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35.連続挑戦

【祝 ブックマーク数三人突破!!!】


 いやーまさかこんなに早くブックマークが三人行くとは思ってもいませんでした。てっきり一生行かないかと。でも、嬉しいですね。この作品が徐々に人気が出てると思うと毎週三話も苦じゃありません。なのでこの三話はサービスで少し長めに書いていきます!!!これから毎週三話投稿、頑張って行きます!!!

◇◇◇◇


さて、残すはあの気色悪い足だけになったけど、どう倒そうかな。すばしっこそうだし、蹴荼はもう決めれそうにないかな。


   「雨音、一緒に倒す?それとも一人でやりたい?」


「う〜ん、後々コンビネーションも重要になってきそうだし、やっぱり一緒に倒そう!」


   「OK!じゃ、さっきの奴、行くよ!」


「はい!!」


   二人でやれば速さ的に蹴荼は決まる。雨音には援助して貰おう。


足だけのスモーアは何も言わずにこちらめがけて走ってくる


   「雨音は私が合図したら何も言わずに風魔法で私を吹っ飛ばして!」


「りょ、了解!」


   雨音は魔法を撃つ準備をして構える


……多分脚だけスモーアは止まることなく突っ走って来る。なら、出来るだけ引き付けて蹴荼を放ちたい。恐らくここから15m辺りがジャスト。それなら……


   「雨音!魔法を撃ち終わったら、すぐに身を引いて!」


「了解です!!!」


   3……2……1……0!!!


思いっきりジャンプして、風を受けやすいようにバリアを足に張って置く!


   「雨音!今よ!!!」


「はい!!!」


     『風砲(ウィンドキャノン)!!!』


とてつもない風が吹き付ける。100mは吹っ飛んだかな。凄い高いな~!天井に頭ぶつけないのかが不安だけど。


   「良し!イイ感じ!!!」


そういえば、落下する時って確か体を出来るだけ真っ直ぐにすると速さが増すってどっかで聞いたような気がする。やってみようかな。


 実際に体を棒のようにピンと伸ばしてみると、意外な程速く落下していっているのが見て取れて分かった。


    「お~!速い速い!!!」


良し、そろそろかな?脚だけスモーアは私の事に気付いていないようだし、このまま……!!!


スモーアを「蹴荼!!!」という声と共に踏みつけると、まあそれはそれは見事にペチャンコになり、スーっと煙になって消えていった。

 それと同時にアナウンスが流れる。


   《スキル 盲目耐性Ⅲを獲得。所持スキルに追加します》


おぉー!!!盲目耐性!あれかな、脚だけスモーアが目が見えてないから……って事かな。だから私達に突進出来たのね!


「お姉ちゃーん!!!大ー丈ー夫ー?」


   「大ー丈ー夫ー!!!ちょっと足が痺れた位!!!」


雨音は小声で「ふぅ……良かった……」、と溜め息を付く。そんなに心配してくれたの?


   「雨音ったら優しいのね!!!」


「エッ!?」


雨音は少し顔を赤くしている。図星だったのかな?

 それにしても、ホントに同い年とは思えない位可愛いわよね~!!!もう今すぐ抱きつきたい!


   何故か何気なく雨音の方へ足が出る


 ん゛ん゛ん゛!おっと、そのまま本性さらけだしちゃう所だった……セーフセーフ。


   「雨音ー!雨音は何かスキル手に入ったー?」


そう言いながら雨音の元へと向かう。

 まあ、向かうとは言っても超石のお陰で3秒も掛からず着いてしまうのだけど。100m走でも何でも陸上に関しては地球の世界記録を軽々凌げてしまいそう……

 ホントにスキルと魔法は偉大な物ね。


「うん!鉄壁Ⅱって言うのなんだけど、多分防御力が上がるのかな?」


ふむふむ、私と同じスキルではない、と。つまりは手に入るスキルはランダム。欲しいスキルがあっても運に大きく左右されそうね。


   「じゃ、一階を制覇した事だし、帰ろっか!」


「……あれ?」


雨音の様子が可笑しい。何かあったのかな。


   「雨音、どうかした?」


「いや、何か向こうに画面みたいなのが表示されてない?」


そう言って指を差した方を見ると、ここから50m程離れた辺りに、白い背景に水色の文字で何かが書かれた画面が見えた。


   「行ってみる?」


さっきから自動で帰還する様子はないし、危険な物でもなさそう。


「うん!」


雨音は元気な返事をしてくれるから雨音の事好きになっちゃうんだよね!!!こう無邪気な笑顔を見るとさ、幸せになるんだよね。

 あ、それと、恋してる、とかじゃなくて、単純に人として好きって事だからね!勘違いしないでね!


