「す、すごいいっぱい……飛んじゃうわ」『両思い劇場』
ザマァ王国中央にある、舞台や演奏が楽しめる国民憩いの場、大劇場『ザマァ劇場』
『光』の勇者ネトラレ・オージの呼びかけで集められた者が続々と入場してくる。
「演劇でも見せてくれるのかしら?」
ザマァ王国悪役令嬢チワ
「お嬢様、段差がありますのでお気をつけ下さい」
執事 シュナウザー
「リコンシターイ!た、楽しみだね!久しぶりの劇場!」
『癒』勇者、ヒトツマ・フーリン
「ただで見れるならなんでもいいわよ」
フーリンの妻、オニヨメ・リコンシターイ
「オージの奴、俺達を呼び出して何をするつもりだ?なぁ、ポメラーニア」
『欲』の勇者、ハーレー・ダビットチョン
「気安く話しかけないで!私は忙しい団長の代理で来ているのだから」
ザマァ王国騎士団 副団長 ポメラーニア
「ね、ねぇ!暖かくなってから咲く黄色の花の名前、もう一度言って!!」
ハラミサガリ王国第一王子 マーサ
「"チンポポ"でしょ!それがどうしたの?」
拳聖 レキ
「チンポポは最後白いのが飛ぶのがキレイですよね」
剣聖 イク
「私の故郷、サカナトイッタラマグロ共和国にもたくさん生えているので、よく触って遊んでいましたチンポポ」
鉄仮面 サーフォン
「白いの食べれるけど、ちょっと苦いよね。私は好きだけど」
勇者 ユキノ
「ご主人様、私もチンポポ大好きでっす!」
聖女 トモミン
「えへへ」
バカなマーサはニヤケながら席に座る。
集まった主要11名(+執事1名)はオージの登場を待っていた!
すると、急に舞台にスポットライトが当たる。
「なんだ、『勇者』で集まったのはダビと"役立たず"だけか」
スポットライトを浴びたオージがいきなり悪態をつく。
「オージ、何を見せてくれるんだ!?」
座席から『欲』の勇者、ハーレー・ダビットチョンが叫ぶ。
「ふははは!よくぞ集まった愚か者達よ!今日、この時、俺がザマァ王国の支配者となる!出でよ魔王よ!!」
「なんだろ?演劇かな?」
マーサは柔らかいのにサクサク食べれる劇場名物"ヒップコーン"を食べながら呑気に眺めていた。
オージが小瓶を取り出し、蓋を開けると、ドロドロした液体が流れだし、やがて美少女の形を型どる!
ダビットチョンが立ち上がる!
「お、おい!それは……ま、魔王!?俺達が倒したはずじゃ……どういうことだ!?オージ!!」
「なんだと!!魔王だと!?」
ポメラーニアは槍を構える。
オージは両手を広げ、高笑いをする。
「ふははは!!そうだ!俺は魔王と手を組んだ!さぁ、圧倒的な支配の始まりだ!」
『我は魔王ローショーン。いいか、お前達の命は我のさじ加減と知れ!』
ローショーンは液体の体を人の数倍に膨らませ、言い放つ!
「そ、そんな……私の国が……」
「お嬢様……じぃの後ろへ!」
震えるチワ嬢の前に出て、体を張る執事シュナウザー。
「あ!やっぱり!前に遊んだローショーンだ!」
マーサがヒップコーンを頬張りながら指差す。
その通り!誰も覚えていないだろうが、ローショーンは18話で戦った、元魔王軍策略部隊長『粘液スライムローショーン』だった!
「え!?あの時の変態!?」
ローショーンがマーサを見て、ビクッ!となる。
マーサはあの時、ヌルヌルローション坂を難なく攻略した変態だった!
「また悪さでっすか!?メッ!ですよ!」
トモミンが立ち上がり、腰に手を当てる。
ローショーンは聖女トモミンのバナンポオーケストラで何度もやられているぞ!
