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28.特訓(2)

あの日からまた半年が経った。

 桃音とはほぼ互角になり、そろそろ剣術を覚える事になった。


「私は魔法より剣術の方が得意だから、そこら辺はみっちりやるわよ!」


   「う、うん………」


「どうしたの?もしかして嫌だった?」


   「いや、そうじゃなくて………」


「そうじゃなくて?」


「魔法より剣術の方が得意だったって言う事に驚きを隠せなくて……」


私は本当に凄い娘を残すのね………


「あーそっか!でも、すぐ追い付くよ!魔法はもう私が教える事もないし、剣術も朱音には敵わない位だからね」


え?


「朱音って、そんなに強いの?」


桃音よりも更に強いだなんて、それだけ私も強くならないと不釣り合いよね………


「うん。今、朱音は仕事で政治家達の護衛の任務に就いてて、地球では最強って言われているんだよ!」


   「そんなに……!?」


政治家達の護衛だなんて、大したものね………

 これにはお父さんも一安心ね!


「そう、そんなに。でも、そんな朱音でも、お母さん相手には手も足も出ないんだよー!」


   「手も足も!?」


「そんなに驚いた?」


「いーやいや!地球最強の朱音が私に手も足も出ないって、流石に冗談でしょ!?」


「冗談じゃないわよー?だって、今も仕事終わりにお母さんに特訓して貰ってるからね!」


   「そうなんだ………!!!」


あれ?でも、そんな化け物みたいな強さしてたら嫌でも有名になる筈………


   「ねぇ、今の私ってどんな仕事してるの?」


「仕事?うーん……専業主婦って言えばいいのかな?でも、副業で料理店やってるって、朱音が言ってた」


   「え?闘ったりはしてないの?」


もしそうなら、相当鈍ってる筈なのにそれでも対等に闘えないなんて、未来の私どれだけ強いのよ………


「うん、ここ数年は闘ってる所なんて一回も見てないかな。それに、私は特訓以外でそこまでお母さんに会わないし、良く分かんない、かな」


   「そっかー……」


「あ!話、逸れちゃったね!じゃあ、剣術の特訓、始めよっか!」


   「それもそうだね!」


◇◇◇◇


   「全っ然勝てない………」


「その調子だと三ヶ月経っても勝てないわよー!ほらもっと力強く振るのよ!」


   「……え、えいっ!!!」


私の攻撃は簡単に受け流され、その勢いで私は前に転んでしまった。


   「いてててて………」


「フフッ、私も良くこのやり方でそうやってお母さんに転ばされたのよ?」


   「それってこのやり方を今勉強して未来であなたに教えるからじゃないの?」


「正ー解ー!ま、そのお陰で強くなれた訳だし、この受け流しは覚えて貰うわよ!」


   「は、は~い………」

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