「ふふ……彼女はこんなことしてくれないでしょ」『オールシークレットクラス』
「う~ん、う~ん」
廊下で愛魚女魔法女学園首席のサーフォンが腕を組んで悩んでいた。
「おや?サーフォンどうしたの?」
「あ、マーサ様!実はこのクラス『3-L』のことなんですが……」
「あ、あれ?男子生徒がいるよ!なんで?」
マーサが教室を覗き込むと、男4人、女4人の生徒が授業を受けていた。
「実は愛魚女魔法女学園も少子化の影響を受けて、近々共学を目指すことになりまして、実験的に、ひとクラス共学にしたのです」
「へー!青春って感じで俺は賛成だな!やはり学生は恋愛しなきゃね!」
「そうなのですが、私はこの学園ではけっこう有名人でして、いろいろ相談されることが多いのですが……教室を覗いてみてください」
サーフォンが授業が終わったばかりの教室の中を指差す。
【教室の中】
「なんだよ!委員長!バカとはなんだ!」
「宿題を忘れてくる不良がバカじゃなかったらなんなのよ!大バカなの!?」
「なんだと――!!」
教室の中では委員長と呼ばれた黒髪ロングの女の子と金髪の男の子が喧嘩をしていた。
【廊下】
「あの委員長と不良は影でこっそり付き合っているのです」
「そなの――!?」
溜め息をつきながら話すサーフォンにマーサは驚きを隠せない!
「さらに、保健委員の女の子と生き物係の男の子、サッカーチームエースとマネージャー、美術部の二人……ようは全員、こっそり付き合っているのです」
サーフォンは、あの子とその子、その子とあの子と神経衰弱のように指を指す。
「お盛ん!」
転生前、学校にはいい思い出がないマーサは単純に羨ましかった!
「それで、女神様に監視(盗撮)用精霊『女神の目』を借りたので放課後、見ていただきたいのですが……」
「女神の目って貸し出ししてるの?でも、面白そう!!見る!!見る!!」
マーサは隠れて付き合う生徒達に興味津々だ!
【放課後『帰り道』委員長×不良】
「今朝はバカバカ言っちゃってごめんなさい……」
「気にしてねぇ~よ。でも、お前、昨日は一緒に宿題やろって言っておいて、結局やらなかったじゃね~か」
「それはあなたが……いきなり……き、キスするから……」
「なんだよ。ちゃんと「していいか?」って言ったぜ、俺は」
「ば、バカ!言わないでよ!もう……思い出しちゃう」
『……』
無言になる二人。
【放課後『運動場』サッカー部エース×マネージャー】
「次の試合、がんばってね!」
「ああ!お前のために勝つよ!」
「ありがと。これ、お守り。首から下げれるように紐をつけておいたよ」
マネージャーがお守りをつける素振りをする。
「ありがと!」
ちゅ。
男子学生が屈むと同時にマネージャーがキスをした。
「え!?」
「えへへ、試合に勝つおまじない!」
【放課後『美術室』美術部の二人】
制服姿の美術部女子生徒が台の上でポーズをとる。
「ねぇ、うまく描けた?」
「よし!描けた!」
「う~ん、私、こんなにおっぱい大きくないよ」
「え!?」
男子生徒は自分の妄想で女子生徒のおっぷにを少し大きめに描いてしまった!
「もう……エッチなんだから。責任持ってこの大きさになるまで揉んでよ」
「え……今、なんて……!!」
「……し、知らない!!」
美術部女子生徒は胸を押さえながら教室を飛び出した。
【視聴覚室】
「んぅ~!みんな、甘酸っぱいね!」
マーサが梅干しを食べた時の顔をする。
「マーサ様、実は問題はここからなのです……」
「え?何が?」
サーフォンの言葉に疑問を持ちながら、モニターへ目をやる。
【放課後『教室』保健委員×生き物係】
「さ、サキさん!いま、メダカに餌をやっているとこだから!」
「あら、あなたのメダカは咥えていたら鰻になるの?」
サキと呼ばれた黒髪ショートで眼鏡っ娘の保健委員の女の子は水槽に餌をあげる男子生徒のバナンポを咥えていた。
ジュポジュポジュポ!
「サキさん!出ちゃう!」
ピュ――!!
