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20.異世界

 あれから数日、忘れ去っていたたんこぶも完治して俺は超絶美少女であるアイツの弟子となり、三木隆幸への復讐の意味も兼ねて強さを求めて魔物狩りに励んだ。時間の概念が少しづつ歪んで行ったがそれなりの生活は出来るようになっていた。

 朝らしき時間帯ではアイツに叩き起こされ、土を喰らう者で朝ご飯を済まし、1824階層へ上がる。

 そこではノーマルドラゴンの上位種であるレッドドラゴンの更に上位種であるデビルドラゴンを相手する。


 最初はすぐに怪我をしそうになって一体化で地面に逃げていてアイツに叱られていたが、今は攻撃を冷静に見極めて回避し、地面の石を切り出して魔法 物体念動で石に乗り、自分の体ごと空中に持ち上げる。デビルドラゴンが攻撃してきたら弱点である目を狙い同時に頭まで貫通させるという一連のムーブによって5分で1体は倒せるようになった。

 デビルドラゴンを倒したとき、ある一定の確率でアイテムがドロップする。デビルドラゴンの鱗だ。スライムを倒した時は何もドロップしなかったが、まあその辺はそういう物として受け取ろう。使い道についてはイマイチ良く分からないが高価そうなのでドロップしたら毎回拾っている。


 話は変わるが、スキル 一体化は超上位スキルである事が分かった。だが、何故俺は破滅の魔眼や一体化のような超上位魔法や超上位スキルを沢山持っているかは分からずじまいだった。あのスライムは物凄くレアだったのかも知れない。一体化って元々持っていたような………?

 そして、アイツに魔法やスキルの位階や魔法やスキルのレベルも教わり、位階については下位魔法、スキルから中位、上位、超上位、特殊な物で神聖魔法、スキルがあるらしい。

 レベルは小から順に中、大、極となる。俺の場合、魔法、スキルが何かいつの間にか全部極になっていた。多分デビルドラゴンを沢山倒したお陰だろう。

 デビルドラゴン討伐で獲得した魔法、スキルがかなり多く、頭がごっちゃになって今自分が何の魔法やスキルを持っているか分からなくなったので、纏めるとこうだ。


≪下位魔法、スキル≫


≪魔法≫ 雪魔法、闇魔法、混乱魔法

≪スキル≫ 魔法統合、スキル統合、熱耐性 体力強化 Ⅱ


≪中位魔法、スキル≫


≪魔法≫ 物体念動、高速移動、隠密

≪スキル≫ 防御力強化 Ⅲ、攻撃力強化 Ⅲ、俊敏、装備強化 鋭利


≪上位魔法、スキル≫


≪魔法≫ 土を喰らう者

≪スキル≫ 言語理解、装備強化 剣豪、強靭、索敵、洞察、分身、瞬間移動


≪超上位魔法、スキル≫


≪魔法≫ 破滅の魔眼、変形の魔眼、蘇生の魔眼

≪スキル≫ 一体化、未来視、飛行、知恵の魔眼、奴隷の魔眼


≪神聖魔法、スキル≫


≪魔法≫ なし

≪スキル≫ なし


 とまあこんな感じだ。いやー増えた増えた。知恵の魔眼は何か鑑定の上位互換ぽいし後魔法統合とかスキル統合とかやってみたいよなー! これじゃあもうアイツ以外敵なしだな。もっと下の層の奴らは桁違いなんだろうけど。


 10体程デビルドラゴンを討伐したら次はアイツとの稽古だ。1825階層へ行き、俺の剣の修行をする。もっとも、最初の内は攻撃をする事も躱す事もできずに手も足も出なかった。

