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「根本まで……(一気に吸う!!)チュポ――ン!!」『魔王軍の日常』

 【とある道端】


「あ、そ~れ!アウト!せーフ!よよいのよい!はい!レキの負け~。一枚脱ぐ~」


 審判の格好をしたマーサがレキを指差す。


「わ、わかったわよ!もう!」


 青空の下、レキは自分のスカートに手を掛け、勢いよくそれを下ろした。


「わ~い!リーチ~!」


 下着姿のレキにマーサは大喜びだ!


「……もう!」


 恥ずかしそうに手で下着を隠す。


「よし!次で勝てる!」


 そういうイクも鎧の大半を脱ぎ捨てていて露出箇所が多い!


 レキとイクが道端で脱ぎ合っているのには訳がある。これは『ハラミサガリ王国』伝統の『ヤキューケーン』という占い方法で、素肌(胸、お尻)にあらかじめ文字を記入し『ジャイケン』という方法で勝負をして、負けた方が一枚ずつ脱ぎ、あらわになった素肌に書かれた文字が『女神の導き』となる由緒正しき占い方法なのだ。 

 ※女神フレイヤ考案


「しかし、王様から魔王討伐を依頼されたのはいいけど、道に迷うなんてね~」


 イクとレキの対決を胡座あぐらをかきながら観戦する勇者ユキノがつぶやく。


「ふたりとも、がんばるでっす!」


 トモミンはピョンピョン飛び跳ねながら下着姿で相対する二人を一生懸命応援する。


「イク、あと胸の軽装の鎧一枚と下はスカートと青と白の縞々ショーツ!レキ、胸に巻いてある布一枚と、下は白いレースのシースルーのショーツ!」


「マーサ殿!なぜ私が縞々のショーツを履いていることを知っている!?」


 イクが剣を振る度にスカートが捲れるので、それは全員が知っていた!


「もう!下着を詳しく解説しなくていいわよ!!行きます!イク様!!」


 レキが構える。虎の構えだ!


「ふふふ……まだまだ私には及びませんよ」


 イクも構える。剣は持っていないが、あれは昔、母さんが編み出した『シルフィード流剣術奥義『絶頂』』の構えだ!


「あ、そ~れ!アウト!セーフ!よよいのよい!」


 マーサが音頭をとる。


「はぁ――!!!」


 イクはいかにも切れ味抜群の『チョキ』を出した!


「てやぁ――!!!」


 対してレキは拳を握りしめた『グー』を出した!レキの勝ちだ!


「――ぐっ!!まだだ!次で……」


 負けたイクはスカートに手を掛ける。


「待って!脱ぐのは……上よ!!」


 イクの最後の一枚『けいそうの鎧』を指差す!


「ま、まさか……スカートを残したまま勝負を決するとは……拳聖レキ……あっぱれ!」


 レキの思いもよらぬ戦略に敬服する。


「さぁ……どっちだ!」


 イクの胸を凝視する。


「……ごくり」


 トモミンが喉を鳴らす。


「くっ!!……仕方ない」


 たゆんっ!


 パチンっと鎧の留め具を外し、イクのおっぷにがあらわになる。イクの豊満なおっぷにの谷間に『左』の文字が書かれていた!


「ひ、左!左――!!」


 マーサはちゃんと確認しようと、駆け寄ってイクのおっぷにを間近で凝視する。


 たゆんっ!たゆんっ!


「イク様をあんまりジロジロ見るな――!」


 レキがマーサの目を隠す。


「あ~!み、見えない~!」


 ジタバタするマーサ。


「左でっす!」


 トモミンが左の道を指差す。


「左……『倫絶の森』か……腕がなる」


 ユキノは遠方の森を眺めながら腕をまわす。


「……もう、いいでしょうか?」


 大きなおっぷにを揺らしながら、手を後ろで組んだままの姿勢で恥ずかしそうにイクが言う。敗者は勝者の許しがなければ素肌を隠すことができないのだ!


