「か……固くて太い……誰!?」『ザマァ王国の未来』
「はぁ~ポメラーニアが相手にしてくれないんじゃ、仕方ないな!おい、リコンシターイ!こっち来いよ!」
「な、なによ!!」
『欲』の勇者、ハーレー・ダビットチョンに呼ばれるがままに近づく『癒』の勇者、ヒトツマ・フーリンの妻、オニヨメ・リコンシターイ。
ガバッ!ブチュ――!
ダビットチョンはリコンシターイを抱き寄せると強引にキスをした!
「え――!?リコンシターイ!?」
フーリンが固まる!
「ん――!?ば、バカ!なにするのよ!」
「はぁ?お前、俺の事好きだろ?○ッチしなきゃ出られなそうだし。それとも能無しフーリンの方がいいのか?」
ダビットチョンは自分の大きくなったバナンポをリコンシターイに触らせながら耳元で囁く。
「そんなこと……バカ……ちゅ」
リコンシターイはダビットチョンのキスを受け入れた。
「あ、あ、り、リコンシターイ……」
立ち尽くすフーリン。
そんなフーリンの元へポメラーニアがまっすぐ歩いてきて、いきなりフーリンにキスをする。
ちゅ――!!
「な!ポメラーニア!?」
「なんかあいつらムカつくのよね!私らの○ッチを見せつけてあげましょう!!」
ポメラーニアはフーリンのズボンを脱がすとバナンポを勢いよく咥える!
ちゅぱちゅぱ!
「あぁ~ん!フーリンの大きくて固いわ~!あっちの体に比べてお粗末なモノとは大違いだわ~」
「な、なんだと!」
ダビットチョンが激怒する!
「ほら、あんな安い挑発に乗らないで。おっぱいで挟んであげるから……ね。あら、あなたは挟めるだけのおっぱいなんてなかったわね!ごめんね!どっかで落としたの?おっぱい」
リコンシターイはダビットチョンのバナンポを自慢のおっぷにで挟む。
「な、なんですって――!!フーリン何か言ってよ!!」
涙目のポメラーニアがフーリンに助けを求める。
「え!?僕はポメラーニアのおっぱいの方が好きだよ。とくにピンク色の先っぽが好き」
「ば、バカ!テレるじゃない!確かにあっちは大きいけど先っぽの色が性格と同じくらいくすんでるわね」
ポメラーニアの反撃!!
「なんですって――!!ダビットチョン!もう入れてよ!」
「お、おう」
ダビットチョンは立ったままリコンシターイを持ち上げ、駅で弁当でも売るかのような格好で入れた!
ずぷずぷ……。
「はぁ~ん!!力持ち!この体勢、奥までくるわ~!!弱虫フーリンじゃ、こうは出来ないよね~」
言いたい放題!リコンシターイの反撃だ!!
「なんだと!ぼ、僕だって!!」
「え!?ちょっと、フーリン!?」
フーリンは仰向けになったポメラーニアの両脚を両手で持ち上げ女性の頭の方へ持っていく。フーリンがマーサに教わった秘技『まんぐり返し』だ!!
「やぁ――!!フーリン!恥ずかしい!!」
秘部が露になり、顔を真っ赤にするポメラーニア!
「そのまま……入れる!」
フーリンは全体重をバナンポに乗せて、ポメラーニアへ突入した!
ズポ――ン!!
「あ――――!!お、奥まで……入っちゃだめなとこまで入っちゃう――!!」
両足を持たれて身動きが取れないポメラーニアに容赦なくフーリンのバナンポが襲いかかる!
「くっ!なによあれ!?ダビットチョン!あれより恥ずかしい格好はできないの!?」
「お前……恥ずかしい格好がしたいのか?」
リコンシターイは極度の負けず嫌いであった!
次の瞬間、突如、闇の魔力が高まり、辺りが暗闇に包まれた!
「きゃ!何も見えなくなったわ!ああん!」
リコンシターイの口に固い棒状のものが押し付けられる!
(なに!?咥えろってこと?……ぱくっ)
じゅるる……んぐぅ!?
「――!?か……固くて太い……誰!?」
びゅるるぅ――!!
「んぶぅ――!!溺れ!おぼろろぉ~!!えほっ!えほっ……すごい量……口の中いっぱい……」
そして、ポメラーニアにも魔の手が迫る!
「ちょっと!真っ暗で何も見えないわよ!え!?ちょっと!だめ!そ、そこは、おし――!?」
ズプププ……。
「んっあ――!!あ!あ!あ!だめ――!!暗闇で敏感になっちゃう!!あぁ――!!」
びゅるるぅ~!!
「ああ……いや……やだやだ……こんなの、知りたくなかった……あふぅん!」
そして、舞台上のチワ嬢の小さな体にも魔の手が迫る!
「何も見えない!――え!?なにこれ!?ふ、太い――!?あ!あ!これ!ダメなやつだ!ムリムリ!あ――!!……これすき」
びゅ――!!びゅ――!!
暗闇が晴れると同時にリコンシターイとポメラーニアとチワ嬢が倒れる!
「マーサ様!?マーサ様はどこですか!?あ!マーサ様!」
サーフォンがマーサを発見する!
「いやぁ~暗闇で迷子になっちゃった!あはは……」
「なんかあんた……スッキリした顔してない?」
レキがマーサの顔を覗き込み怪しむ。
「え!?い、入れてないよ!!」
「どこで何を入れたのよ!!」
レキが問い詰める!
