0-26.蜘蛛蜘蛛蜘蛛
「え、気持ち悪っ。目ん玉何個付いてんの………10個位?しかもそれが何十体と………」
蜘蛛が大嫌い!!!!!………という訳じゃないけど流石にあの大きさであの目の数であの数いたら流石に嫌いじゃなくても気持ち悪い………
でも、強くなる為!………生きて帰れるか、というのも問題ではあるけど………
「取り敢えず……魔力感知だよね………」
見渡す限り、オレンジ、オレンジ。
またさっきよりも強くなってる………最後にはどこまで強くなるんだろう………
そして、私は攻撃は遠距離射撃の魔法がメインだという事も分かったし、これからは魔法全般で行こうかな。
「ジジッ!」
そこには、一匹の蜘蛛の魔物が自信に満ちたように5m程先にずっしりと足で地面を踏んでこちらに闘いを申し出ているように立っていた。
「君が最初に私と闘うの?」
「ジッ!」
「オッケー。じゃあ、行くよ!」
「ジジーッ!!!」
まずは………
「毒矢!!!」
まぁ、弓からじゃなくて魔方陣から出るんだけどね………
「ジッ!」
蜘蛛の魔物は余裕そうに躱す
そして矢が地面に付き、地面を溶かしてジュージュー言う
………これは、威力には期待しても良さそう………
それで、流石に一本じゃ当たりそうにもないよね………
「なら、十本でどうだぁー!!!」
今度は風魔法も重ねてスピードも上げたから当たる筈………!
だが、それらは一つも当たる事なく地面に落下してはジュージュー言う
図体大きい割にめっちゃすばしっこいじゃんこの蜘蛛!!!
「ジジッ!」
近付いてきた!そんな時は蜘蛛のお腹を狙って………
「棘の大地!!!」
ドゴッ!!!と、地面から鋭い岩が飛び出る
それには流石の魔物も脚を取られて前に倒れ込み、無防備な所に串刺しになった
これで、やっと一体………大勢で掛かってこられても勝てるかな………
周りを見渡す
どの魔物もさっきの位置から一歩たりとも動いていない。
もしかしたら今のを見て学んでいるの………?
そうだとすれば、あんまり手の内を見せたらいけない。
出来るだけ使う魔法の種類は抑えつつ倒していなきゃ………
◇◇◇◇
お姉ちゃん流石だなぁ………でも、お人形さんは学習してどんどん強くなる。
いつまで抵抗していられるかな?フフフ…………
???「フレイ………?調子はどお?」
フレイ「あのお姉ちゃん、凄く興味深いよ。だから、もう少し観察してみるよ。ダミアさんも観察する?」
ダミア「私は別にぃ?動物は殺す以外に興味はないの。アンタって物好きよねぇ………」
「ダミアさんも大概でしょ?」
「私はいたって普通よぉ。イズとかハンクとかよりはマシでしょ?」
「あの人達は例外だよ。イズさんは平気で人を殺すし、ましてや僕達にも危害を加えようとして来る。ハンクさんに至ってはファウストさんに喧嘩売ってボコボコにされても大喜びするド変態だしさ…………」
「ふふ、まあそうかもね~」
「あの人達に世話焼いてるの誰だと思ってるんですか?ダミアさん?」
「アンタにはいつも感謝してるよ、フレイ♪︎」
「ホントですか~?」
「ホントだってばあ~!!!」
「僕が居なくなったらどうなるんですかね、全く」
「何~?まさか私を頼らないなんてそんな事ないわよね?」
「信頼はしていますが、あの人を任せれるかどうか分かりませんよ~?」
「何をー!?」
「フフ、僕より強くなったら任せれちゃうかも、ですね」
「よっしゃあーーー!!!!私ちょっくら特訓してくる!!!!!」
ダミアは全速力で走り、扉を蹴り破って外へ出た。
全く、単純なお人ですね。そして………
「何で扉を壊すんですか!!!これ直すの大変なんですよ!?」
遠くから「へっ?」という声が聞こえる
「あー後で直しとくから、大丈ー夫!!!」
はぁ………あの人一人じゃ直せる訳ないのに勝手な事を言って………
まあ、後から観察の様子は見れるし改良でもしながら直しますか…………