「ごっくん。……あら、メダカより先に餌を貰ってしまったわ……うふふ」
【視聴覚室】
「ごっくん……。どうやら、保健委員のあの子"サキューバ・サキ"は人間とサキュバスのハーフらしくて、男の子みんな誘惑しちゃって……最初に言った「相談される」というのは全員、男の子からで「彼女の他に気になる人ができた場合、どうしたらいいか?」と男子生徒全員に相談されてまして……」
「……」
マーサは言葉を失った!
「まだ続きがあります。見てみましょう」
【その後『帰り道』サキ×不良】
レロレロレロレロ~。
「ぷはっ!さ、サキ!お前、いきなりキスして、し、舌を入れるなんて!!」
夕暮れの公園の木の下でサキが不良を誘惑していた!
「え?キスしたら舌は入れるでしょ。彼女とはキスしないの?」
「舌は……入れねぇ~よ……」
「気持ちいいでしょ。もう一回してみる?」
「な!!……お、おう」
夕暮れの木の下で二つの影が再びひとつに重なった……。
【その後『運動場』サキ×サッカー部エース】
ビュー!!
「……ごっくん。あら、もう出たの?2回目はさすがに早いわね」
ジュポ!ジュポ!ジュポ!
「サキ!や、やめろ!」
誰もいなくなった部室でサッカー部エースがお守りの紐で手を縛られた状態で脱がされ、サキにバナンポを咥えられていた。
「あらあら、手を使わないのはサッカーのルールなんでしょ。だから私も手を使わないでしてあげてるのに……あ、別の場所に出したかった?」
サキがショーツを脱いでサッカー部エースに股がる。
「お、俺には彼女が……」
「ふふ……彼女はこんなことしてくれないでしょ。どうする?私にハットトリックでも決めてみる?」
「……き、決めたい!」
ズブゥ――!!
【その後『美術室』】
びゅるるぅ!
黒いキャンパスに美術部男子生徒のバナンポジュースが飛び散る!
「すごい!芸術作品ができそうだわ!」
「サキさん……やめて」
サキは裸にした男子生徒の後ろからバナンポを手でしごき、キャンパスに向けてバナンポジュースを飛ばしていた。
「あら、筆が乾いちゃったわね。濡らさないと……」
サキが美術部男子のバナンポを舐める。
レロレロ……ちゅぱちゅぱ。
「さ、サキさん!い、入れたい!!」
「あらあら、彼女にがいるのに悪い子ね。私をキャンパスにするつもり?」
サキはスカートを脱いで机の上に座ると、男子生徒に向けて足を広げる。
「いい作品にしてね」
ズブズブ……!!
【おまけ『生徒指導室』サキ×先生】
びゅるぅ!!
「んはっ。教え子の口に出せて気持ちいいですか?先・生」
椅子に座る先生の股間からサキの顔が離れる。
「サキ君、毎回毎回だめだよ。僕は君の先生なんだから……」
「あらあら、先生のここは素直なのになぁ……」
サキは先生のバナンポを絶妙な指捌きでこねくりまわす。
「あうぅ!さ、サキ君!」
「では、先生らしく私に教えてもらおうかな。イ・き・か・た・を」
サキはショーツを脱ぐとスカートをまくり、机に手をついて先生に向けてお尻を振る。
「教えるのは得意だ――!任せておけ――!!」
ズブゥ――!!
「ひゃん!!先生、教え方上手~!!」
【視聴覚室】
「んぁ!……や、やっぱり共学は……無理でしょうか」
「……そだね」
マーサとサーフォンは顔を見合せ、来年から予定されていた愛魚女魔法女学園の共学案は白紙に戻った!!
ちなみに、マーサが視聴覚室でサーフォンと二人でモニターをただ眺めていたはずがない!
聡明な読者様ならお気づきだろうが、マーサはサーフォンに「あの保健委員の女の子と同じことして!」とサーフォンにお願いし、サーフォンも「マーサ様が喜ぶのであれば……」とモニターを見ながら同じことをしてもらっていたぞ!
※これはマーサだから許されることであり、あなたの彼女に「AVと同じことして!」などと言って嫌われても一切責任を負いませんのでご了承ください。
<……ラブホテルの定番だね!つづく!!>