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0-31.UW第二波

◇◇◇◇


   《アンデッドウェーブ終了迄残り40分です》


到着、と。これも二回目か。今度は広い平原がステージになっているみたいだな。




「おにーーーちゃーーーーーん!!!!!」




お!?この声は…………!!!


後ろから聞こえた声の方を見ると何ともたくましい姿の服がボロボロになっている結衣がそこにはいた


なんだか、少し大人びているような気がする。この二週間で、きっと強くなっているんだろうな。


「やっと会えたー!!!」と、結衣が猛スピードで砂埃を巻き上げながらこちらに駆け寄ってくる


「おーっとっとっと!!!魔力が上がると身体能力も上がるから足がすんごく速くなっちゃってる!!!もうオリンピック出れるんじゃない!?」


   「いや、あの速さだと多分出禁になる速さだな」


「そんなに!?えー!?いっぱいお金稼げると思ったんだけどなぁ………」


オリンピックに出る以前に、まず地球に帰れるかが問題なんだよな………


「あ!もしかして今無理だって思ったでしょ!!!」


   「え、いや、そんなことは、ないぞ………」


「えー?ホントにー?」


   「本当、だ」


「………まあいいや!久しぶりに会えたのにケンカなんかしてちゃダメだよね!今はアンデッドウェーブ中なんだし、敵に備えよ!」


   「そ、そうだな」


毎度毎度、こうやって疑われるのは本当に体力消耗が激しい。臨機応変でもこれはどうしようもないな………


「でもさー、今のところ全然敵出てこないよね」


   「確かに……そうだな。草以外何も出てこないな」


「今回もしかしたら何もないんじゃない?」


   「いや、流石に何もない事ないだろ………」


「魔力感知は?」


    「そうだな、取り敢えず………やってみるか」


     「魔力感知!!!」


    「…………何も、映らない?」


「やっぱり何もいないじゃん!」


何故だ…………?アンデッドウェーブってそんなものな訳が………


少し呆れて額に手を当てて上を見上げるとそっと剣を抜いた


「お!やっと敵出た!?」


   結衣は刀を抜いてキョロキョロする


   「結衣、上だ、上」


「え?上?空でも飛んでるの?」


   「いや、違う、落ちてきてるんだ」

「成る程!よーし!あそこか!!!狙って狙って………今!三連ファイアーボム!!!」


    「ファイアーボム?」


敵はだんだんと近付いてきている。フードを被っていて顔は見えない。持っているのは………剣か?


「後もう少しで起爆だ………!」


これで倒したりしたら何か呆気ないんじゃないか………?

 どうせ強いんだろうな………


  そう思った瞬間、敵がいきなり真横に方向転換した


「え?嘘!?やっぱりあの子飛べるじゃん!ファイアーボム結構体力持ってかれるのに………」


結衣がそう言うと、ファイアーボムとやらが爆発し、空一面が真っ赤に染まる


   「結衣、ホントにこれお前がやったんだよな………?」


「え?そうだけど………?」


「これは、かなり頼りになる位に成長してくれたみたいだな」


「素直に褒めてくれてもいいんだよ?」


   「それ、自分で言うか………?」


爆風を受けながらそんな話をしているとさっきの敵が着地した音が聞こえ、ついでにこんな声も聞こえた


???「アンタ達………もう少し相手を見極めてから攻撃は仕掛けなさいよね……」


   敵がフードをめくる


それは紛れもなく、人間の見た目をしている美少女だった



         ~???について~


緑のフード付きの服を着ていた少女は身長は結衣よりも少し高い。赤色の髪と眼をしている。敵か味方か、またそれ以外かはまだ分からない

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