白い画面の方に向かう。そこに着くと、水色の文字でこう書かれていた……


《この階を5分以内に制覇した為、次の階に連続挑戦出来ます。挑戦しますか?》


   《  YES   NO  》


   「どうする?雨音」


何となく雨音に訊いてみたけど、多分、判断は私に委ねられるだろうな。だって、お姉ちゃん、だし。


「どうするも何も、決まってるでしょ?お姉ちゃん!」


   「それも……そうね!」


   私は迷わず《YES》の方をタップした


◇◇◇◇


   《第二階層 灼熱の鉄板》


ゲームのように少しづつ体が消えて行く移動方法に少し怖さを覚え、ワープする時毎回こんなんされて主人公もたまったもんじゃないな、と思いながら第二階層へとやって来た。


   「灼熱の……鉄板?」


灼熱の鉄板と聞いて何となく床を見ると、私が履いていた靴がどこかへ消え去っており、裸足になっているのがまず目に入った。

 そして立て続けに床が鉄板になっている事に気が付いた。


   「これは一体……?」


あれ、雨音も裸足になってる。んでもって雨音の裸足の破壊力と来たらヤバいわね!これは光喜に見せられたもんじゃないなー!女の私でさえ見とれてしまいそうなスベスベお肌をしてるじゃないのっ!


「私も、分かんない。それがこの第二階層の特殊ルール的な物なんじゃない……?」


   「良く分かんないけど、取り敢えず歩いてみましょう!」


「それもそうだね!」


◇◇◇◇


………10分位歩き続けたけど、何もない事だけが分かった。

 床一面に広がる鉄板。それを溶かすかのように熱い光線を浴びせ続ける太陽。これは……多分敵との闘いじゃない。


   暑さとの闘いだ!!!


それに、さっきから妙に地面が暑い。妙っていうか太陽と鉄板のせいなんだろうけどさ!

 プールサイドみたいに定期的に足を上げないと暑くてヤバい位だ。

 熱いならスキルとか魔法でなんとかすればいいじゃないか、と言われそうだけれど、そうじゃない。スキルも魔法も使えなくなっているのである!!!何かの拷問ですか?これ。

 つまりはこの階層は我慢勝負をする為にあるという事。いつまで耐えれば終わるんだろう……?


   「雨音、足大丈夫?熱くない?」


実際、私は凄く熱いと感じている。もう普通に立っていられはしない。


「まだ、大丈夫。きっと、耐えれば終わりは来るから。その時まで頑張ろう!」


「そうね。弱音なんて吐いてられない。まだ二階層。これからもっと苦しい事が待ってる。それに、光喜を一人置いて、死んでなんかいられないからね!!!」


とは言ったものの、いつまで経っても終りが来る様子はなかった。そして、どんどん床が熱くなってくる。一秒たりとも止まってはいられない程に。


   「うっ!!!熱い、もう火傷は…避けれなさそう……ね……」


ずっと小走りのような感じで進んでいたせいか、徐々に疲れが見え始めていた。本当にまだ二階層なのかと不安に思う。


そんなとき、アナウンスが掛かった。


   《第二階層制覇迄残り十分です》


◇◇◇◇


   「アヤツラ……割ト耐エテイルヨウダナ……」


   そんな時、部屋にタカユキが入って来た。


「本気で殺しに掛かってんのか?駄目駄目、そんな事したら」


   「タカユキ……心配ハイラナイ。アノママダトスグ二制覇サレルダロウ」


「助け舟はいらない、という事か」


元々二階層の時点で助け舟を用意し、奴隷紋を付けて手駒として利用するつもりだったが、それは後からでも出来る事。今はどこまで行けるか見守るだけだ。保護者ヅラして叩かれそうなのが不安ではあるが。


   「ソウダ。アヤツラハ相当ナ人材ヘト成長スルダロウ」


「それは如何にも楽しみだな……!!!」


   「俺モ同感ダ……」


まさか、そのままエンペラーを倒したり……いや、それはない。書物を漁って見つけた本に書いてあった。なんせ遠い昔、確か魔王の右腕なんて言われていたらしいからな………

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