34.冗談じゃない
◇◇◇◇
マズい!あのままだとお姉ちゃんは確実に攻撃を受ける!私が止めなきゃ!
スキル 俊敏 作製。
《作製に成功しました》
それで……剣を作って、毒魔法を付与して、一気に奴の所に向かう!
「うおおおおお!!!」
だが、私は後30cmと言った所でこれは無理だと悟った。
でも、大丈夫だった。
「雨音、私の心配してくれたの?ありがと!」
お姉ちゃんは私の肩を触り、閉まりきった入り口の方へ走って行く。流石にこれでお姉ちゃんが死ぬ訳……ないか。
ス モーアはお姉ちゃんが急にいなくなり、戸惑っている。
「今!!!」
私は思いっきり剣を斬り上げる。毒の効果もあり、スモーアの体が2つに分断された。
「残すところ後一体。もう勝利は目の前!!!」
《スキル 神速を獲得。俊敏の上位互換の為、スキルが上書きされます》
良し、行ける!
神速の効果で、いきなり残りのスモーアの場所まで移動する
「とりゃあああ!!!」
剣が液晶に突き刺さった。これで私の勝t
その時私は吹っ飛んだ。そのまま地面に転がる。
「チッ、これでも動けるのね……」
蹴られたお腹をさする。液晶を破壊しても動き続けるとは思っていなかった。
「雨音大丈夫!?」
「大丈夫。内臓破裂くらいしなきゃまだ十分闘える」
もう一度スモーアの方へ向かう。今度は脚を狙って……
思いっきり斬る!!!
「ア、アマイイ、イ、ナ」
「斬れない!?」
ヤバい、このままだと蹴りがまた飛んでくる。早く受けの体制を……
「格闘技なら私もできるよ♪」
「え?お姉ちゃん!?」
「ジャンプ!かーらーのー!」
私は咄嗟に真上を見る。スモーアも気を引かれているみたい。
「蹴荼!!!」
※ここでの蹴荼とは、蹴って苦しみを与える、という意味の独自の当て字です※
スモーアが地面に食い込んだ。その隙に身を引く。
「お姉ちゃん凄い……!!!」
「お父さんが柔道やってたから、見様見真似でね!」
「いやあの技は柔道やってる人でも誰だって出来ないでしょ……」
全く、お姉ちゃんはもう人を越えちゃってるよ………。私もだけど。
「そこは置いとくとして、後一体、残ってるね」
「え?もう三体倒した筈じゃ……」
「いーや、下半身がね」
下半身?え、いやまさか。私が倒したのがまだ動いてるって言うの?生命力どうかしてるんじゃない……?生きてないけど。
「雨音。油断大敵、だよ」
「うん。大丈夫。二人いればきっと……」
「それそれ、それが油断!いつでも気を引き締めて!」
「す、すいません……」
気を引き締める、ね。良し!やってやろう!!!




