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第68話

謎解きはデ●ナーのあとで!ですね!モナちゃん、ディナー食ってないけども。


神様と魂ちゃんのオーディオコメンタリー状態。のお話です。閑話にしないのはつまりはこれも本編だからです。






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そこは主に真っ白い空間だった。そこに居たのはその場に溶け込むような男性だった。しかし両性にも見える。髪が真っ白い人、神様と呼ばれた人だった。その隣には子供サイズの真っ白い魂の塊だった。


「ようやく?ようやく?」


「違う世界線を受信するのにモナちゃんの世界で一週間かかってしまったね。」


「時間かかりすぎー。」


「ごめんよ。でもモナちゃんのこの一週間を見れるから見てみようか。」


「えっホントー?わーい!みたいー。はやくっ!はやくっ!ふんふんふん!」


二人の前には砂嵐が止まった画面がそこにあった。神様が指を動かすと画面の高さやサイズが変わった。ある程度大きくそして見やすい高さに直した。


「では、最初から、再生。」






「でたー!モナ・・・ほんとにちいさい。おお。ちいさい。」


「よかった。ちゃんと映ってるね」


「心の声、モナの、いつもいっぱいしゃべってる。おもしろい。」


「そういえば、眼鏡のことは忘れてたなぁ。子供に戻って視力が戻っててよかった」


「んえー?めを治したんじゃなくてたまたまなの?」


「うん。偶然だよ。」


「ふーん。あっ、あのあげた服ぼろぼろんなっちゃったねー」


「時空を超えたりするし彼女を守るだけが目的だったけれど・・・ぼろぼろすぎて少し可哀想な出で立ちですね」


「ねてる」


「寝てますね」


「あっ誰か来た」


「この二人は・・・」


「どこかで見た気がするー。」


「一緒についていきましたね」


「おすしってなーに?ごろですごろごろ?」


「お寿司はお米と魚を組み合わせた食べ物ですよ。」


「獣人さんだ。こんな人いたっけ?」


「主に私達が知っているのは10年後のこの街の人たちですからね。もうこの街に居ない人たちが沢山出てくるのは普通のことですよ」


「そっか。そーだよね。しんじゃった人もいるもんね。」


「生まれた子もまだ生まれていませんし」


「そーだった。コワイくまさん、まだ生まれてない!じゃあ平和」


「ふむ・・・」


「モナちゃん楽しそうだねー。」


「おや?」


「どうしたのー?」


「このステータス画面低すぎますね」


「ここ、白くなってる」


「覚えていたほとんどの魔法もスキルも何もかもが消えてしまっています」


「やばい?」


「・・・5歳の上、平和にのんびり暮らしたい・・・は簡単に叶うとは思います」


「やばい?」


「うーん、ここまでだとまだ、なんとも言い難いですね」


「そっかー。そのうちわかる?」


「わかるかもしれません。もう少し見ていきましょう」


「うん。モナがウンウン考え事しててお話聞いてないみたい」


「あの子の悪い癖ですね。身柄を引き取って育ててくれる手続きを今その場でしてくれるという計らいですよ。」


「はからい。かっこいい。」


「この熊獣人さんが10年後にいてくれたらだいぶ街も違っていたかもしれませんね」


「どこいっちゃったんだろう?」


「その辺りは私は知りません」


「ぜんぶ知ってるんでしょ?」


「全部を知ることは無理ですよ。創世記じゃあるまいし人間の数も動物も植物も何もかもが多いのです。モナちゃんを見始めたのだって、あの人が関わってしまったからなし崩しに関わることになっただけですし。」


「え、モナ、きらい?」


「昔はあまり・・・心象が悪かったと言えます。今は好きですよ。人間とはかくも面白いと、この子に学びました」


「モナ、すき!ぼく、わたしも!おなじ。よかった。」


「ここは食堂?」


「入ったけどまたでたね。ねこさん。この子たちみたことあるー。」


「モナちゃんの心で言ってるボスとやらに会ってみたいですね。」


「きんぎょさん。」


「世界が違うので無理なのはわかってますけど、前のモナもスズちゃんも話してくれた通りイケメン金魚ってなかなかレアですよ」


「れあ。レアってすごいやつだよね!!」


「凄いやつです。」


「そいえば、スズちゃん、どこ?」


「あっ・・・」


「え?死んだ?」


「魔力が足りなすぎて出てくることすらままなりませんね」


「しんでない?」


「ここに霊の痕跡がついているので離れてはいませんよ。ほらここ。見えます?ここ。」


「もにゃもにゃしてる!これかー。」


「あっ猫に逃げられたみたいですね。」


「モナのてき」


「ここでは違いますよ」


「そうだった。平和。」


「まだただの野良なだけです。」


「ここのお店、ふいいき、好き。」


「雰囲気、ですよ」


「ふんうぃき。ふいいき。ふ、ん、うぃ・・・むり。」


「そのうち言えるようになりますよ。私もこのお店の雰囲気好きです。」


「だよね。しってた。」


「知ってたなんて知りませんでした」


「偉いから知ってた。すごいでしょ。」


「凄いです。」


「モナ、かわいい!」


「ん?ああ、服をもらったようですね」


「・・・・・ぞうきん?」


「・・・・・雑巾ですか。まあ、ぼろぼろでしたからね。仕方ないとは言え・・・私が作り出した特殊な服・・・。雑巾・・・。」


「ああっ!!モナのてき!!!」


「いえ、まだ敵はいませんよ」


「でもこいつ・・・だよね?」


「・・・・・」


「ね?」


「・・・・うーん」


「うーん?」


「戻すので、少しだけ早送りで見てもいいですか」


「えーー。うーーん。しょうがないなー。チョトだけだよー?」


「ありがとうございます」





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数時間後


「チョトって言ったのにー。まだー?」


「うーん。」


「どうしたのー?」


「もう一回最初から見るけどいいかい?」


「いいけど、気になったところ教えてー。」


「うん、その為に巻き戻すよ?」


「オッケー。」


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●明日も更新しまーす。●


神様「何話か私達の話ばかりになるそうだよ」


魂ちゃん「そうなのー?モナは?モナがいないと寂しい。」


神様「後でモナちゃんに伝えてあげようね、あの子のことだから喜ぶよ」


魂ちゃん「うん!今度会ったらいう!」



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