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「どこに出しますか?お口?顔?ちっぱい?」『【神回】開設!女神チャンネル』』

 【お風呂場】


「お邪魔しま~す!!」


「きゃぁ――!!」


 お風呂で湯船に使っているマーサだったが、突如現れた女神フレイヤに思わず女の子のような叫び声をあげた!


「え~「きゃぁ――!!」とかキモっ!引くわ……」


 女神フレイヤは覚めた目でマーサを見つめる。


「急にお風呂覗かれて、人格まで否定された……落ち込む……」


「そんなことは、どうでもいいのよ!昨日はよくやったわね!今週のノルマ10万ノーエッチクリアよ!さすがは私が授けたURスキル『AV男優』ね!」

 

 ひとりでガッツポーズをする女神フレイヤ。


「へ?」


 マーサは不思議そうにステータスを確認すると所持金『▲299900000』と記載されていた。


「「へ?」じゃないわよ。借金よ!借金!この調子でがんばんなさい!」


「昨日のトモミンとの……その……あれのこと?動画なんて撮ってないけど……」


 思い出して赤面する。


「言ってなかったっけ?あんたの行為はすべて小型監視精霊、通称『女神の目』で録画&配信済みよ!」


 もちろん一切、聞いていない!!


「……もしかして、このひかってるはえ?」


 マーサのまわりを飛んでいた小さな光の玉を指差す。


はえじゃないわよ!失礼な!精霊よ!」


「あと……聞き間違えちゃったかな!?『配信』って聞こえたけど……」


「そう!私の大人気カリスマチャンネル『女神チャンネル』で配信したから、けっこう儲かったわ~!あっ!でもね!あんたの変態行為をそのまま配信したら、一発で規定違反でBAN(※配信を止められること)されちゃうから、ちゃんと編集したわよ!私の編集技術に感謝してよね!」


「配信って!!この世界、テレビもネットもないけど……!?」


「あなたが前にいた地球で配信してるの!頭いいでしょ!私!」


 えっへんと腰に手をやりポーズをとる。


「えぇ……!?」


 愕然とした表情のマーサ!


「サムネは【ハーフエルフ『トモミン』ちっぱいのちっぱい(失敗)よ!】どう!!いいでしょ!!」


 女神フレイヤはドヤ顔を作って空中に映像を映し出し、マーサに見せつける。


「な……!?」


「ちなみに登録者数は昨日の配信で、なんと50万人を超えたわ。コメントもいっぱい来てるわよ!見る?」


 女神フレイヤは空中を人指し指で四角くなぞるとその部分に画面(コメント欄)が映し出された!


 <コメント一覧>


飛んで火に入る夏のムーミンさん『ちっぱい最強!!天使降臨!!その小さな膨らみには無限の夢が詰まってる!!』


名無しのコンペイトウさん『口元を隠すフェイスベールをたくしあげるとこ最高です。あと、マーサはお願いだから死んでください(笑)』


あっち向いてポロリさん『正座するトモミン可哀想。せめてクッションをひいてあげて。マーサはトモミンの頭、押さえすぎ』


裏道を行くバスさん『「口の中でバナンポを少しずつおっきくするのが好きにゃ~!」は神回!』


「……あぁぁ……あぁ――――!!」


 マーサは壊れた!そして、叫んだ!それはもう、心のそこから叫んだ!


 マーサの叫びはファイアーボールの上位互換『ファイアーストーム』となり、うねりをあげなから『ゴオォ――!』という音と共にお風呂場の窓から星空へと消えていった……。


 【街外れ】


 ゴォ――!


「あの魔法は!?……あの宿だな!……見つけたぞ!すごいと噂の魔法使い!」


 短髪の美少女が星空に巻き上がる炎を指差す。


「……様!急ぎましょう!」


 髪の長い美少女が短髪の美少女を促す。


 夜道を急ぎ足で二人の美少女が駆けていった……。


 【再び風呂場】


 <精神的ダメージにより200KPを獲得>


 <スキル『AV男優』特殊効果『夢で会えたら』(150KP)を発動しますか?>


「へっ!?なんて……!?」


 マーサの頭の中のナビゲーションが何か言った!


「続いて……焼きトウモッコリさん『トモミンの咥える時の音がまるで『天使の歌声』!逆にマーサの声が「はぁはぁ」うるさい!静にしろ!ボケ!』」


「続いて……ムクムクムックさん『トモミンの「どこに出しますか?お口?顔?ちっぱい? 」はまさに天使!逆にマーサの「喉奥に出したい!」はゲスの極み!地獄に落ちろ!「……はい」と答えるトモミン、マジ天使(泣)』」


 女神フレイヤは気にせずコメント欄を読み続ける。


「グハッ!助けて~!使う!使う~!」


 女神のこうげきに耳をふさいでいたマーサはナビゲーションに助けを求めた!


 <特殊効果『夢で会えたら』発動!!>


 ピカァ――ン!!


 広範囲の光魔法が発動した!!


「……ん?何も起こらない……!?」


 だが、これといった変化は感じられない!