「げげ!あの時の聖女!!止め止め!魔王ごっこはこりごりだよ!闇の魔力もいらない!私は帰るからね!!ばいば~い!」
ローショーンは闇の魔力を吐き出しながら、液体に戻り、流れるように姿を消した。
「お、おい!!なんだってんだ!!」
困惑するオージ。
吐き出された闇の魔力が劇場を包み込む!!
突如、劇場の大型スクリーンが下りてきて、効果音と共に衝撃の文字が浮かび上がった!!
バババ、バ――ン!!
『両思いにならないと出られない劇場』
『…………』
全員、いろいろと思い当たることがあり、言葉を失った。
「ご……ご主人様ぁ……」
「と、トモミン!急にどうしたの!?」
トモミンはマーサが座っている席の前に跪き、バナンポを頬でスリスリした!
(これは、まずいでっす!もしかしたら、ご主人様と劇場を出られるのは一人だけかもしれないでっす!トモミンの武器は喉の強さ!ご主人様にアピールするでっす!)
パクっ……ちゅぱちゅぱ。
「ああ!トモミン!みんないるのに大胆!」
マーサは両足の間で上下運動をするトモミンを何とか隠そうと両手を左右に振ってみたがバレバレだった!
「ねぇ……マーサ、キスしたくなっちゃった」
「れ、レキまで!んむぅ!」
ちゅぅ~!!
隣に座っていたレキはマーサに強引にキスをした!
(まずいわ!トモミンに先を越されたわ!恥ずかしいけど、私のキスでマーサをメロメロにするしかない!舌を入れて……きゃ~!マーサが舌を入れ替えしてきたぁ~!こうなったら、マーサの舌をバナンポするイメージで吸ってあげるわ!あぁ……恥ずかしくて死んじゃう~)
ちゅ……レロレロ……んぁ……マーサぁ~ちゅ~ちゅ~ちゅ~!!
「ふぅ~おっぷにが重いから、休憩します」
「い、イク――!?」
イクは着ていた厚手のキャミソールを両手でたくしあげると、露になったおっぷにをマーサの頭に乗せた!
(きゃぁ――!!何をしているのだ私は――!!みんないるのに、おっぷにを丸出しにして、マーサ殿の頭に乗せるだなんて――!!恥ずかしい!恥ずかしい――!!)
優等生のサーフォンがこの状況を冷静に分析してユキノに伝える。
「ユキノ様、これは闇の魔力による『独占欲』の増幅!いつもはみんなで仲良く○ッチしていましたが、一人占めしたい気持ちで溢れています!!」
闇の魔力で包まれた劇場は『独占欲』が増幅されたのだ!意中の者を独占して『両思い』になれないと、一生劇場から出られないぞ!!
「確かにな。今までにない変な気持ちだ。マーサ、指を借りるぞ」
ユキノはマーサの手をとり、自分の秘部へ当てる。
(ああ……マーサの指が私の中に……やだ、濡れてるのバレちゃう……。あ……あ……指が入ってきた……あん!すごい小刻みに動く!だめ!溢れちゃうよ~)
ちゅくちゅく……じゅぶじゅぶ……ポタポタ……。
「んぅ!マーサぁ!はぁん!だめぇ――!!」
「ああ!ユキノ!中、すごいよ!噴水みたい!」
マーサの指が軽快なリズムを刻む!
「ああ!ユキノ様!ズルい!」
普段は恥ずかしがりなのサーフォンもマーサの服をずらし、マーサの乳首を舐めた。
(マーサ様ぁ~ちゅ!ちゅ!レロレロ~。恥ずかしいけど、気持ちよくなってください……あぁ……マーサ様の乳首美味しい……私も……舐めてもらいたいな……恥ずかしいけどおっぷには出しておこうかな)
サーフォンはマーサの乳首を舐めながら、着ていたシャツのボタンを上から外しておっぷにを露にする。
「ああ!みんな、どうしたの!あぁ~!!」
マーサは5人の猛攻にただただ悶絶した!