 だが、デビルドラゴンを倒して手に入れたスキル 洞察をスキル 索敵と併用するなど様々な魔法、スキルを駆使しアイツとお遊び(・・・)が出来る程度には強くなった。


 俺もまだまだだなぁ……そういや夏目とアリスは元気にしてるのかな。無事だと良いけど。

 そんな事を昼ご飯を食べながら思っているとアイツが俺に質問する


「お前、ここを出たらどうするのだ?」


 それか……ここを出たらまずする事は復讐だが、それが終わったら残りは夏目とアリスを連れて地球に帰るだけかな。


「地球に帰るだと!?」

「あぁ、そっか……」


「光喜お前、自分が言っている事を分かっているのだ?」

「ん? 俺何か変な事言ったか?」


 そんでもって相変わらず土美味いなぁ。


「地球に帰るって言うのは、死ぬも同然の事なのだ。それを分かっているのかと訊いているのだ!!!」

「何で死ぬんだ? まぁ帰る道中は危険になると思うが……」


 と言って合間に土を食べる。美味しいからついつい手が伸びてしまう。 


 そう言うとアイツがこちらに近づいてこう言う


「違う! 地球にはもう生きる場所が残っていないのだ!!!それと今は食べるのを止めるのだ!」


 そう言われて俺は慌てて正座をして話を進める。


「急に何を言っているんだ。地球は今平和で特に大きな戦争もないだろ?」


 そう言うと何故かアイツが黙り込み、数十秒間経った後俺にこう言った


「……この異常なまでの話の辻褄の合わなさはお前、ひょっとして違う世界から来たのだ?」

「違う世界?」


「簡単に言うとパラレルワールドの事なのだ」

「つまり俺は異世界から来たってのか?」


「まぁそう言う事になるのだ。てっきり他の星にいた生き残りの地球人の子孫だと思ったのだが、どうやらお前は違うみたいなのだ」

「異世界……魔法が使えたりスキルがあったりしたのはそう言う事だったんだな……」


 これは早めに夏目とアリスに伝えといた方が良さそうだ。ん? いや待て、そういや俺はいつこっちに来たんだ? あのUFOに連れ去られた時か? そうだとしたらこの星の奴等は凄い技術を持っているんだな。


「お前が居た世界には魔法は無かったのだ?」

「まぁ、俺が知る限りはな」


 アイツが頷く


「それで、どうして地球にもう生きる場所が無いんだ? もしかして何かの理由で滅びたのか?」

「その通りなのだ。この世界での地球は20年前に魔王ファンダー・ファウストによって遊びで破壊されたのだ」


「遊びで……って言うか魔王!?」

「む? 何だ、光喜がいた居世界には魔王もいないのだ? 光喜の世界はさぞ退屈そうなのだ」


「それはどうも……」


 そもそもこの世界に魔王なんていない方が良いよな……


「それで、ファウンダーの強さについてだが、ニャーが本気を出しても片手で更に魔法禁止のハンデで10秒で倒されてしまったのだ。本当にファウンダーはチート過ぎて敵わん」

「アイツがたったの10秒!? しかも片手で!?」


 アイツが10秒でやられるなら俺は一秒も掛からず死ぬんだろうな……


「そうなのだ。だが、魔王相手に10秒持っただけ凄いと思うのだ!」

「おう、それは凄いと思うよ。でも、何でアイツが魔王と闘う羽目になったんだ?」


「ただの暇潰しなのだ。それ程深い意味は無いのだ」

「そ、そうか。……じゃあその魔王とは最後いつ闘ったんだ?」


「うーん。ざっと80年前なのだ!」

「80年前!?」


 アイツは最低でも80年は生きている。つまりアイツはアンデッドか何かか? じゃあアイツは今何歳だ!? いや、でも超絶美少女に年齢を尋ねるなんて俺には不可能の領域……ここは止めておこう。

 異世界。それは誰しもが一度は憧れる場所だ。そこに俺は今居る。地球に帰る方法がますます難しくなったが、それは後々考えれば良いだろう。

 魔王ファウンダー・ファウスト。いつか俺も鉢合わせる日が来るのだろうか。

 いやいや、そんな縁起のない事は考えないようにしよう。

 今は強くなってこのダンジョンと採掘所を出て、夏目とアリスを助けるまでだ!

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