「あん!ひゃん!マーサ!だめ!速い!うひん!あん!ああああ、あ――――――!!」『完全決着!魔界大戦!』
夢魔の大群がサキュバス城に攻め込む!
大群を指揮するのは人間に紛れて侵略活動をしていた愛魚女魔法女学園3-Lの委員長、夢魔大将イイン―チョウだ!
「人間界への侵略をよくも邪魔してくれたわね!腹いせに滅ぼしてやる!」
マーサ達が到着した頃には、たくさんのサキュバス嬢が傷つき、倒れていた。
支援魔法が得意なトモミンだが、さすがに数が多すぎる!
「バナンポオーケストラを使えばある程度回復できるでっすが……そうだ!ご主人様!『M魔法』を試してみましょう!」
「あれか!そんなのあったね!」
M魔法とは、マーサと『絶対服従』の契約をしたロイヤルフィアンセーズのみ扱える究極魔法で、マーサがバナンポを彼女達に入れることにより、マーサ自信が彼女達のスキルを上位互換して使えるというふざけたスキルなのだ!
※第73話「一緒に……いっくぅぅ~!!」新章【戦場の中で咲く華嫁と双子の王子】参照。
「ご主人様!入れてください!」
トモミンは岩に腰掛け、ショーツを脱ぐとメイド服のスカートをおへその辺りまでたくしあげる。
トモミンの秘密の小道にはノイド特性マーサのバナンポディルド(大人のおもちゃ)が差し込まれていた!
「これ、抜いていいの?」
「はい!ご主人様!」
マーサはバナンポディルドを抜く。
クポッ!
「にゃん!!……抜けました」
「トモミン!入れるね!」
ズボッ!
「はぁ――ん!!んぁ……やっぱり本物は気持ちいいでっす……」
マーサのバナンポを受け入れたトモミンのお腹に『M』の紋章が浮かび上がる!
「よし!力が沸いてきたぜ!M魔法バナンポオーケストラ!!」
マーサが両手を上げると、傷ついたサキュバス嬢が次々と回復していく!!
「え?傷が治った!」
「……助かった」
「ありがとうございます!」
びゅるる~!!
「ふぅ、トモミン!うまくいったな!」
「はい!ご主人様!」
トモミンの秘密の小道からバナンポジュースが流れ落ちる。
マーサはM魔法を使うと必ずバナンポジュースが出ちゃうぞ!仕方ないよね!
復活するサキュバス嬢を目撃した夢魔大将イイン―チョウは苛立ちを隠せない!
「どういうことだ?魔術部隊!あそこに巨大な火の玉を放て!」
イイン―チョウの命令で数十名の夢魔魔術師が杖を上空にかざすと、上空に大きな火球が現れる!
ロイヤルフィアンセーズの鉄壁、鉄仮面サーフォンがマーサの元に駆け寄る!
「マーサ様!相手の協力魔法が大きすぎます!私の絶対防御スキル『巨大鉄仮面』でも防げるかどうか……」
「よし!ならM魔法だ!」
「マーサ様?」
マーサはサーフォンのショーツを脱がし、バナンポディルドを抜く!
ヌポッ!
「やぁん!」
サーフォンを後ろ向きにして、木に手をつかせ、後ろからバナンポを入れる!
「はぁん!!本物……熱い……」
夢魔の魔術部隊が火球をこちらに向けて放った!
ゴォォォ――!!
マーサがサーフォンに入れながら両手を上に掲げる!
「M魔法!巨大鉄仮面!!」
ガキィ――ン!!
上空に巨大な鉄仮面が現れ、放たれた火球を打ち砕く!!
びゅるる~!
「はぁん!!マーサ様ぁ……」
火球と一緒にサーフォンの腰も砕けた!
拳聖レキが走ってくる!