「はい!大丈夫です!女神の導きが有らんことを……」


 こうして勇者ユキノパーティーは左の道を進んでいった……。


【魔王城】


「欲しい……欲しいぞ……」


 魔王は一枚の写絵を見ながらプルプル震えている。


「魔王様、四天王が揃いました」


 とんがり帽子に、黒いドレス。妖艶な姿をした魔王軍突撃部隊長『けつの魔女アマルル』が魔王に報告する。


「珍しいこともあるもんじゃ。我ら四天王を全員集めるとは……。ふぉふぉふぉ……とうとう人間族に攻め込むつもりですかい?」


 フードをかぶり、うっすら見える年を召した顔がニヤつく。手には宝石が埋め込まれた重厚な杖、魔王軍参謀『しんかんの魔道士バイブン』だ。


「こいつを……さらってこい」


 一枚の※写絵を円卓に置く。

 ※女神チャンネル登録者100万人記念ブロマイド


「わ――!かわいい子だね――!」


 スクール水着の上にセーラー服のような格好で小さな羽をパタパタさせながら無邪気に笑うのは、妖精界をわがまますぎて追放された魔王軍隠密部隊長『七変化の妖精コスプレイーヤ』だ。


「あたしに任せなよ。ネバネバにしてあげるよ」


 スライムのような形状から突如、美しい裸の女性の姿が現れる。魔王軍策略部隊長『ねんえきスライムローショーン』。


「バイブン……ぬしが行け」


バイブン「なっ!!魔王様!?いきなり参謀のワシを!!?それほど重要な任務とは……」


 バイブンは「信じられな~い!」といった表情を見せる。


ぬしが死んだら、美女だけが残る……」


 魔王は静かに呟いた。


 そして、魔王は次の四天王候補に、裸に包帯を巻いたミイラっ娘、クレパトラーンを推薦したかった!包帯で攻撃をするたびに、裸の露出が高まるぞ!エロいぞ!クレパトラーン!


「――!?お、……おおせのままに」 


 嫌な汗をかきながら、杖を床にコツン!と打ち付けると地面に漆黒の闇が現れた。バイブンは闇の中へ沈むように姿を消した。


「まお――さま――!最近、部屋から出てこないね~どうしたの~?」


 コスプレイーヤは魔王の顔を覗き込む。


「……ちょっとな」


 罰の悪そうな顔をする。


「こら、コスプレイーヤ。魔王様は忙しいのよ」


 アマルルは丸い宝石が数珠繋ぎになっている通称『魔女のしっぽ』でコスプレイーヤをかくする。


「ひゃ~入れないで~」


 コスプレイーヤがローショーンの後ろに羽をパタパタさせながら、飛んで隠れる。


「あら……入れやすくしてあげましょうか?」


 ローショーンほ悪戯いたずらな笑みを浮かべると、下半身から湧き出した液体でコスプレイーヤの下半身を包み込む。


「コラッ!」


 魔王のいっかつ


 さすがの四天王も『ビクッ』と一瞬固まる。


「まお~さまぁ~」


 涙目になりながら魔王に助けを求める。


「よく見えん!我の目の前で入れなさい!」


 魔王の命令!


「は~い!」


 下半身を覆った液体はコスプレイーヤごと魔王の目の前に移動する。


「ままま、まお――さま!??」


 液体の中でジタバタするが、もちろん逃げ出せない!


「大人しくしてなさい!ホットローショーン!」


 液体がほんのり温かくなり、包まれたところだけ服が溶けだし、コスプレイーヤのかわいいお尻があらわになる。


「まままま、待って!待ってって!そこはお尻……!?」


「いっきま~す!」


 アマルルの数珠繋ぎのしっぽがコスプレイーヤのお尻に目掛けて勢いよく迫る!


「待て待て!あほ!あほ!あほ――!!!!」


 ズブッ……!


