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第425話

すみません、自分の中の更新するべき最低限の文字数にいかなくて結局朝になりました。ちなみに前話も少し少なく見えますが私の最低ラインは達成していています。少なく見えるけど(・・・むぐぅ・・)


毎回反省だらけです。(ぎゅちぃ・・・)

「神殿に人がいない時はどうしたらいいんだろう」


「呼び鈴とか・・・あ、あった。ちょっと5歳児には手が届かない高さだなー、スズちゃん取ってー」


「わかっ「こっち開いてるから入ろー「あっ俺もー」


「テンクウちゃん!?ビャッコくんんんん!?」


スズちゃんに鈴を取ってもらうというギャグか?っていうシュチュエーションはお流れになった。(ギャグにしたかったわけではない)


ちなみにその呼び(りん)(すず)はダンジョン産の魔導具だったので、神殿関係者が自室に籠もってしまっていても聞き逃さない特殊な鈴だったのだが・・・。出番はもうない。


ドアの向こうに行くとモナが入った事を認識すると次のドアから出ていくので、モナはそれを追いかける。


テンクウとビャッコは行き先がハッキリしているようで、次のドアもさらに次のドアも、モナがつく前には決まって開いていて、モナがその2匹の待つ部屋に入るたびに、スルリと次の部屋に行ってしまうのだった。


(まるで不思議の国のアリスとかみたい)


追いかけているのは残念ながらウサギではなく、犬とネコだけれども。


でも目的地はとっても近かったようで。


「ココ!」


「うん。」


ニコニコなテンクウちゃんとしっかりうなずくビャッコくんの対比よ。あ、でも、『ボク頑張ったよ!ドヤァなテンクウちゃん』も『まあこんなもん、フツーにできるしドヤァなビャッコくん』どっちもドヤァしてるな。ほんと仲いいな君達。


目の前のドアは今まで通ってきたドアと同じで分厚そうだ。私達が騒いでも声が届いているのかどうなのか。


とりあえずノック。


コンコンと強めに叩いてみた。


お?


「はいっ!」


中から神官さんが飛び出て来た。


「カルステェイル神官・・・じゃ・・なくて、子供?」


「待ち人じゃなくて、すみません??」


「あっ、君は先日の!え?え?どうやってここに?」


神官さんは忙しく私の周りに大人とかがいないかキョロキョロ見廻している。私達以外誰もいないですよー?


・・・ってタイモちゃんがその(せわ)しい動きに臆し始めてどんどん後ろに下がっていっている。うん。神官さん、そろそろ落ち着いてほしい。


タイモちゃんがどこかに旅立ちそうだから。


「あ、ごめんね。とりあえず入ってください。」


「この子達もいいですか?」


「どうぞどうぞ」


よかった。ココまで来たのに、ウェルカムされなかったらってことを考えずにココまで来ちゃったノープランなマイウェイだったから、入れてもらえて良かった。トゥギャザーしようぜ。おっといけない。ルー大柴さんが脳内に降臨しちゃったようだ。モナに戻ろう。


「おじゃましまーす」


男性の神官さんが入れてくれた部屋はスッキリ爽やかな清潔な部屋だった。窓もないのになぜか清涼感。モデルルームみたいに片付いてる。


「こちらへどうぞどうぞ。」


いい革で仕上げたようなツヤ感のある焦げ茶色したソファを勧められた。お言葉に甘えて座らせてもらった。テンクウちゃんとタイモちゃんは近くに。フテゥーロちゃんとスズちゃんは私の肩にひとりずつ。ビャッコくんはソファの私の横に飛び乗ってきた。


神官さんは私がソファに座るなり私の眼の前に屈んで


「腕を」「顔色は」「目は」


と脈を測ろうとしたり、頬を左右確認してたり、目の涙袋部分を指で下に広げられた。ってこれ、健康診断では?


「あれ?健康そうですね?」


「健康ですが?」


「それはよかったです。ではなぜ来られたのでしょう?てっきり倒れた時の措置が間違ってたとかで、苦しまれていてココに来たのかと。」


「具合あれから悪くなってないので大丈夫ですよ?」


「この子達と同じ動物型モンスターがここにお邪魔しているらしくって来てみたんです。います?」


「えっ。あ、えっ?」


なんかわからんけど、フリーズしちゃったぞー。


「・・・・・どういうご関係で?」


「ご関係?えーっと、ともだち?」


「そ、う、なんですか?ちょっと聞いてきますのでここで待っててください。あ、お名前はなんて言うんでしょうか?私はククリと申します」


「ご丁寧にどうも。モナといいます。宜しくお願いします。」


名前を聞くなり別の部屋につながるドアの向こうに消えていった。


ククリさんってば私の命の恩人ってことになるんだっけ。しまったな。もっとこう感謝するべきだった。うっかり過ぎる。


だって私、この神殿でぶっ倒れて→みんなに心配かけた→のに飛び出して消えた。


あああ・・・5歳の姿じゃなかったら!人間として!ダメでは!!


