「これ、入いるかな……」『白熱の野外露出戦!』
【フジサンヨンゴ山 六合目】
※スキル『年齢制限』いきなり発動!
テロップ『バナンポは果物です。バナンポジュースは美味しい飲み物です』が表示される!
「ユキノ様……こ、こうですか?……コシコシ」
剣聖イクが勇者ユキノに生えたバナンポを手でコシコシしていた!
「いいぞ……イク……その調子だ……んっ!出る!……ああ――!」
登山を再開したユキノ達だったが、お互いまだ(アマルルの魔術の影響で)バナンポがぶら下がっていて登りづらい事に気づいた!
アマルルの『呪いのバナンポ』は出せば治るのだ!簡単に治せるね!
「……私に、させてください!」
剣聖イクに生えたバナンポの処置は拳聖レキが名乗りを上げた!
「れ、レキ殿!もう少し優しく……でも……あん!……あぅ!んん!んぁ――!」
さすが拳聖!得意の手業であっという間にイクのバナンポからバナンポジュースを搾り取る!
※しつこいようですが、医療行為です。
「レキの俺より大きくない?」
遅れてやってきたマーサがレキから生えたバナンポを後ろから抱きしめながら優しく触る。
「ひぅ!そんな優しく!?や!激し!ひゃ!マーサあんた……うまいわね!だめ!んっ……!ああ――!……で、出たって!!マーサ!もう、出たって!!やぁ~ん!ああ~!……また出る~!」
レキは水鉄砲のようにバナンポジュースを何度も噴射した!
「……マーサにしてもらえばよかった」
顔にかかったレキのバナンポジュースを舌でペロッと舐めながらユキノは言った。
「ガ――ン!!」
イクは、ちょっと傷ついた!
「ふぅ~みんな、取れたな!」
みんなの呪いのバナンポは消え去った!
「れ、レキ!俺のは本物だって!あっ!ああ――!」
レキは執拗にマーサのバナンポをコシコシしている!
「ふん!やめてって言ってもやめなかった罰よ!」
やられたら、やり返す!
「あっ!ああ――!」
マーサが情けない声を出す。
「レキ殿……、マーサ殿は喜んでいるようだが……」
罰になってなかった!
びゅるるぅ!ビュー!ビュー!
「ほらマーサ、おそうじするね……」
ちゅっ……れろれろ。
なんだかんだ優しいレキ。
「さぁ!では……行くか!」
頂上を見据えるユキノの目に光が宿る。
「はい!」
イクも身体の内側から想いが溢れるのがわかる。
「ええ!」
レキが拳を握りしめる。
仲間でありライバル。そんな関係の三人だからこそ、これから起こるであろう戦いが熾烈を極めるものになることを感じざるを得なかった。
「いくぞ!!」
ユキノの掛け声で一斉に走り出そうとした瞬間――。
「待ってくださぁ~い!」
トモミンが大きなバナンポをブランブランさせながら遅れて登ってきた……。
「あ……トモミンの処理するの忘れてた……」
レキが、がんばって走ってくるトモミンを眺める。
「……トモミンの大きくない?」
ユキノは目の錯覚かと、何度も目を擦る。
トモミンの幼児体型からは想像もできないほどの大きなバナンポが『ブラ~ン!ブラ~ン!』と左右に大きく揺らしながら走ってきた!
「……ごくっ」
さっきの勢いはどこへやら!
三人はトモミンの『呪いのバナンポ』に釘付けだ!
「負けるか――!」
トモミンのバナンポ姿(?)で興奮したマーサが負けじとバナンポを回復させる!
スキルAV男優特殊効果『超回復力』だ!
これはかなりのKP(そんなのあったね!)を使うため、いざというときしか使えないのだが、それが今なのだ!
「バナンポが邪魔でうまく走れませ~ん」
たぶんトモミンのバナンポは、先の大技『バナンポ・オーケストラ・フィナーレ』の影響を大きく受けて肥大していたようだ。
勇者一行は、とりあえずトモミンを木陰に休ませる。
「じゃ、まず手でしてみるね……」
拳聖のレキが自慢の拳でチャレンジしてみる!
「あっ!あん!んんっ!気持ちいいけど、出なさそうですぅ~」
「ダメだ……両手で握ってもはみ出ちゃう!」
「これ、入いるかな……」
ユキノが禁断の一言を呟く。
『……!!?』
三人は凍りついた!思っても、言わない方がいいこともある!
「ユキノ様ぁ……さすがに、無理かと思うのですが……」
イクがトモミンのバナンポの大きさを手で計りながら言う。
だが、無理と言われると試してみたくなるユキノは驚きの一言を言った!
「濡らせば大丈夫じゃない?」
濡らす!?どこを!?全員が思った!
すかさずマーサが解説する。
「バナンポは刺激を与えると、『バナンポジュース(修正済み)』が出る前に『バナンポシロップ(修正済み)』っていうローションみたいなのでるよ!」
……知ってるわ!!!!
