆け上がり遥か上空へジャンプする!
『勇者来迎!千本桜マニアックバージョン!!おりゃ――!!!!』
「ギャ―!!!マニアックの宝石箱やぁ――!!??」
どかぁ~ん!!!!
「やった!勝ったわ!!」
「大勝利でっす!!」
レキ、トモミンが喜ぶ!
「……あなたたち、それでいいの?」
女神フレイヤは終始呆れている!
マニアックで勇者達に勝てるはずがなかった!!
【元四天王 旅館への帰路】
「そういえば、アマルルの後のはじめてって、さっきいたマーサって男よね~」
「……うるさい。前はまだ未開封よ……」
「そうなの――!!?マニアックねぇ~!!」
「……う、うるさい。早く帰るよ」
なんだかんだ、仲の良いふたりであった。
<つづく!>
【袋とじ小説 マニアック王マーサ】
※ハサミで切ってからお読みください。
マニアークに勝利した勇者一行は宿屋でくつろいでいた!
「マニアックといえば、マーサはおっぷに見れば誰だかわかるよね~」
「わかるけど……」
ユキノの問いに即答するマーサ!
「これ、だ~れだ!?」
ユキノはレキの服を顔までめくり上げ、おっぷにを丸出しにする!
「きゃぁ――!!!!」
「ユキノ……声でわかるって」
そういいながらレキのおっぷにの先端をツンツンする。
「きゃぁ――!!!!」
「マーサ殿……大丈夫か?」
レキに殴られ顔を腫らすマーサをイクは心配する。
「……ダメかも」
「まったく、もう!」
「まぁまぁ~」
レキをなだめるユキノだが、原因はこの人である。
「ご主人様は誰に咥えられてるかもわかるのですか?」
トモミンがマーサに聞いてみる。
「……え!?どうだろ?」
「やってみよう!!」
ユキノはマーサを押し倒し!マーサの目をタオルでグルグル巻きにしバナンポを出す!手際がいい!!
「何も見えない――!!」
「さっ、誰がいく?」
ユキノが全員に目を配る。
(……はい)
まさかのサーフォンが勇気を出して手を上げた!!がんばった!
「これは最初から難しいぞ!」
ユキノは目隠しされたマーサを挑発する。
「やめて~」
「やめて~」と言いながら、素直にズボンを脱がされるマーサ!全然嫌がっていないぞ!!
(……んっ)
サーフォンはマーサのバナンポを顔を真っ赤にしながら咥えた!優しく、丁寧に!
「んっ!マーサ!どうだ!?誰が咥えてると思う?んっ!」
ユキノは自分の指を咥えてマーサを妨害しながら、誰が咥えているかを聞いてみる!
「簡単だよ。サーフォンでしょ。丁寧だもん」
「当たりだ!よし!次は……」
(……はい!)
負けず嫌いのレキが手を上げる!
「よし!交代!」
(……っ!!!!)
サーフォンと代わり、レキがマーサのバナンポを思いっきり咥える!一気に喉奥まで咥え、トモミンと間違わせよう作戦だ!!
(……こほっ)
「おお!さすがトモ……おっと!マーサ、わかるか!?」
ユキノのマーサを惑わせる巧みなフォロー!
「……騙されないって。レキでしょ」
「ぷはっ!なんで、わかるのよ――!!」
「……ん?がんばって奥まで入れる一生懸命さと、歯を当てないように気をつける優しさかな?」
「な!!?あ、あんたは~!!」
レキは人前で褒められて顔を真っ赤にする!
「こっちまで恥ずかしくなるよ……」
ユキノが赤くなる頬を両手で隠す。
(……ビシッ!)
ここへきて剣聖イクがビシッっと手を上げる!
自信ありそうだ!
「よし!交代だ!あっ、そうだ……ごにょごにょ」
なにやらユキノが女性陣に耳打ちする!
「よし!いくぞ!わかるかなぁ~?」
「んっ!んっ!ん――!!はぁ……大きい!……んっ!んっ――!レロレロレロレロ……ぷはっ。んぐぅ――!!んぐぅ――!!ごっくんっ!……んぅ――!!ぷはっ~でっす!……あ!まだ出てる!んっ!……ちゅ!」
※読者の皆様もマーサと一緒にお考えください。
「……んっ、ど、どうだ!!」
自信満々のユキノに対して、マーサは悩むことなく即答した。
「最初がユキノで、その後長めにイク、一回だけトモミン、また長めにイク、出そうになってからはレキ、でも最後に出るときだけサーフォン、お掃除はトモミンからユキノに変わって、最後のキスはイク……かな?」
「せ……正解。全部当たってる……」
「ご主人様すごいでっす!!」
「お、驚いた……」
「マニアックであんたにかなう人はこの世にいないわね……」
「素敵です!マーサ様!」
「え!?えへへ……」
ユキノ、トモミン、イク、レキ、サーフォンに褒められテレるマーサ。
「なんか腹が立つ!!もう一回よ!!」
レキが勢いよくマーサのバナンポを咥えるが、マーサはまるで実況中継の速さでどんどん答えていった!
「ああ~出たばかりなのに~……レキ……あっ、ユキノに代わった!トモミン!サーフォン!イク!トモミンに見せかけてレキ!ユキノとサーフォンが同時!ん~五人同時に舐めてるけど、下からイク、サーフォン、トモミン、ユキノ、一番上がレキ!!はいっ!我慢できません!出ます!……最後の咥えたのはユキノ。バナンポジュースは口移しでイクからサーフォンへ。バナンポお掃除はレキ。トモミンは俺にキスしようと近づいて……んぅ~もごもご(あと、ちょっと出そう!)」
「なんでわかるのよ――!!きゃ――!顔にかかった――!!」
負けずぎらいのレキは大騒ぎだ!
【天界】
「どんな『王子様ゲーム』だよ!!!!」
女神フレイヤが配信モニターにビシッ!っとツッコミを入れた!
本日配信【夢の王子様ゲーム『誰が咥えているのでしょ~か?』】は女神チャンネルへの登録を飛躍的に伸ばし、のちに『禁断のハーレムゲーム』として異世界で密かに語り継がれたとさ。おしまい。