「マーサ!門の前に大きな岩が置かれてて城の中に入れないの!」
「よし!M魔法だ!」
「え!?んはぁ――!!」
マーサはレキのバナンポディルドを抜き、駅で弁当を売る格好にレキを抱きかかえ、バナンポを入れてから岩まで走る。
「あん!あん!あん!あん!マーサ!揺らさないで!あん!あん!あん!もっとゆっくり~!!あ~ん!!」
「くらえ!M魔法破岩拳!!」
マーサの拳が岩を砕く!
ドガァ――ン!!
ビュルルルルゥゥ――ン!!
「あ――ん!!見ないで~」
ビシャビシャビジャ――!!
マーサに抱きつきながら、レキの秘密の細道からバナンポジュースが流れ落ちる。
今度は剣聖イクが駆けつける!
「マーサ殿!夢魔が召喚したという幻の火の鳥、フェニックスです!私の斬撃では、届きません!」
「そらきた!M魔法だ!」
聖剣を持つ剣聖イクのショーツを脱がし、寝転んだマーサにイクを騎乗させる!
「んぅ――!私が上なんて……いいところにあたるぅぅ――!!」
マーサは寝転んだまま、フェニックスに向かって聖剣ゼックスカリパを振り落とす!
「M魔法!斬鉄剣つばめ返し!!」
ジャキ!ジャキ!ジャキ――ン!!
斬撃がフェニックスを切り裂く!!
ビュルルゥ!!
「はぁ――ん!!いっぱい……マーサ殿のバナンポは、まるでフェニックスのように何度も甦るのですね」
『イク……何を上手いこと言ってるのよ』
聖剣ゼックスカリパが!ぐったりしているイクにツッコミを入れる!
「よし!城の敷地内に入ったぞ!マーサ!入れてくれ!」
勇者ユキノは自らミニスカートをたくしあげる!
「んはぁ!よし、マーサ!行こう!!」
勇者ユキノはマーサに両刀『宝剣』を差し出すと、四つん這いになって、ショーツを自らずらす!
「わかった!行こう!ユキノ!」
マーサはユキノのお尻を両手でガシッ!と掴む!
「ま、待って!まだ、バナンポディルド抜いてな……」
ズブゥ!!
「んはぁ――!!そこは……お尻……」
マーサはユキノのお尻にバナンポを入れるとユキノのお腹にMの紋章が光輝く!お尻でも大丈夫だ!新発見だ!
「もう……マーサ!気にせず突いて!」
「おう!このまま敵の大将のとこまで行くぞ!M魔法!勇者来迎!千本桜百花繚乱!!」
バシュ!ガキン!バキン!シャキン!
マーサは両手の剣を振り、桜吹雪の斬撃を飛ばしながらユキノを突き上げ、突き進む!!
ドドドドドドド――!!
「あん!ひゃん!マーサ!だめ!速い!うひん!あん!ああああ、あ――――――!!」
『ギャ――!!!!』
次々と倒れる夢魔の大群!!
マーサはやがて大将イイン―チョウの元までたどり着いた!!
「なんてバカげた戦い方なんだ――!!」
夢魔大将イイン―チョウは愕然とした!
ビュルルゥ!!
「ふぅ!よし!覚悟しろ!」
マーサはイイン―チョウに剣を向ける!
「あなた、何人の女の子に出せば気が済むの?」
「アへアヘ……アへ」
マーサの隣で体をくの字に曲げて地面に突っ伏している勇者ユキノが「アヘアヘ」うわ言を言っている!
「小癪な!まだこちらには切り札があるのよ!お前達!連れてきなさい!!」
イイン―チョウの命令で使いの夢魔が人質を連れてきた!!委員長と付き合っていた不良番長オトコギ・コウハだ!
「これはどういうことだ!」
コウハは手を後ろで縛られて、身動きが取れない。
「うふふ……コウハ、あなたは人質よ。まんまと騙されたわね!夢魔の私に!」
「な!お前……委員長なのか?」
委員長の真面目な格好とは真逆の、肌の露出の多い水着のような格好にコウハは驚く。
「バカヤロー!夢魔がなんだってんだ!委員長は委員長だろ!いつもケンカばっかりだけど、エロいことが苦手で……キスもソフトキスしかできない……そんな、委員長が俺は好きなんだ――!!」
「な!こ、コウハ……何を言って……」
なんだか雲行きが怪しくなってきたぞ!