マーサがよく出すので、みんな知っていた!
でも、心の中で叫んだ!
「じゃ、刺激を与えてみるか。トモミンここに寝転んで。イクは左胸舐めて、レキは右胸ね。マーサは下から突いて。私は上から舐めるから」
これは!勇者パーティーが戦闘で行う布陣!
『鶴翼の陣』!!
回復メインのトモミンを中心に前になんでもこなす勇者ユキノ、攻撃力の高い前衛に左前は剣聖イクと右前に拳聖レキ、魔法が得意なマーサは後方から遠距離攻撃!この布陣で数多の強敵を撃破したという……。
「え?え?え?え?」
困惑するトモミンを四人が囲む!
「ベロベロベロベロ~」
ユキノはトモミンにまたがりバナンポを舐める!
「あん!!んぁ!ん――!ユキノ様ぁ――!!」
「ちゅ!ペロペロ!んちゅ~!ちゅ!」
イクはトモミンの左ちっぱいに容赦ないキスの攻撃!
「あん!やぁ~!イク様!吸わないで!んっ!」
※申し訳ない程度のスキル『年齢制限』が発動する!視点が上空からの視点になり、トモミンの裸は仲間の体で隠された!さきほど使ったマーサの『超回復』でKPの残りが少なく、スキル『年齢制限』の効果が弱まる!大丈夫か!?BAN(配信を止められること)されないか!?
「はむはむ……カリッ」
レキは時折、右ちっぱいの先端を強めに噛む。
「ん――!いやっ!あん!レキ様!噛んじゃだめぇぇ~ん!!」
「では、入れます。せ~の」
最後にマーサがトモミンの秘密の花園をノックもしないでこじ開けた!
「カハァ――!!!!ご主人……様……」
トモミンがのけ反る!
「よし!だいぶ濡れてきたぞ!いけそうだ!」
ユキノは体制を変え、トモミンのバナンポを自分に押し込む!!
「あっっっ――!!?はっ……はいっ……た。おおきい……」
はいった!『ピピ――!!』
※スキル『年齢制限』がとうとうセリフから外れた!いよいよアウトか!?
「ユキノ……大丈夫か!?」
トモミンに突きながら、向い合わせで入れてるマーサがユキノを心配する。
「んぁ!大丈夫……マーサ、キスして……」
少しでも痛みを和らげるために、マーサとユキノは、そっとキスをした。
イクとレキも左右のちっぱいを揉みながら、トモミンを、気づかい三人でキスをする。
互いを思いやり、互いをかばい合う。勇者パーティーの『鶴翼の陣』が最強たる所以である!
※なんとか『思いやり』を表現できてBANを免れた!
「トモミンの中をご主人様でいっぱいにしてぇ――!!」
『出る――――!!!!』
ドップ!ドパ――!!
トモミンとマーサは同時に出した。
『はぁあぁ――ん!!!!』
プシャ――!!
ユキノ、イク、レキも同時に果てた。
ユキノ達は見事、トモミンの『呪いのバナンポ』を消し去る事に成功した!
山の清んだ空気と青空の下、少し開放的になっていたのかもしれない。もしかしたら、やりすぎたのかもしれない……。
「はひ~はひ~」
『はひ~』しか言わなくなったトモミンを見て、ユキノ達は少し反省した……。
タッタッタッタ……。
足音が聞こえる。
「おや?、誰か登ってくるぞ!他の参加者は全員脱落したはずだが……」
マーサが下から登ってくる人物に目を凝らす。
「えっほ、えっほ、えっほ」
下の方からゆっくり人影が近づく。霧がかかっていてよく見えない。
「えっほ、えっほ、えっほ」
やがて霧は晴れ、駆け上がってくる人物の姿がハッキリと映し出される。
「め、女神様!?」
女神フレイヤが赤いジャージを着て走ってきた。
「……あんた達、こんなところで何してんの?発情期なの?女神の加護、全員消すわよ……」
裸の5人を軽蔑した目でみる。
誰一人言い訳しなかった。言い訳できるわけもなかった!
「女神様こそ、何してるの!?」
マーサは慌てて本題をすり替える。
「見りゃわかるでしょ!登山よ!あんた達を見てたら私も登りたくなってね!あ、私が優勝したら、よろしくね!旦・那・様♪」
「…………」
ユキノの目が点になる。
「…………」
イクの目が点になる。
「…………」
レキの目が点になる。
「…………」
トモミンの目が点になる。
「こうしちゃおれ~ん!!」
我に返り叫び声を上げたユキノの合図で、四人は急いで、服を着た……。
次回、やっと最終決戦!!
突如、マーサ争奪戦に参加した女神フレイヤ!
絶対勇者、ユキノが吠える。
剣聖イクの聖剣ゼックスカリパが唸る。
聖女の歌姫、トモミンの献身。
幼なじみ、拳聖レキの躍動。
マーサの花嫁は誰に決まるのか!?
こう、ご期待!
<つづく!!>




