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29.出発

私が未来に来てから三年の月日が経った。あっという間のように感じたし、とても長いようにも感じた。


この前、神石を六個使ってジャグリングしてたら、落としちゃって破片が飛び散ってしまった。

 そしたら、目に神石が入って、大丈夫かと思って鏡見たら、目が青色になってたんだよね……

 これのせいで桃音の目が青いのかな。まあ、命に別状はないし、大丈夫でしょ!


桃音からは沢山の事を教わった。魔法の事とか剣術もそうだし、高校の内容も教えてくれた。

 多分、未来で桃音に私に教えるように、っていったからなんだろうな。


◇◇◇◇


「心の準備は出来た?」


   桃音は私の身嗜みを整えながら話しかける


「うん、大丈夫。桃音には色々な事を沢山教えて貰ったから」


「そーお?私的には、特訓が終わった後も夜とかに真面目に剣を振ってるお母さんが一番努力して、私が教えた事を必死に覚えようとしてたように見えたよ?だって、私はやり方しか教えてないからね」


「え!?私がこっそりやってたの、見てたの!?」


でも、確かに桃音からはやり方しか教わってない……

 どうやったら威力が出せるか、とかは全部自分で考えたんだっけ………


「あら?気付いてなかったの?それなら、まだまだ特訓が必要 か な ?」


   「遠慮しておきます!」


「そっか!別に、もっと特訓してから行ってもいいんだけど、年齢を合わせないといけないからね。しょうがないか!」


「じゃあ、三年間ありがとう!あなたを産んだら同じ事するから、覚悟しておきなさいよ!」


「そんな事言ったって、もう経験してるんだよー!」


   「フフッ、それもそうね!」


   私は機械を起動させ、場所と年代を指定する。


「行ってらっしゃい!あ!そう言えば過去に戻ると断片的に記憶が一時的に無くなるから、気を付けてね!」


「え?そうなの!?でもまあ、そんな事言って立ち止まりはしないんだけど!」


         『行ってきます』


 私は、そっと、ゲートをくぐってその場所へと向かった


◇◇◇◇


ここはどこだろう?それで、ここは路地裏かな?家があるけど、日本の家のみたいな家だなぁ。

 忘れてたけど早く家に帰らないと……お父さんが心配するし、早くこの機械?を使って帰らなきゃ。

 気を取り直して前を見ると高校生らしい男女二人組がいた。

 あれは誰……?


 そう思うと二人が急に「地球人!?」と叫びだした。


何か会話してる……?あ、男の人が近付いてきた。


   「ね、ねえ、そこの君」


あ、何か優しそうな人だなあ。取り敢えず、この人の事を訊かなきゃ。


   「ん?誰?それに、あなた地球人?」


「え、あ、うん、そうだけど。で、えーと。名前は、何て言うの?」


名前!?えっと……お父さんに見知らぬ人には偽名を使いなさいって良く言われるから……えっと……私地毛が金髪だし……


   「アリス」


「あ、アリスって言うんだね。それで、何でここにいるの?」


え?いや、私も分からないんだけど……!?


   「着いたところがここだっただけ」


いや、私、何言ってんの……?

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