「いまさら、あなたに裸を見られても、恥ずかしくないわよ」『元カノ』
【ザマァ王国 ロイヤルホテル スイートルーム】
【お題】『元カレと仲直り○ッチしないと出られない部屋』
対象者:勇者ユキノ
「あれ?出られないぞ?……元カレ?」
ユキノは扉に浮かび上がった文字を見て、首をかしげる。
先の戦いで、マーサがハラミサガリ王国の第一王子だとバレてしまったので、ユキノもまた世界でただひとりの"本物の勇者"とバレてしまった!
そんなユキノに用意されたザマァ王国ロイヤルホテルのスイートルームから、いつの間にか出られなくなってしまったのだ!
ガチャ!バタン!
「あ!ユキノ!ここにいたのか!」
マーサが扉を開けて入ってきた。扉はもちろんすぐ閉めた!開けたら閉める、マーサは教養のある主人公であった!
「あ!しまった!ガチャガチャ!やっぱり、出られない!」
マーサはドアノブをガチャガチャしたが、扉はすでに固く閉ざされていた!
マーサは教養はあるが、学習能力がなかった!
「あ、マーサ。どうやら"元カレ"と○ッチしないと出れないのだが、私はマーサとしか付き合ったことがなくて、困っていたのだ」
ユキノは扉に浮かんでいた文字を指差しながら話す。
「う~ん……とりあえず、○ッチしてみる?」
「うん!そうだね!じゃあ、おっきくするね」
ユキノはマーサに抱きつきキスをする。そのまま首、肩、乳首、お腹とキスをしながら下降してバナンポに到着する。
ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ~。
「ちゅ!はい、到着~はむはむ」
「はぁ~ユキノの全身キス列車は最高だよぉ~」
マーサはユキノ列車に発射オーライだ!(?)
「準備完了!はい、どうぞ」
ユキノはベッドに四つん這いになる。
「やった!四つん這いの女の子の服を脱がしながらする○ッチって、俺、好きなんだよね~」
「ん……知ってる」
脱がされながらユキノが呟く。
「では、入れま~す!」
ズリュ!
「んはぁ!いきなり私の弱いとこを突いちゃだめぇ~!!いくぅ~!!」
ユキノは体を反らしながら痙攣する。
「ユキノ!出る!」
「ん」
ユキノはいつものように振り向いてバナンポを咥える。
びゅるるぅ~!
「んぐっ!んぁ~いっはい……」
いつものようにバナンポジュースを手に出してマーサに見せる。
「はぁ~気持ちよかった。やっぱり、後ろから○ッチして、最後は口の中に出したいよね!」
知らんがな!と、読者の声が聞こえた。
「さて、扉は……ガチャガチャ……ガチャガチャ……やっぱり開かないか」
マーサがドアノブを回すが扉は開く気配がない。
その様子を見て、ユキノが意を決する。
「やはり、一度別れないといけないか……。マーサ、私を振ってくれ」
「え?やだな~、でも、仕方ないか。ユキノ、別れてくれ」
マーサがユキノを振った!
「…………あぅ」
ユキノの頬に一粒の涙が流れる。
「ゆ、ユキノ!大丈夫!?」
「ああ……わかっていたが、マーサと別れるのは辛いものだな……ははっ」
泣きながら笑うユキノをマーサはとても愛おしく思った。
「ユキノ……俺!んぐっ!」
マーサの口をユキノの手が塞ぐ。
「こ~ら、寄りを戻すのは○ッチしてからだぞ」
「ゆ、ユキノ……」
マーサはユキノを優しく抱きしめた……。
「こ、こら!もう別れたんたから気安く触っちゃだめぇ!」
ユキノは両手でマーサを押し退ける。
「ああ!前はすぐに触れたのにぃ~!触りたくても触れない!ドキドキする!」
マーサは初めての元カノプレイにドキドキだ!
「マーサはベッドで寝てて!私は『怪我で入院したら元カノがナースになっていた件』ってことにするから」
「お、おう……」
よくわからないが、ユキノはクローゼットを開けて、なぜか用意されていたナース服に着替える。
「えっと、俺は入院中の元カレをやればいいのかな?」
空気の読めるAB型のマーサはすぐさま布団に入る。
ユキノがナース服を着てマーサのそばに近づき、驚きの表情を見せる。
「え?嘘……ま、マーサなの?……久しぶりね」
なにやら始まった。
「ゆ、ユキノぉ!?看護士になったんだ……昔からの夢だったもんな」
「マーサこそ……生意気にちょっと、かっこよくなっちゃって……」
「ははは、バイクで事故っちゃって両腕がこれさ!」
いつの間にかマーサの両手は包帯でグルグル巻きになっていた!
