第71話
おはようございます。と言うよりもう日がだいぶ高いです。そろそろお昼かな。こんにちわ。元社会人。現在お熱真っ只中5歳の帝麻萌那です。こんにちわ。
「わふっわふっ」
「おはよ~」
うおっ。喉ががらがら。おはよ~と文字で書いたならそのおはよ~にトゲでもつけたろかってくらいがらがら。ガラガラへ~びがやってくる~、お腹をすかせてやってくる~~♪(byとんね●ず)
セイリューちゃんは・・・私のベッドの上の足元のほうで寝てるっぽい。テンクウちゃんは離れた場所に座ってくれている。
なんの病気なのかわからないからね、まだちょっと熱っぽいから。離れて正解ですよテンクウちゃん。賢い。・・・とまあ、首をこうグリングリン動かして周りを確認していたわけですが・・・・・・・・・うぎぎぎぎぎ。か、体が動かない。心は元気なのに動かない。どういうこと。
あと背中が汗ビッチョリンこ。熱が少し引いたからか背中が気持ち悪い。ぬう。風邪引いたの久しぶりだな~。風邪引いても薬飲んで仕事したりしてたからガッツリ寝込むなんてこと最近はなかった。
後悔先に立たずだけども、みんなに飲ませたりしていたときに私もついでにポーション飲んどきゃよかったのでは!?気持ちいっぱいいっぱいで気付かないとはもうほんと私の馬鹿ー。
エヴァのアスカにアンタバカぁ!?って言われたい程度には馬鹿さ加減にめっそりです。
・・・・・はあ。高級ポーション全部使いきっちゃったんだよな~。ユーグリッドさんには大事に使うとも言ったはずだし、借金としてお金返すって宣言したのに、お金は貯まってないのに使い切っちゃったからな。
またお願いして借金に上乗せしてもらおうかな。1本手元にあるだけで気持ちにゆとりの出来る優れものですよ。ポーションちゃんは。高級は高すぎるし借金のこと考えたら低級だけど、効果のほどをみると低級より中級。いやいやいや、今回みたいなことはもうないだろうし!?また高級を・・・・。
でも小分けした高級ポーションでも日本円にして約2500万円。二回目で5000万円。丸々1本は1億円。・・・・・ああ・・・・・・気が遠くなる・・・・・。もうポーションのことは考えるのやめよう。
気持ちにゆとりが出るからって気軽に買うものではないな。やめよう。忘れよう。それがいい。それより、食堂のアルバイト以外でなにかこうお金儲け・・金策を練らねば。(*注意*5歳です)ん?なんか外から声が聞こえる??
「こーんにーちわーーーーー」
「にーーちわーーー?」
「いないのかしら」
こ、この声はミリーちゃんとユリーくんでは!?んぎぎぎぎ・・・・むり。身体が動かん。窓までいけば見えるのに。寝たまま叫ぶ。
「いるよ~~」
がらがら声で声が全く通らない!!!!くっそう!しかもココ2階だし!大声を出さんと聞こえん罠よ!!・・・・ああもうミリーちゃん達の声が聞こえないからどっか行っちゃったかも。はあ。子供の身体は体力がなくて不便。めっそり。
「テンクウちゃ~ん。私、サミシイ・・・動けないし、身体がつらいよおおお・・・」
「クゥ~ン・・・」
離れてたのに近づいてくれるテンクウちゃん。あああ、もう本当に泣けてきちゃう!!嬉しい。涙が・・あっ寝てる向きがこれ、涙が耳に入る!ちょ。今、手も動かせないんだが。あっ耳に涙がはいっちゃったよ。濡れ耳気持ち悪い。・・・早く元気になりたいな!!!!!!
「ん?」
下で物音がしたような?ってテンクウちゃんがドアのほう行っちゃった・・・んだけども。
「わふっわふっ」
えっ?見てくるってことかな?・・・返事するまもなく行っちゃった。えっなんだろう怖いな。物が落ちただけかな?・・・ど、泥棒だったらどうしよう。
「あれ?なんか下が騒がしい気が・・・」
階段を上がってくる音が聞こえる。レフティさんとミギィさんの足音はいつも聞きなれてる。レフティさんはドカドカ。ミギィさんはトストストス。この音は聞き覚えない。
コンコンと半開きのドアをノックされた。
「ふぇい」
声が出ないんだってばよ。
「あっホラ起きてる」
「ミリーちゃんユリーくん、と、スミコットさん!」
声が全然出てないけど嬉しくって口に出た。
「遅くなっちゃってごめんなさいねぇ。身体拭くものとか持ってきたわぁ~。綺麗にしたらお昼にしましょう。お薬飲まないとね。」
身体が気持ち悪かったし寂しかったからめっちゃ嬉しい。
「あそびにきちゃった」
「もう!ユリー、あそびにきたんじゃなくって、おみまいにきたのよ!」
「ありがと~~」
「がらがら声だね~」
「ほんと、すごい声。」
目をまんまるくして見つめないで。これでも頑張って声出してるんだから。
「昨日お母さんとパパが、モナちゃんが病気みたいだってお薬処方しに来たから、おみまいにきたのよ。」
なるほど。マリーさんとゲイリーさんには治ったあとでお礼言わなきゃな。
「お見舞い嬉しい、ありがと~~」
「えへへ、早く治してよね。遊ぶ約束だもの」
「きょうはあそばないの?」
「ユリー、モナちゃんつらそうでしょ。ダメよ。今だってスミコットさんに起こしてもらわないと動けないのに遊べるわけないわ。」
「そうなの?」
「ごめんね~~」
ホントに動けないんですよ。うるうると見られても遊べないんですよ。声もこうだし。
「じゃあ僕もおてつだいする!」
「あらあら」
「私もするわ!モナちゃんがお薬飲むのを見てから帰りたいもの!」
「えっ」
今も身体拭かれながらお喋りしてたけど、えっ、ずっと見られるの??そこまでしてくれなくてもいいよ?帰っていいよ?嬉しいけど今もちょっと恥ずかしいよ???
「まかせなさい!私たちがいるからなんでも言って!普段からお手伝いしてるもの!お着替えとかやれるわ!」
「僕もー!やったことないけどできるとおもう~」
「て、テンクウちゃんはそういえばどこに・・・」
「下でゴハン食べてるよ!」
嫌な予感しかしない。
1つだけ言わせてください。
私はお人形さんじゃないから関節ぐるっと回ったりしないからね!
・・・・・薬は死ぬかと思うほど苦かった。
モナ「スミコットさんがあれやこれやと手伝いの補助をしてくれたから思っていたよりは・・・・そんなには痛い目にあわなかったけど、ちょっと痛かった・・・」
ミリー「ごめんねっ次は上手にやるわっ」
ユリー(ユリウス)「僕つぎおみまいに来るときはごはんあげるかかりになるね!」
スミコット「何事も経験ですから」
モナ(言いたいことがわかるので)「・・・・お手柔らかにお願いします」
さぁ~て次回のなぜもふは!?
テンクウ「26日更新の予定だよ!」
セイリュー「くぴぷ~~~」
テンクウ「あんなに騒いでたのにぐっすり寝てるや」