0-14.特訓
あの日は風呂に入った後に寝た。勿論、風呂に入る方法はお察しの通りだ。
〜翌日〜
今日は結衣と特訓だ。ただの社会人が剣の特訓の仕方なんて分かる訳ないのだが、取り敢えず結衣とただひたすらに組む、という事を行うことにした。
俺は剣術という物は良く理解していない。その場のノリで何とか乗り切っているだけだ。(駄洒落じゃないからな)
そして、ストロングとの戦闘時にスキルを作った。その時にふとスキルや魔法には階級があるのではないかと。
でもそれを証明する物は何もないので、またしてもアナウンスさんに尋ねる事にした。
階級について色々教えてもらい、大体は理解した。結衣もその事について興味があったらしく、とても話を聞きたそうだった。
俺は「でも説明するとなると面倒くさいから」と言って結衣の専属アナウンスさんに説明をしてもらった。
俺の今の現状はこうだ。
≪下位魔法、スキル≫
≪魔法≫ なし
≪スキル≫ ソウルブレイクⅠ
≪中位魔法、スキル≫
≪魔法≫ なし
≪スキル≫ 属性魔法強化 Ⅳ、攻撃力強化 Ⅳ、防御力強化 Ⅳ
≪上位魔法、スキル≫
≪魔法≫ なし
≪スキル≫ 言語理解、装備強化 剣豪 Ⅳ、強靭、索敵、洞察、迅速、予知、魔力感知
*予知と未来視の違いは、予知は攻撃等がくる方向が分かり、未来視は未来にどんな事が起きるか分かるので未来視は予知の上位互換という事です*
≪超上位魔法、スキル≫
≪魔法≫ 高速治癒
≪スキル≫ 王者の立ち振る舞い
≪神聖魔法、スキル≫
≪魔法≫ なし
≪スキル≫ 勇者、鑑定、神の意思
スキルが上位にだけ固まっているのは………まぁいいだろう。そして、かなり魔法陣の見方も分かってきたな。
結衣はどんな感じなんだろう。後で訊いてみるか。
◇◇◇◇
場所は平らな地形がかなり広がっている所を選んだ
「じゃあ始めるか」
「見合って見合って〜」
「いやそれ相撲の奴!」
「いいのいいの。雰囲気さえあればいいから!」
「そ、そうなのか?」
「じゃ、気を取り直して。見合って見合って〜」
「はっけよーい」
俺は固唾を呑んでその時を待った
・ ・ ・
「残った!!!」
余り妹と本気で闘いたくはないが、結衣を満足させるためだ。少しの怪我は呑み込んでくれ!
「雷刃!」
流石に俺もこれ位は避けれて当然だ
「何だ結衣?その技気に入ったか?なら、精度とかスピードとかは上げた方がいいぞ。まぁ、全ての技に当てはまるものだが……」
「今は、闘いに集中したら!」
そうか、なら!
「黒曜石って硬いらしいぞ」
「急に何言ってるの?」
結衣が斬り掛かって来る
「黒曜石の壁」
地面から黒い物体がモリモリっとはえてきた
刀が当たった衝撃で火花が散っている。結衣は『え?』と刀に力を込めながらもキョトンとしている様子だ。
「今俺等がいるのは剣と魔法の世界だ。魔法も使っていかないとな。結衣だって、雷刃だけじゃ飽きるだろ?」
「そうだね。私もちょっと魔法使ってみようかな」
「じゃあ、一旦距離をとって!良し、これ位でいいか」
間隔を20メートル位取って結衣に声を掛ける
「おーい!今から魔法撃つ練習するから何か撃ってこい!俺も魔法を受ける練習したいから頼む!」
「はーい!」
◇◇◇◇
さて、何を撃とうかな。別に何でもいいけどどうせならスゴイの撃ちたいよねー。
何かこうバンッ!って感じのめっちゃカッコイイ奴!バンッ!って感じだからやっぱり火かな?お兄ちゃんみたいに水爆でもいいけど真似ばっかりは良くないよね……
それだったら何を撃とうか迷うな………と言っても何も頭に無いんだけどね。
「ゆ、結衣ー?まだかー?」
「え?あ、ごめん!ちょ、ちょっと待ってて!」
あんまりお兄ちゃんを待たしたら駄目!それは最優先事項!でも何を撃てばいいか分からない!!!
ええいもうヤケクソよ!
「棘の大地!!!」
「下からか!!!」
お兄ちゃんは冷静に横へ躱す
「まだまだ!棘の大地!」
「またかっ!これじゃあ魔法を受けるも何も出来じゃないか!俺が惨めだな………」
「何回だって撃ってあげるよ!」
でも、疲れてしまうのが難点なんだよね………
そういえば、お兄ちゃんは魔法を撃っても疲れる様子は見せない気がする………
もしかしたらお兄ちゃんはやれるんだぞ!!みたいなのを私に見せたいだけかも………
「くそっ!避けても避けても切りがないな………なら!」
そう言ってお兄ちゃんは空中にジャンプする
それを待ってました!
「稲妻!!!」
光って前が見えなくなった
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