「それじゃ、なにもできないわね。ほら、体を拭いてあげるから起きて」
「両手がこれじゃ起き上がれないよ~」
「仕方ないわね~。まったく、甘えん坊なところは全然変わってないわね」
ユキノはマーサの首に両手を回して起き上がらせる。
ユキノのおっぷにがマーサの目の前に来る。
「ユキノ、……大きくなったね」
「もう!どこ見てるのよ!……もう」
ユキノは、おっぷにを両手で隠す。
「ご、ごめん……」
「ほら、体を拭くわよ」
「……」
ユキノがマーサの上半身を脱がして濡れタオルでマーサの体を拭く。恥ずかしさからか、しばらく無言が続く。
「はぁ~、体を拭いてるだけなのに……すぐバナンポおっきくなるところ……昔から変わってないのね」
ユキノが下半身の山なりになっているズボンをツンツンつつく。
「あぅ!こら!ユキノ!俺は両手が使えないから大変なんだぞ!すぐ悪戯するところ、変わってないんだから!」
マーサはビクン!となり、恥ずかしそうにユキノを怒る。
そんなマーサにユキノが近づく。
「……してあげよっか?」
耳元でユキノが囁く。
「え!?ほ、本当!?」
「昔のよしみよ」
「ユキノ、変に優しいところも……変わってないね」
「もう……相変わらず調子のいいことばっかり……いいよ。マーサのしたいこと……全部、してあげる」
「じゃ、じゃあさ!前みたいに……」
ユキノは言われるままに、マーサを膝枕をしてナース服のファスナーを下げると、露になったおっぷにでマーサの顔をビンタする。
「もう、相変わらず膝枕でおっぷにビンタしながら手でされるの好きなんだから~」
ユキノはマーサのズボンからバナンポを取り出し、手でコシコシする。
「ユキノぉ~」
「はい、はい、出すときは口の中でしょ。わかってるわよ」
びゅるるぅ~。
「んぐぅ!……ごっくん。あ、ごめん、久しぶりに飲みたくなっちゃって。手に出すとこ見たかったよね」
「……次は、見せてもらおうかな」
「調子いいんだから」
ユキノはマーサにキスをすると、そのまま首、肩、乳首、お腹とキスをしながら下降してバナンポに到着する。
ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ~。
「はい、到着~はむはむ……もう……すぐ元気になるとこ、変わってないね。ほら、いつもの格好で……」
ユキノは服を着たままベッドに四つん這いになる。
「ああ!元カノの服を脱がすの……ドキドキする!ああ!両手が使えない!」
バカなマーサが包帯グルグル巻きの両腕を振り回す。
「はいはい、自分で脱ぐわね」
四つん這いのまま、服を脱いでいく。
「ユキノの背中……きれいだよ」
「もう、恥ずかしいこと言わない!いまさら、あなたに裸を見られても、恥ずかしくないわよ」
と、言いながら頬を赤らめるユキノ。
「では、入れま~す」
ズリュ!
「あん!いきなり私の弱いとこ攻めないでよぉ~!はぁ~ん!!今までで一番、気持ちいい――!!いっくぅ――!!」
ユキノは体を反らしながら痙攣する。
「ユキノ!すぐ出ちゃう!!」
「ん」
ユキノは振り向いてバナンポを咥える。
びゅるるぅ~!
「んぐっ!んぁ~いっはい……」
バナンポジュースを手に出してマーサに見せる。
「んは……どう?満足した?」
「すごく興奮しました……」
カチャ!
マーサがユキノにお礼を言うと同時に扉のロックが解除された!
「おお~成功!開いたみたいだね。……で、どうする?」
ユキノは四つん這いのまま、お尻をフリフリする。
「もちろん、もう一回する~!!」
マーサはユキノに飛びついた!!
「あん!もう……今度は、逃がさないでね」
元カノプレイ……恐るべし!!
<なんだそりゃ!!……つづく!!>
「あ……れ?」
ロイヤルホテルの魔道式エレベーターを下るマーサが突然、呟く。
「んむ?どうしたマーサ?まだ出てないぞ?」
エレベーターが下に着くまでにバナンポジュース出せるかチャレンジ最中のユキノがバナンポを咥えたまま首をかしげる。
「ああ!咥えられたまま、首をかしげないで!!出る!」
ビュピュゥ――!!
「んぶ!……んぐっ!んはっ!ふぅ、チャレンジ成功。で、どうした?」
ユキノが立ち上がる。
「あ、ああ……実は前回の話が記念すべき100話だと思ったら今回の『元カノ』が100話だったんだ。数え間違えた!」
「おお!さすが勇者の私!100回記念話イタダキだぜ!」
「え?そう?書き直さなくていいの?」
「いいんじゃない?私、勇者だし」
チーン
エレベーターが開き、差し込む光がユキノに後光がさしているように見える。
「そうだね……。ま、いっか!」
「マーサ!行こう!」
「うん!」
ユキノに手を引かれ、光の中に吸い込まれるふたり。
そうだ。マーサ達の戦いは終わらない。
立ち止まってる暇などない。
次のお題は、ザマァ王国編の要【『両思いにならないと出られない部屋』
対象者:全員】だ!
マーサは新たなステージへと歩きだした……。
<ふぅ……誤魔化せた。つ、つづく!!>
※100話記念コメントお待ちしております。