0-33.やっちゃった
「そういえば、私がここにいる理由をまだ話していませんでしてないよね?」
「確かに、なんでこんな所にいるの?」
「あなた達にも同じ事が言えるけど、まあそれは置いといて、私の事から話すね」
「は、はい」
「実は、ここ最近、地下で大きな魔力のぶつかり合いが起こっていて、一般人とかは膨大な魔力を一定時間受け続けると身体に影響が出るから、それを調査する為に専用の穴を掘って、そこから来たんだけど、着いた瞬間にここに来ちゃったんだよね」
「大きな魔力のぶつかり合い………はっ!!!」
「ゆ、結衣、まさか………」
これ以上言ってはいけない。それは誰にでも分かる。その原因が俺等だと知れば、色々と問題になりかねない。
「あれ?もしかして、あなた達何か知ってる???」
ガチの図星だ………結衣、頼むから何も言わないでおくれ……
「い、いや、私達は何も……」
その言い方はマズい!!!
「何か怪しいわよ?」
「え、えっと……えーっと……」
「あ、あの!多分、このアンデッドウェーブのせいでその現象が起きてると思うので、は、速くこれを何とかするのが先決じゃないですか?」
俺はすかさず思い付いたデタラメを口にした
「そうかも知れないね!あ、それと、あなた達っていつからあそこにいるの?」
「えっと……二週間前位!」
結衣!?
「あれ?魔力のぶつかり合いが始まった日と大体一緒になってる……?これって偶然?」
「え?そうなんですか?多分、偶然ですよ偶然………ハハハ……」
「ホントかなあ………?まあ、あなた達が原因であれ、このアンデッドウェーブが原因であれ、今はボスを倒すことが一番優先しないといけないんでしょ?敵、そろそろ出てくる頃合いなんじゃない?」
「え、えぇ………そうですね………」
あ、あぁ………精神が持たないぃ………死ぬぅ………
「あ!!噂をすれば、だよ!!!何か、ドラキュラみたいなのが来てるよ!?」
そして、遠くの方からだが、はっきりと、「ドラキュラとは聞き捨てならんな」と、聞こえた
「もう、話し合いはしてられないね!さっきは色々疑っちゃったけど、今は共に闘う友!協力しよ!!!」
「よーし!!!エーリアにいいとこ見せちゃうぞー!!」
「久しぶりに本当の殺し合いをするが、腕がなるな」
敵の軍勢はおよそ30。ボスはその中にいるだろう。
敵は当然のように瞬間移動をして前方20m辺りまで移動する
「私達超上位デーモン、又の名を死の光をドラキュラと見下した事はこれから殺す過程でしっかり償って頂きますよ、そこのお嬢さんとそのお仲間さん」
「臨むところ!!!これでも強い敵と山ほど闘って来たんだから!」
《アンデッドウェーブ終了迄残り35分です》
さあ、今回は超上位デーモンこと死の光について語っていきます。死の光という名前の由来についてです。
こちらの名前の由来は至ってシンプル。
太古の昔、この超上位デーモンが人々を狩り、町が一つ無くなるまでにたったの十数秒しか掛からなかった事から、死を光速で奪っていく死の光、と言われるようになりました。
超上位デーモンを引き連れ、会話をしていたボスの名前は
トデスヒリト、というそうです。