「バカ!あなたは私に利用されたの!私は夢魔で……」
「そんなことは関係ねぇ!俺はお前と一緒に居たいんだ!!」
コウハの熱いまなざしがイイン―チョウのハートを突き刺す!
「こ……コウハ……」
「ほら!帰るぞ!委員長!今日は俺に数学を教えてくれる約束だろ!」
イイン―チョウに清々しい笑顔を見せるコウハ。
「お、お前達!コウハを解放しなさい!」
恥ずかしそうにコウハを見れないイイン―チョウはうつむきながら手下に命令をする。
「は、はい!イイン―チョウ様!!」
手下はコウハの縛られた縄をほどく。
「委員長!!」
タッタッタッタ……カバァ!!
コウハはイイン―チョウに走りより、抱きしめる!
「コウハ……ごめんなさい。わ、私……」
「わかった。もう、何も言うな。帰るぞ」
「……うん!」
二人は手を繋いで、二人の人生を歩きだした……。
「待ちな!!そのままノコノコ返すわけないでしょ!」
S級サキュバス嬢上位ランキング嬢4名が立ちはだかる。
S級サキュバス嬢ウケツケ・シュウ・リョウがイイン―チョウを縛り上げる!
「きゃぁ!!」
「やめろ!」
「おっと、通さないわよ」
ドス~ン!
助けに入ろうとするコウハをS級サキュバス嬢ゼンショク・ガク・セイがその巨体で跳ね返す。
「女王様、どうなさいましょう?」
S級サキュバス嬢ゼンショク・ガク・セイが城の方向を向くと、城の門がゆっくり開く。
マーサが驚き、声を上げる!
「サキュバスの女王様!?かっわいい~!!」
城から出てきたS級サキュバス女王デリーヘル・ミ・ケイケンは女王らしからぬ長めのパーカーからスラッとした足がのびスニーカーを履いている!こういう仕事は本当に未経験っぽい!
「皆の者、よくぞ城を守った」
S級サキュバス女王デリーヘル・ミ・ケイケンは不良番長オトコギ・コウハに目をやる。
「あの男の子にサキュバスの魅力を見せて差しあげましょう。30分間、S級サキュバス嬢の誘惑に耐えられたら、その時は、そのまま帰すことを約束しよう」
イイン―チョウは縛られながら声援を送る!
「ふん!コウハにあなた達の陳腐な魅力は通用しないわ!コウハ!信じてるわ!」
「ああ!任せろ!イイン―チョウ!二人で帰るぞ!!」
不良番長オトコギ・コウハは拳を握りイイン―チョウに勝利を誓う!
「では、私から口内スプラッシュマウンテン!」
『某店No.1がまさかの移籍!』
S級サキュバス嬢ウケツケ・シュウ・リョウはコウハのバナンポを即座に咥える!
ジュルルルゥチュパチュパジュポポ――!!
「うわぁ――!!あそこが……満開カーニバルだぁ!!」
ビュルルゥ!!
「あら?情けないわね……ごっくん」
「……あれ?コウハ?」
イイン―チョウの目が点になる!
「次は私ね……おっぱい百烈拳!」
『ご奉仕系美少女!』
S級サキュバス嬢プラス・ゴセン・エーンはコウハのバナンポにおっぱいを何度も叩きつける!
ぽよぽよぽよぽよぽよよ~ん!!
「あわあわあわわ!!幸せパンチ連打!たまら――ん!!」
ビュ!!ビュゥ――!!
「やん!いっぱい、おっぱいにかかっちゃった!」
「……こ、コウハってば……」
イイン―チョウの目の点が見えなくなるくらい小さくなる!
「やっと、私の番ね。ベリーダンスレボリューション!!」
『東北育ちのレア出勤!』
S級サキュバス嬢カンバイ・オン・レイはコウハのバナンポを自ら入れ、魅惑の腰降りを披露する!