 【再び街外れ】


「あれ?ユキノ様、ちょっと光ってませんか?」


 ユキノと呼ばれた短髪の美少女の身体が淡く光る。


「当たり前だよ!私は勇者なんだから!そりゃ光るよ!!」


 ほんのり光る自分の体を見せるようにその場で一回転する。大きなケモミミ、大きなしっぽが特徴だが、ヒラヒラするミニスカートがとても眩しい。


「そうですね!光って当たり前ですね!」


 大層な大剣をぶら下げた髪の長い美少女は「うんうん」と納得顔を浮かべた。


「あれ?そう言うイクも光ってない?」


 ユキノは髪の長い美少女を指差す。


「へ?そうですか?」


 大剣を持つ美少女も、ほんのり光っていた。

 

 この時少女たちは、知らぬまにマーサのURスキル『AV男優』特殊効果『夢で会えたら』の魔法にかかってしまったことを、この時は知るよしもなかった。


 【再び風呂場】


「続いて、地獄坂69さん『メガネの内側と外側にかけるぶっかけ職人マーサ!さらにおかわりで手を上げさせて脇にかけるこだわりよう!!弟子にしてください!』」


「もう、やめてぇぇ~!!」


 マーサは耳を塞ぎながら膝から崩れ落ちるのであった……。


「ちなみに木琴が奏でる15秒の音楽にのせてレキちゃんのおっぱいが服からこぼれ落ちる『幼なじみレキポロン』は動画配信サービス『ティッシュトップ』で100万再生突破したわ!」

 ※おっぱいはスタンプで修正されています。


「そ、それは見せてください!!」


 崩れ落ちたマーサが再び立ち上がる!


 AB型は恐ろしくポジティブなのだ!!


 そして……被害者は他にもいた!!


「はっ!!じゃ、またね!とぅ!!」


 女神フレイヤは何かを察知し姿を消した!


 ガラガラ……。


「ご主人様……お背中流しまっす」


 お風呂場にバスタオルを巻いたトモミンが入ってきた!


 モジモジと恥ずかしそうだ!


「と、トモミン!?そんな格好だと撮られちゃう!!」


 バシャッ!


 マーサは湯船から出て、女神の盗撮から守るためにトモミンを抱きしめた!


「あん!ご主人様ったら……もう、おっきくしちゃって……」


 マーサのバナンポがトモミンのバスタオルを押し上げていた!


「あ!いや……これは……その……」


「……先にお口ですっきりしますか?」


「……お願いします」


 欲望には勝てなかった!!


「では、失礼します」


 トモミンはその場で膝をつくと、マーサのバナンポを丁寧に舐めはじめた。


 ちゅぱ……ちゅぱ……くぽっ!んっ~!!


「そ、そんな奥まで!?ああ……幸せ」


 じゅぽ……じゅぽ……じゅぽ……じゅぽ……んぱ。


 トモミンのバスタオルがずれ落ちる!


 ※スキル年齢制限発動!お決まりの湯気がいい感じでいろいろ隠す!!


 ぐぽっ!ぐぽっ!じゅるる――!!

 

「あぁ!トモミン!出ちゃう!」

  

「お風呂場ですので、このまま顔にかけてください!」


 トモミンはバナンポを手で擦りながら口を開け舌を出す。


(ええ!?知らなかった!お風呂場だと顔にかけていいんだ!?)

 ※そうであってほしい!


 こしこしこし……あ~ん。


 ビュッ!ビュルル~!!


「んぱっ!あう~ご主人様、かけすぎでっす~」


「ふぅ~満足満足……じゃな~い!!」


 マーサは飛び回る女神盗撮用精霊『女神の目』を捕まえようとするが、女神の目はマーサの手をスルスルすり抜け、そのまま窓の隙間から逃げていった。


「ご主人様?」


 顔についたバナンポジュースを口に集めているトモミンが不思議そうな顔をマーサに向けた。


 【その日の夜】


「届いた!」


 部屋に誰もいないことを確認したマーサは、箱からモニターを出し、雑に開けた紙袋の中から取り出したDVDをモニターにセットしてスイッチをオンにした……。


 【おまけ映像 幼なじみレキポロン】


 固まって動かないレキの胸を服の中に入れた手が激しく揺らす!


 『ポロン』


 次の瞬間、レキの白のパーカーと中に着ていたベージュのタンクトップごとたくしあげられ、木琴が奏でた音色とともに、おっぷにがあらわになった!


「え!!?ん!なに!?んあ!ん――!」


 急に目が覚めたかのように動き出すレキ!露になったレキのおっぷにが激しく揺れる!


 『ポロロン』『ポロン』『ポロロン』『ポロン』

 木琴の音色と共に激しく揺れる!


「あん!ああん!ま、マーサ!!」


 ここで逆再生がかかる!


「マーサ!!ああん!あん!」


 『ポロン』『ポロロン』『ポロン』『ポロロン』 

「ん――!んあ!なに!?ん!え!!」


 『ポロン』


 レキの露になったおっぷにが服の中に戻っていく!!


 『ポロン』


 再び露になるレキのおっぷに!


 ※冒頭に戻り、繰り返し!


「これは……一生の宝物!!」

  

 女神から送られてきたモニターを食い入るように覗き込むマーサ!ちなみにマーサに送られてきたDVDは女神フレイヤの粋な計らいにより『無修正版』だった!


 そして『レキポロン』と書かれたDVDの蓋には『一万ノーエッチ』と書かれた領収書が貼られていた。


「もう一回見よっと!!」


 大満足のマーサであった……。


 マーサの借金が▲299910000ノーエッチに増えた!


 【予告】


 本日0時配信!女神チャンネル第2回!


 『トモミンの「ご主人様、お背中流しまっす!」

           ~初めてのちっぱい洗い編~』


 お見逃しなく!!


 <つづく!>


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