「きゅん!」


・・・?


「わんわん!」


「キューン!」  


「ポコポン!」


「ぽっぽん!」


「せ、セイリューちゃん!と、えええ!?ぽん吉くんにポンポコ丸くん!?って無言でツキノさんまでキタ!!?ツキノさんだよね!?その辺の食欲ウサギじゃないよね!?」


「ベラボッラミッチェリアッテクルッチェロァ」


「ツキノさんだ!!」


意味の全くわからない言葉を聞いて確信した。ヘンテコな言葉を喋るウサギはそうそういない!


「すみません、皆さんモナさんの名前を出した途端に走り出してしまって・・・おや、仲がとてもいいんですね」


むぎゅーむぎゅーしてたら小走りで神官のククリさんが戻ってきた。


しゃがんだ私の周りをキツネのセイリューちゃん、ウサギのツキノさん、タヌキのポンポコ丸とぽん吉くん、両肩にはフテゥーロちゃんとスズちゃん。私いつの間に白雪姫になったのかな?っていう、面白い状況。


いや、むぎゅーむぎゅーは止められないんだよ。おっと、追加でタイモちゃんもむぎゅーむぎゅーおねだりに来た。


「はい、仲良しです。ともだちなので。」


「ふふふ、そのようですね」


「あ!そうだ。ククリさん、あの!」


シュバッと立ってペコリとお辞儀。忘れないうちに言っとかないと。


「ありがとうございます!えっと、今日のこの子たちのこともありがとうなんですが、健康気づかってくれたところもありがたかったし、なによりも、倒れた時私を助けてくれた、お礼を言っていませんでした!本当に本当にありがとうございます!!」


「こ、これは、ご丁寧にどうも。恐縮です。」


私が顔を上げてククリさんを見てみると首あたりに手を置いてクシクシと(せわ)しない。


「それにモナさんの保護者の方からや以前ご一緒にいらっしゃった方達からお礼はキチンと受けています。そこまで(かしこ)まることはないですよ。」


あっ。


あーーーー、ですよねーーー。


ミギィさんやレフティさんがお礼に来てない訳が無い。なのにこんな小さな女の子が腰折ってまでお礼言ってたらそりゃあ恐縮しちゃうよねぇ。しくじったーー。ま、いいか。


「でもいいんです。お礼っていうのはいっぱい受け取ってください。」


「ははは。素敵ですね。」


「仲良しだねーー!」


ニッコニコのテンクウちゃん。


「え?」


目を見開くククリさん。


「どしたのー?」


「ワンちゃん!?シャベッタ!?え?あっ!?ももももももももモンスタァァァ!?」


おっと男性神官さんが壊れたようだ。


あれかな、ココにいたモンスターは人間の言葉は一切喋らないセイリューちゃん達しかいなかったからってことだよね。いや、私の周りは喋る子が大半なんだが?


シャベッタァァァって漫画のネタな気がするので草生えそうダナー。



呼び鈴の出番はもう無い。


呼び鈴「なんじゃてーー!?」


スズ「なかま?」


呼び鈴「違います。(真顔)(顔無いけど)鳥じゃなくて呼び鈴だし。」


テンクウ「話しが脱線し過ぎるから、呼び鈴くんの魂有りバージョンはボツで!」





ビャッコ「作者の脳内会議はヘンテコ過ぎる・・・(宇宙ネコ顔)」



ルー大柴さんの「格言・名言」を集めたネットのページ読んだけど、その言葉を練習してたとしてもペラっと簡単に出してたんだよなぁと思うとスゴイ人だなぁと感心してしまいました。言葉の芸術じゃない?


時代時代に彩る女子高生の流行り言葉とかもいつも「なるほど!そーゆーのか!スゲエ!」って感心してしまいます。


ネットから派生するのとかもすごいよね。


昔チョベリバー。チョベリグー。とか流行ってたよなぁ。夏祭りのおもちゃの屋台でそういう流行り言葉を取り入れたグッズとかあって、ごちゃっとしてたけど見てるだけで面白かったなあ。


ちなみにグーグルさんで「お笑い芸人 英語ネタ」で検索かけたら、「ルー大柴さん」じゃなくて1番上は「すゑひろがりず」がでてきたよ。



あ、次回は8日か9日予定です。9日濃厚です。笑。

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