「うにゃ――!!!…………あ……でも……嫌じゃない……かも」


「ふはははは――!!」


 魔王もたいがいであった!


「はっ!魔王様が喜んでいらっしゃる!それなら……絶技!炎感ローショーン!」


 コスプレイーヤを包む液体が赤くなり、熱を帯びる!


「あっ!あったかくなってきた!体が……熱い!!」


「ローショーン!やるわね!私も負けてられないわ!秘技!悶絶ウェーブテール!」


 アマルルの数珠繋ぎのしっぽがうねりを増す!


「あったかい波が体の中に押し寄せるぅ~!!ダメぇ――!!はぁ――ん!!」


 なかなかのコンビネーションだ!


「あんた達いい加減にしなさい!七変化!魔界タコ『淫魔デビルフィッシュ』!!」


 怒ったコスプレイーヤから無数のタコの触手が生える!


 触手がアマルルとローショーンに襲いかかる!


「いやぁ~!!ローショーンのあったかい液体も加わってぬるぬるポカポカして変な気持ちになるぅ~!!」


 アマルルの体に触手が巻きつく!


「アマルルのウェーブテールの振動が触手に伝わる!?いやぁ~ん!!」


 ローショーンのスライムのようなまん丸おっぷにがぷるん!ぷるん!揺れる!


「やっ!そんな奥まで!?あ――ん!!」


 コスプレイーヤは『ズンッ!』という効果音ともに果てる!


「口の中にあったかい液体が……!?んぐ――!!」


 アマルルは『んボハッ!』と言いながら気を失うようにその場に倒れる。


「そ、そこに振動あてないで!!ビクゥ――ン!!」


 ローションの体が振動で『ビシャビシャ』と水しぶきを上げながらクネクネする!


「なぁ!!こ、これは!?究極魔界魔法『敏感ビッグウェーブ』!!?」


 並々ならぬ魔力の敏感ビッグウェーブに魔王は悲願の究極魔界魔法を目の当たりにしたという……。


 ザッパァ――ン!!


 コスプレイーヤは「ああ……激しすぎ……」と倒れながら微かな声を出す。


 アマルルは「いっぱい……飲んじゃった……」と四つん這いの格好で、口から涎をダラダラ出している。


 ローショーンは「そこ……ブルブル……だめぇ……」と、うめき声をあげながら『ビクン!ビクン!』している。


魔王「うむ!これ、究極魔界魔法と違うかな!」


 なんか、違ったみたいだ!!


【とある道端】


「あ、そ~れ!アウト!セーフ!よよいのよい!」


 審判マーサのかけ声が青空に響く。


「はぁ――!!!」


 なせか裸エプロンであとがない勇者ユキノは勝利のVサイン、チョキを出した!


「や、やぁ――!」


 メイド風前掛けでちっぱいを、腰に巻いたメイド風エプロンで下を隠しながら、こちらもあとがないトモミンは……グーを出した!トモミンの勝ちだ!!


「くっ!!負けたか……」


 ユキノがエプロンの紐をほどくと全裸になり、体の真ん中に『まっすぐ』と書かれていた!


「『まっすぐ』です!ユキノ様!」


 イクが前方の道を指差す。


「ほらっ!やっぱりあの先の森が『倫絶の森』よ!」


 レキは前方の道の先にある森を指差す。


「では、行くか!」


 ネコミミとしっぽを揺らしながら全裸のユキノが歩き始める!


「ユキノ様!!服を着てくださぁ~い!」


 負けたのに堂々と歩くユキノ!さすが、勇者だ!