そこへ、ユキノが割って入る。
「まぁ~まぁ~レキ、知ってるでしょ。マーサに"入れられない穴はない!"……でしょ?」
そんな名言みたいに言われても!!
「ご主人様は心の隙間も埋めてくれまっす!」
トモミンが珍しく良いこと言った!
「トモミン……あ!!また闇の魔力が……!?」
そして、また辺りが暗闇に包まれる!!
「きゃ!!何も見えないわ!!ま、マーサ!あんた、動くんじゃないわよ!」
レキがマーサがいたであろう場所に向かって叫ぶ!
……くちゅくちゅ。
「ん!!や!あ、あん!ちょ、ちょっと、どこ触ってるのよマーサぁ~!」
「――はっ!!?……す、すいませんレキ殿!マーサ殿かと思って!」
「え!?この声は……イク様!?……ビックリしましたよ……。……ん?マーサだと思って?」
「あ、いや……あはは。あはははは……」
イクは笑ってごまかした!
暗闇の中、マーサの心の中に女神フレイヤの声が聞こえてきた。
(こら!変態マーサ!!)
「え!?女神フレイヤ様!?」
(こう暗いと配信できないじゃない!あなたに女神魔法あげるから一気にかたをつけて!)
パワァァァ――……!!?
「わっ!力が漲る《みなぎ》!」
暗闇の中、マーサの体が赤い光を帯びる。
「す、すごい!真っ暗なのに、女性のいる場所が手に取るようにわかる!」
(今のあなたの力なら、全員一緒にイカせることも可能よ!彼女達の内なる力を爆発させ、闇の魔力に打ち勝つのよ!!)
「女神様……とりあれずヤればいいの?」
(そう!おもいっきりね!)
難しい話しは置いといて、マーサは全神経を女の子に向ける!
ドックン――!!
マーサの内なる欲望がマグマとなって噴射する!!
「イケる!女神魔法!バナンポボルケーノ!!」
説明しよう!バナンポボルケーノとは!女性の穴という穴に高熱バナンポジュースを流し込む、古のふざけた魔法なのだ!!
びゅるるぅ~……ドッパァ――ン!!
拳聖レキ「熱ぅ――!!なにこれ!?おかしくなっちゃう!!うわぁはぁ――ん!!」
聖女トモミン「にゃはぁ――ん!!体の中が燃えるように熱いのゃ――!!」
勇者ユキノ「アチュ!アチュ!ぱにゃぁにゃ――ん!!あはは……あは、あは、あはにゃぁ――ん!!ふにゅ……」
剣聖イク「クハァ――!!こんなにしちゃ……だめぇぇ――!!すごいの……すごいのきちゃう!!ふにゃ――!!!!」
鉄仮面サーフォン「……奥に熱いのグリグリくる!……マーサさまはぁ――ん!!んんんぅぅ――!!みゃはぁ――ん!!」
ポメラーニア「んぁん!や!そんなとこまで!んふぅ――!!もうだめぇぇ~!!こんなの、知らない……はぁ――ん!!」
リコンシターイ「あぁ~ん!!ごめんなさい!ごめんなさい!もう流し込まないで……ごめんなさああぁ――いぃぃ!!」
チワ嬢「ま、また!?熱ぅ!とろける!とろけちゃうぅぅ――!!んぅ――!!やだやだ……出ちゃう!!」
マーサ「これで最後だ!いっけぇぇ――!!」
びゅるるぅ――!!ドッパァァ――ン!!
女性達『もう、だっめぇぇぇ――!!!!』
プッシャぁぁぁぁぁぁ…………!!
女性達の聖(性?)の力で闇の魔力が払われた!
「ふふふ……燃え尽きちまったぜ」
マーサは莫大な精力をつかう女神魔法を酷使して燃え尽きた!
そして、自信を失った『光』の勇者、ネトラレ・オージもある意味燃え尽きていた!
「あはは……田舎に帰ろう」
こうして、ザマァ王国から闇の魔力は消え去ったのだ。
「マーサ師匠!」
『癒』の勇者、ヒトツマ・フーリンがマーサに駆け寄る。
「僕、感激しました!あなたに一生ついていきます!」
涙を流しながらマーサと握手をする。
「あ、ああ……そう。がんばってね……」
男には興味のないマーサは軽くあしらう。
のちに、『癒』の勇者、ヒトツマ・フーリンは騎士団の支援(副団長ポメラーニアの努力)を経て、チワ悪役令嬢との婚約を果たし、ザマァ王国の王となるのだが、それはまた別のお話。
【天界】
カチッ……。
「ふぅ~」
女神フレイヤはパソコンの『配信』ボタンを押しながら安堵の溜め息をつく。
「なんとか小型監視(盗撮用)精霊『女神の目』に暗視機能をつけられたわ。これでまたガッポリね……」
異世界一、金を稼ぐ女神フレイヤ!
増え続ける登録者!
溢れるコメント!
○ッチの需要がある限り、女神の配信は終わらない!!
シャワワワワァァ~。
「……なによ」
仕事終わりのシャワータイム中、女神フレイヤはこちらを振り向き、呟いた……。
ザマァ王国編 【完】
「……チワと執事のシュナウザー、まだ帰ってこないなぁ~」
四つん這いになりながら、律儀にチワ嬢のテーブルをこなす現国王ゴールデン・ゴールデンはひとり呟いた。
おしまい!