ジュポジュポズン!ズン!ズズズズ……ブゥン!
「そんなに激しく!?ボクチン我慢できなぁ~い!!」
ぴゅぴゅ、ぴゅぅ――!!
「あん!もう、これからなのにぃ~!もう、おしまいなの?」
「…………ほへ~」
イイン―チョウの口から魂が抜けそうだ!
「最後は私ね。残念ながらチェンジはできないわよ!」
『永遠の女学生!不動のエース!』
S級サキュバス嬢ゼンショク・ガク・セイはその巨体からは信じられないほどの匠の技を見せる!
「わ!やめろ!――――!?」
くぽ!ジュル!ヌパッ!ぬるんぅ!ビシャビシャ!!ざっぱぁ~ん!!じゅびゅるじゅびゅるじゅびゅる――!?
「うっは――――!!なにそれ!?なにそれ――!?正直、一番気持ちいい――!!天国一名予約完了――!!」
実はゼンショク・ガク・セイは見た目によらず、サキュバス界一番のテクニシャンだった!!
「…………うそ」
マーサは見たことのない技のオンパレードに目を疑い、チェンジしたことを死ぬほど後悔した!
「あふん!あふん!」
不良番長オトコギ・コウハはS級サキュバス嬢の攻撃に悶絶し「あふん!あふん!」しか言わなくなった!
サキュバス女王デリーヘル・ミ・ケイケンは夢魔大将イイン―チョウに向けて話す。
「これに懲りて二度とサキュバス城には近づかないことね」
「え~ん!え~ん!コウハのバカ~!!」
夢魔大将イイン―チョウは泣きながら逃げ帰った!!
「人間の皆さん。ご迷惑おかけしました。私達サキュバスは人間の精力で生かされております。どうでしょう、人間界にサキュバス嬢のお店をオープンさせていただけないでしょうか?」
サキュバスは姿を隠しながら人間界に溶け込み、たまに精力を分けて貰いながら生活していたのだ!
「サキュバスの風俗店!?いいね!通う!」
マーサは即答した!
「あんたは!また勝手に!!」
遅れてやってきたレキがマーサを叱る!
「レキ様、サカナトイッタラマグロ共和国には娯楽が少ないのでいいアイデアかもしれません」
サーフォンが割って入る。
「サーフォンがそういうなら……」
サーフォンの父親は学園の理事長で王国の大統領補佐官だ!
「ありがとう。人間の子達よ。それでは、人間界へ送りましょう」
サキュバス女王は杖を振り、魔界の穴を出現させた。
こうしてマーサ一行は無事に人間界へ帰り、サカナトイッタラマグロ共和国とサキュバス王国との和平が締結された!
ちなみに人間界でスパイ活動をしていた保健委員『小悪魔の誘惑』サキューバ・サキは、関係のない男子生徒にもちょっかいを出していたことが女王にバレ、S級サキュバス嬢達にたくさんお仕置きされたとか……。
<めでたしめでたし……次回!マーサ戴冠式!>
「の、ノイド君!ま、また来てね!」
第七王子ノイドに惚れてしまったS級サキュバス嬢ウケツケ・シュウ・リョウがノイドに手を振る。
「うん!またね!」
ノイドは魔界での大冒険に大満足だった。
「マーサ!これは没収ね!」
レキは先頭を歩くマーサのポケットから、マーサがこっそり貰っていた『サキュバス嬢「強制2回発射スペシャルコース」90分無料券×10枚』を取り上げた!
「ああ!お礼で女王様から貰ったのに!!」
「バカ!……そういうのは、私がしてあげるって言ってるでしょ!」
チケットを奪い返そうとするマーサの手を照れながら振りほどく。
「じゃあマット!ローションヌルヌルの!」
「はいはい、帰ったらね」
レキに手を繋がれ大人しくなったマーサは、しぶしぶ帰りの途についた……。
次回、マーサ戴冠式!本当に王様になるの?
<大丈夫?……つづく!!>