「俺、裸の女の人の背中って好きなんだよね」


 ユキノのしっぽの動きに合わせて顔をフリフリしながら歩く変態マーサ。


「見てるのお尻じゃない!バカ!」


 マーサの頭をペシッと叩く。


「……この占い、意味があるのかしら」


 首をかしげながら歩みを進める剣聖イクであった……。


【その夜 魔王の寝室】


 薄暗い部屋の中で配信モニターの映像が映し出される。


『レロレロ……グルン!グルン!ぷはっ!……で、できた!バナンポを咥えながら舌をローリングする技『トモミントルネード』完成!』


 画面の中でバナンポ(本物)を片手に清々しい顔を見せるトモミン!


「……トモミン……早く、会いたい」


 配信モニターをガン見しながらつぶやく魔王の頭には『ともみん命』と書かれた鉢巻きが巻かれていた……。


 <つづく!>


【さらにその夜 『宿屋』マーサの部屋】


「まままマーサ殿……」


 控えめなノックをしたあと、静かに部屋に入ってきたイクは、恥ずかしそうにシャツとスカートをたくしあげる。


「ど~したの!?」


 寝ようとしたマーサより先にバナンポが起き上がる。


「ユキノ様が『おはようアサイン』の話を嬉しそうにしていたので……まだ空いているという『おやすみチュポン』を私が担当しようかと……」


 『おやすみチュポン』!!はじめて聞く言葉だが、絶対ユキノが勝手につけた名前だ!


「よ、よろしくお願いします」


 だが、否定するつもりはない!


 してくれる事はしてもらう!


 マーサは揺るぎない男であった!


「で、では!し、失礼する!!」


 イクはマーサの布団に潜り込み、マーサのズボンとパンツを同時に脱がすとメモ用紙を見ながらバナンポにキスをする。


「えっと……まず、『バナンポにキス』して……ちゅ!次に……『根本から舌をレロレロさせながら先まで念入りに舐める。今日一日の疲れを取るイメージで』根本から……レロレロ、レロレロ、お疲れ様、レロレロ……で、『全体が濡れて滑りが良くなったら一気に咥える』んぅ――!!」


「はぁ――!!気持ち良すぎて寝れん――!!」


 マーサの目とバナンポはバッキバキだ!


「んっ!んっ!んっ!『唾液をつけながら一定のリズム(スローテンポ)で最低、三十分は続ける』三十分!大変だ!がんばるぞ!んっ!んっ!んっ!」


 真面目なイクはユキノが適当に書いた『おやすみチュポン』のやり方を忠実に守る!


「三十分も、もたないよぉ~!あう!」


「んっ!んっ!『たまに感想をはさむ』か……んっ!大きい!んっ!んっ!おいしい!んっ!んっ!熱い!んっ!んっ!たくましい!んっんっ!出して!んっ!飲ませて!」


「ああ――!!出る――!!」


 我慢など出来ようがない!


 びゅるる!!


「んぅ――!!いっぱい出た~。最後に『根本まで咥えて、一気にバナンポジュースを吸い上げ綺麗にする』根本まで……んんぅ――!!(一気に吸う!!)チュポ――ン!!」


 マーサのバナンポジュースが一滴残らず吸い上げられた!!


「んはぁ――!!あぁぁ……スゥ――スゥ――」


 すごい吸引力で吸われ、快感が限界を超える!マーサは気を失うように眠りについた!


「や、やった!マーサ殿が安らかな顔で寝た!成功だ!」


 危うく天国へ行くとこだった!


「おやすみなさい……ちゅ……えへへ!」


 イクはマーサにそっとキスをすると、足早に部屋を出ていった。


 【次の日の朝】


「んっ!んっ!んっ!」


 ユキノの『おはようアサイン』が始まった。


「んぁ!ゆ、ユキノ!?」


 マーサが飛び起きる!


「んっ!んっ!おはようマーサ!昨日、イクの『おやすみチュポン』どうだった?んっ!んっ!」

 

「……すごかったよ」


「そっか!よかった!んっ!んっ!」


 『おはよう』から『おやすみ』まで

 異世界ライフに死角はなかった!!


「朝も夜も楽しみ――!あぁ――!」


 <つづく!>


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