その頃、舞台上では『光』の勇者、ネトラレ・オージが悪役令嬢チワの服を脱がせていた!
「きゃぁ!!やめて!!」
「こうなったら、チワ嬢を落として、この国の王になってやる!!」
「お嬢様!」
執事、シュナウザーが駆け寄る!
「おっと!執事よ!それ以上近づいたらチワ嬢の命はないぜ!おとなしくチワ嬢が落ちるのをそこで見ているんだな!」
「くっ!」
「安心してシュナウザー、オージのお粗末なものじゃ、私は落ちないわ!」
チワは余裕の表情を見せる。
「ふん!前の俺とは思うなよ!闇の魔力を吸った俺は『光』と『闇』の使い手となった!喰らえ!シャイニングブラックホール!!」
オージは短剣(バナンポ(小))を取り出すとチワ嬢の中に入れて、光の速さで腰を振る。
キラキラシュポポ――!!
「え!?やん!!こ、これ……気持ちいい!?」
「ふはは!光のはやさで出し入れする時に、ちゃんと外まで出すことによって吸引力をプラスさせたのだ!」
ただの努力の賜物だった!
「あ……いいかも!シュナウザーの咥えさせて……」
「お、お嬢様!?」
チワ嬢は気持ちよくなってきて、オージに突かれながらシュナウザーのバナンポを咥えた!
んうぅ!んむ!んはぁ~!んん!!
「お……オージ様……私の中に、あなたのバナンポジュースをたくさん出してください!」
チワ嬢がオージに目を向ける懇願すると、オージは腰を振るのを止めた!
「……」
「え?お、オージ様?なぜ、止めてしまわれるのです?」
「でた」
オージが呟く。
「え?」
「だから、とっくに出てるんだよ!!」
オージはとうの昔に果てていた!
「……はぁ……シュナウザー!」
チワ嬢はオージをどかすと、シュナウザーの方を向き、両手と両足を広げる。
「は、はいお嬢様!!」
シュナウザーはチワ嬢を持ち上げ、抱き抱えながら奥まで入れた!
ズドーン!!
「んはぁ――!!奥まで!!これよ!これ!んはぁ――!!」
大砲に撃ち抜かれるほどの衝撃がチワ嬢を襲う!
「お嬢様!一回目!行きます!」
びゅるるぅ~ドバァ――ン!!
「んは――!!す、すごいいっぱい……飛んじゃうわ」
チワ嬢はシュナウザーに抱えられながら、まるでロケットの発射の時のように秘部からバナンポジュースが溢れだす!
「ガ――ン!!」
オージは両手と膝を地面につき、これでもかというほど強烈な敗北感を感じた!
その頃、『癒』の勇者、ヒトツマ・フーリンとその妻、オニヨメ・リコンシターイ、『欲』の勇者、ハーレー・ダビットチョンとザマァ王国騎士団副団長ポメラーニアは互いに向かい合いながら、牽制を繰り返している。
「リコンシターイ……周りがすごいことになってるけど、僕らはどうしよう?」
「はぁ?もう何年もそういうことしてないでしょ!いまさら出来ないわよ!」
リコンシターイはフーリンを拒絶する。
「だ、そうだポメラーニア。お前、フーリンの事、好きだろ?寝取っちゃえよ」
「はぁ――!?ダビットチョン!お前はバカか!私は団長のマジメと結婚したばかりだぞ!フーリンとはただの幼馴染みだ!貴様だって幼馴染みのリコンシターイとよろしくやればいいではないか!」
「な、なんだと!テメー!!」
「なによ!」
拒絶する人妻と幼馴染み達!
交差する思いが劇場をさらに盛り上げる!!
<不倫はダメよ……つづく!!>