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0-28.至れり尽くせり

【祝 4/10 PV2000達成!!!】


【祝 ブックマーク2人達成!!!】

◇◇◇◇


   「あの………セストさん………」


「今度は何ぃ?」


「何で、わざわざティト……を突進させて闘わせたんですか?いきなり現れて勝負!でもいい気がするんですけど………」


「それは結構単純だよぉ。ただ、貴也君を警戒して、闘うことを拒まないようにしたかっただけなんだよねぇ」


   「あー単純ー………」


セストさん、色々考えてるんだな……。多分頭脳戦じゃこの人の右に出る者はいないんだろうなぁ…………


「そういえばー、貴也君は、これからどうするんだい?」


   「どうって、そうですね…………」


少し俺は考え込んだ。すると、集中しすぎたのか、月光が消えてしまった


「え!?急に真っ暗になった!?ん、なんだ消えただけか………」


「フフッ、そんな難しく考えなくてもいいんだよぉ?」


   俺は急いで明かりを付ける


   「すいません………じゃあ、答えます」


「うんうん」


「魔物を狩って、強くなって、アンデッドウェーブに備えたいんです」


「アンデッドウェーブ?そう………」


   少しセストが暗い表情になる


   「どうかしましたか?」


「ん?ぃやあ何でもないよ、それで、魔物を狩りたいんだよね?」


   「はい………」


「それなら、もっといい方法があるよぉ?」


   「もっといい方法?」


「そう、それはね………おーいティトー!!!」


   その瞬間、俺は全てを察した


[ハ、はイ……セスト様、ぁア…………]


「ティト、君には貴也君に分身のみで闘ってもらうから、分身出ーして?」


[ハイ…………]


ティトは言われるがままに分身を創り出す。それは、まるで本物のようにそっくりだった


「分身のティトは元々備わっていたハーシャーダーツァイトは使えない。それに、本物よりも弱体化してるから、貴也君のいい相手になると思うよぉ~。喋らないのは大きな違いだけどねぇ」


分身は黙ったまま正面を向いて無機物かのように静止していた


   「あ、それはどうもご丁寧に………」


「こんなので驚いてもらったら困るよぉ?分身のメリットはこれだけじゃないんだぁ~」


   「と、言いますと?」


「分身はティトとは全くの別の個体。だから、倒すと新しいスキルや魔法が手に入るんだよねぇ。それに、分身のスキルを持っている魔物は希少だから、皆こぞって倒しちゃうんだよねぇ。ティトはハーシャーダーツァイトも持ってるから、多分オークションに出したら軽く兆は行くねぇ………」


[エ、セスト様………?流石にそンな事はしマセんよネ………?]


「さぁ、どうだろうねぇ………?」


   ティトの顔が更に青ざめたのが分かった


………俺が魔物を狩りたいと言い、ここまでしてくれるセストさんはどんな目的があるかは分からないけど、手助けしてくれているのは確かだ。

 魔法とスキルの取得手段であることは魔物の特権。それをこんな形で、しかも効率良く集めさせて貰えるなんて、恵まれすぎて逆に怖いぐらいだ。


「さて、そろそろ始めようか」


   分身は静かに頷く


「それと、絶対に貴也君を殺したり、傷付けたらだめだよぉ?」


   分身はもう一度頷く


「とことん俺に尽くしてくれますね………何か少し申し訳ないです………」


「いやいや、僕は貴也君の為を思ってるだけだから気にしなくていいよぉ~」


   「あ、はい…………」


でも、後で仮を返せーなんて言われたら俺に出来る事なんてないし、どうすればいいかな………

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