0-34.死の光との闘い(1)
前回に続きまして今度は超上位デーモンの姿について話していきます。トデスヒリトとその仲間は、なぜか執事の格好をしています。髪は全員黒色です。目はそれぞれ違う色を持ち合わせており、トデスヒリトは紫色です。
「取り敢えずは様子見です。掛かりなさい」
彼の部下とおぼしき敵の一人が無言で颯爽とこちらに駆け寄ってくる
「まずは俺が!」
今回は俺も様子見で自分の力を把握しないと油断するし、素手で行ってみるか。
そんで、もしもの攻撃に備えて薄いバリアでも自分に張っておくか。
「まずはこれを受けてみろ、空刃!」
お、ストロングが使ってた技か。やっぱりインフレしているという予想は当たっていたな。
だが………
「俺も強くなっている!!!」
俺は勇気を出して手を横に振る
「良し、弾いた!」
空刃は右に勢い良く飛んで行き、遠くにある木がスパッと切れた
「何?手で、弾いた……だと?なら次は打撃だ!」
敵は俺に急接近し、蹴りを入れる………が、
「何だ?凄くゆっくり攻撃してるようだが、それじゃあ当たらないぞ?」
俺は体に敵の足が当たる前に軽く腹にパンチをした
そうすると、軽くやった筈なのに、敵が見事に10mくらいグルグル回転しながら吹っ飛んだ
起き上がって来る様子は………無い。軽くやった筈だぞ………?
「いぃ、今の何!?ちょっと速すぎて見えなかったんだけど!!!」
エーリアさんが凄く興奮している。今のがそんなにすごいのか………
「おー!お兄ちゃんやるー♪私も早く闘いたいなー!」
結衣は余り驚いてはいなさそうだな。俺と大体互角位だろうか。また俺より魔力が上だったらやだな………
「ほほう、中々やるようですね。なら、今度は少し数を増やしてみましょう」
今度は8体ほどの超上位デーモンがこちらに向かってくる
「やっと私の出番来た!?」
「いや、まだだ。これも俺が一人で行く」
「えぇー………ちょっと位いいじゃん」
「こいつら倒したら後は自由にしていいぞ」
「私、待ちます!!!」
素直でいい子だな、結衣は。
「魔法なり何なり使って来い!」
挑発に乗ったのか、一斉に魔法を仕掛けてくる
が!!!!!俺は全てを「軽く」手で弾き返す
「あ、あぁ…………」
エーリアさんはもう開いた口が塞がらなくなってしまっている
敵は動揺している。まあ、当たり前だろう。火なんて普通の人間には弾けないからな。
「手で出来るかは分からないが、やってみるか」
手をチョップのポーズにして、横に傾けるそして、思いっきり振る
「空刃!!!」
目の前にいたデーモンが上半身と下半身で分断され、その場にボトボト落ちていった
「魔法を使わずに魔法を無理矢理作り出すなんて………やっぱりあなた達………只者じゃないわね………」
「よーし!全部倒したら好きにしていいって言ってたし、いっくぞー!!!」
結衣はまず真っ先にボスの所へ向かう
「ジャーンプ!!!そして、右手に炎を点火!!!」
結衣の手は青白く燃え上がる。なぜ赤じゃないのかは、赤より青白い方が温度が高いかららしい。
「追加で私の手に崩壊の魔眼を付与!」
お?新しいスキルか。そんでもって物にスキルや魔法を付与できる事を覚えて実行に移せている。結衣の闘いのセンスは上級者その物だろう。
「この技は私が雷刃と同じ位愛用してる技!その名も……!」
「一体その攻撃は何だ!?食らったら危険なのは確実!避けなければ!」
「動いちゃ駄目!神の天眼!!!」
「な、何!?か、体が、う、動かない!!!や、ヤバい!!!」
神の天眼、多分動きを封じる魔法だろう。
あれ?もしかして、何か凄い倒しそうな雰囲気だな………
「ちょっと間が空いたからもっかい仕切り直すよ、その名も………」
「や、止めろぉぉぉ!!!!!」
もうさっきの口調じゃ正気保てなくなってるよ。品が最低品質に降格しましたって感じ?
「破壊の拳!!!」
一気にデーモンの顔が歪んでいく
「ぬぁあぁあぁあぁぁあ!!!!!」
敵は空へと塵になって消えていった
《アンデッドウェーブ第二波を10分以内に攻略しました。ボーナスとして参加者全員に神聖スキル 真実の探求者を贈呈します。その為、新機能として魔方陣にチャット&通話が追加されました。又、ボス討伐ボーナスとして参加者全員に神聖スキル 厄災の回避者を贈呈します。そして、次のアンデッドウェーブは三週間後です》




