0-27.一斉攻撃
◇◇◇◇
もし、もし今あれが大勢で来たりなんかしたら負けること間違い無し!って感じだからもうじっとしてなんかいられない………
だからこそもう決着を着ける!!!
「ファイアーボム!!!」
あの威力からは到底考えられない質素な球体が魔方陣から勢い良く出てくる
そしてすかさず…………
「対魔法バリア、対物理バリア!」
魔物達は何かを試すように動じずにいる
3………2………1………0。
一瞬光ったと思うと、瞬く間に炎が視界を奪う
「バリアのお陰で無傷で済みそうで良かった………30mは投げたのに、こっちまで炎が来てるって、どれだけ威力高いんだか………流石にこれじゃあ蜘蛛達は無傷じゃ済まないよね………」
何か、フラグみたいだけど、絶対起こって欲しくないな………
炎も消えそうにないし、取り敢えず魔力感知してみよう………
さっきよりは少なくなっているものの、少し色が残っていた
まあ、そんなに上手く行く訳なないかぁ…………
そう思った時、目の前の炎が一瞬にして消えて無くなった
「あれ?炎が………消えた?」
そして、目の前には勿論魔物が壁に張り付いていた
バリアを構えながら
「ば、バリア!?私と同じ技が使えるの………!?」
でも、バリアを張っている場所以外の蜘蛛は皆やられてるって事は………
あ!いいこと思い付いちゃった☆
多分、バリアの中心にいたあの他の蜘蛛より少し大きいのがバリアを張った張本人で一番強いボス的存在。
まずはそいつを狙う!!!
その為にはまず全力ダッシュをして近づく!!!
「うぉぉぉぉぉ!!!!」
良し、射程内に入った。
「ジジッ!!!」
前を魔物が阻む
何体だって次の一発で仕留める!!!
私の全身全霊の力をこの刀に捧げてこの一発で決める!
「私の十八番であり奥義、とっておきの」
「ジジーッ!!!!!」
「 雷 刃 」
まず目の前の魔物を貫通し、そのままボスに向かって飛ぶ
「ジッ!」
魔物はバリアを張って防御する
「バリアなんて関係ない!そのままいっちゃえぇぇ!!!」
数秒の間、刀がバリアに防がれるが、風魔法で追い討ちを掛け、少しづつヒビが入る
「もう………そろそろ………」
「ジジー!!!!」
パリン、という音が洞窟内に響き渡る
「ジジー!!ジジッ!!ジ!ジ………ジ……………」
刀が真っ正面から突き刺さり、魔物は少しの間悶絶し、そして全く動かなくなった
「倒し………た?」
周りにいた魔物はボスが倒された事に焦りを感じ、奥へと逃げていった
「これで、終わったんだ………つ、疲れたー!!!」
その場に仰向けに寝転がる
「これで一段落着いたかな?ちょっと流石にここまで休憩一つして来なかったから何かご飯でも食べて休もっかな…………」
◇◇◇◇
ありゃ、制御装置壊れちゃってますね……。それに、ドアも完全に交換して新しくしないと無理そうですねぇ…………。どれだけ派手にぶっ壊せばダミアさんは気が済むのでしょうか………。いっその事ドアを無くしてしまいましょうか?
いや、ドアも部屋の一部、景観が失われてはいけません。やっぱり、直してダミアさんには注意をしないとですね………
そういえば、あのお姉ちゃんの様子はどうなったのでしょうか………。流石にシんでは………いませんか。まあそうですよね。僕が初めて興味を持った人間ですから……そう簡単に死んでは困ります。
まあ、これ以上炎魔法でこっちに被害を出すのは止めていただきたいですが………
それより、後もう少しで夢に追い付きそうですね………もしかすると、あのお姉ちゃんが何かヒントにでもなる気がしますね………




