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15.ダンジョン探索


「おいおい何だ今のは!?」

「コイツ、化け物だ!!!」


 二人がそろそろと後退る。ざまぁ見ろだ。

 よく見ると神石がポツポツと落ちているのが見える。取りに行くか。


 地面に足を付ける度にザッザッという校庭を走った時のような音が鳴る。

「数時間ぶりだな」と、言いながら神石を拾おうとした時それは起きた。


 足から下に何も無くなり、浮遊感が走る。そしてそれとほぼ同時に何かが俺の体に刺さり、眠気が俺を襲った。

 何だ? なんて思う余裕もなく俺は眠ってしまったというのは目覚めてから思った。

 何だ? 急に目が覚めたと思ったらここどこだ? アナウンスさん何か知らない?


《はい。ここはダンジョン オンテス。分別は無限ダンジョンに分類され、一層から順番に強くなっていき、五層毎にボスが潜んでいます。このダンジョンを出るには500層までクリアする事が必要です》


 おう。色々知っているんだな。


《勿論! 私だって730年勉強頑張ったんですから知ってて当然です☆》


 730年!? 人生大体9回分くらいじゃないか! 精霊って長生きだなぁ。


《はい、不老不死なので。どっちかって言うと概念だけがそこにあって、命が存在しないので不老不死、という訳です》


 成る程。じゃあ俺が死ぬまで頼りになってくれそうだな。


《えへへぇ、頼りになるなんてそんな事ないですよぉ。って! 話逸らさないで下さい! 今はここから出ないといけない大ピンチ(・・・・)なんです! 幸い神石が落ちてきたから魔法は使えそうですが……》


 足元を見ると神石が一つだけあった。一緒に落ちてきたんだろう。

 「やっと魔法が使えるのか」そう言って神石をつまんで拾い上げてポケットにしまう。


《ですね。神石なかったら一般人ですもんね。……あっ光喜さん前を見て下さい!》


 と、そう言われて前を見てみるとアレがいた。


「す、スライムだぁ」


 そう、俺とは余り良い記憶が無いスライムが目の前にいた。何かポヨンポヨンと跳ねている。可愛らしい。流石に突然変異はしていなさそうだな。


《光喜さん! そんな事を考えていないで闘いましょう!》


 あぁ、俺の考えてる事全部お見通しなのね……

 スライムって言ったら経験上強かったけど実際のスライムは余り強くないから素手でも行けるよな。さあバトルだ!


 身構えてスライムの前に立ち塞がると、スライムもその気になったようで、こっちを向いてきた。やる気満々だな。……戦闘開始!


「せーのっ! オラァ!」


 スライムは素早く身をかわす


「すばしっこいみたいだが次は外さない!」


 一発目はスライムの下半身?を狙って左手で殴り、上にジャンプさせたら右手ですかさずアッパー!

 すると、グシャァという音と共にスライムが弾け飛んだ。


「Oh…グロテスク……」


《凄いです光喜さん! 格闘の腕も素晴らしいですね! あ、後、魔法 物体念動 大を獲得しました! 所持魔法に追加しますね!魔法 物体念動は、触れているものを自由自在に操る事が可能になる魔法です! 大の場合は物に触れていなくても操る事が出来ますよ!》


 何か前よりお喋りになったね、アナウンスさん。まぁそんな事は置いといて、魔法を獲得したってどういう?


《まだその事については話ていませんでしたね。敵を倒した場合、15%の確率で敵の持っている魔法やスキルを獲得出来るんです。光喜さんが倒したスライムはたまたま物体念動を持っていたんですね。それと、獲得した魔法は魔法作製コストを使用しないので、無限に獲得が出来ますよ!》


 へぇ~。それなら魔物討伐が捗りそうだな。


《光喜さん! またスライムが!》


 よっしゃ! とことん倒しまくるぞー!


◇◇◇◇


 ふぃー! 疲れた疲れた! 結構スライム倒したから魔法ゲットしたんじゃないかな?


所持魔法


物体念動 Ⅲ

高速移動 Ⅰ

破滅の魔眼 Ⅱ

土を喰らう者 Ⅳ

隠密 Ⅱ


 おお、色んな魔法が入手できてる! でも15%ってやっぱり低いね。でも、努力が大切だからな。俺はもっと強くなる!


《その調子です、光喜さん! そう言えば光喜さん、一時間も闘ったんです。お腹、空いていませんか?》


 ああ、確かに空いているな。何か食べるものは……無いよな。行動間違えたかな?


《チッチッチ! 甘いですね光喜さん!もう一度魔法の一覧を見て下さい!》


 え? おう。何かあったっけな……


 ・ ・ ・


 もしかしてこの土を喰らう者、という魔法か?


《正解です! このスキル 土を喰らう者は、その名の通り土を食べることが出来る様に体を一時的に改造する魔法です! 改造とか言って何か物騒ですが命に別状は何も無いので安心して下さい》


 成る程。じゃあ少し怖いが試しにこの土で出来ているであろう壁を食べてみるか。


《レッツトライです! 壁は通常では壊せないので魔法 破滅の魔眼で壁を壊して下さい》


 OK!


 「破滅の魔眼!」と、俺がそう言葉を発するとどうなったろう。レンガ壁が爆発して壊れたのである


 おお、凄ぇ破滅の魔眼って便利だなぁ。


《それじゃあ土、食べましょうか!》


 土を食べるというパワーワード……


「土を喰らう者!」


 何となく体に変化が生じた気がしたが命に別状は何も無いとアナウンスさんが言ってたし大丈夫だ! さあ土だ土! まあ、土と言っても乾燥して砂っぽいが……


 そう思って土を拾い上げる


 俺は食える俺は食える俺は食える!!! 行けぇ俺ぇぇ!!!


 思い切って土を口に入れる。口の中で噛んだり舐め回したりしてみると意外な事が分かったのである。


 あれ、普通に美味いぞ……

 土の優しい風味と砂の食感がいいアクセントになっている……


《あれ、光喜さんもしかして土にハマっちゃいました?》


 かもな。しばらくはこの土にお世話になる。本当に美味くて助かったよ。


《そうですね〜》


 さて! 少ない量でお腹いっぱいになるみたいだしこれ位でいいかな。あ、そういや栄養とかは大丈夫なのか?


《大丈夫ですよ! 魔法の效果で栄養もしっかり補給出来ていますからね》


 良かった。じゃあまたスライム討伐再開しますか!


《光喜さん、一生懸命頑張ろー! です!》

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