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第424話

朝に投稿ぽちぃ・・・



(╬⁽⁽⁰⁾⁾Д⁽⁽⁰⁾⁾)

大丈夫誰も気づいていない・・・ふふふふふ



ミギィ(そんなこたぁない)

「さて、どこ行こうか」


お昼寝を終えてテンクウちゃんとスズちゃんとフテゥーロちゃんとタイモちゃん、それとお昼寝中に戻って来たビャッコくんでまだ家から出たすぐそこの玄関先で集まっていた。

 

私が、うーんと首を傾げて考えこんでいても、誰も口出ししてこない。


私が行く先について行く事を決め打ちしている状態なのだろうことしかわからないけど、今回に関してはありがたいと思う。


「居なくなっちゃった子達を見に行こうかな。でも神殿はいいとして、領主様にはどうやって会えるんだろう。しまったな、ディオさんという最大の繋がりが今あれば楽勝なはずなのに、なんでこう、タイミングが悪いぃ、というか今の今まで気づかなかった私よ、ほんとボンクラぁぁあ・・・」


打ちひしがれる。ぴえん、である。


「子供と言うのを最大限に活かした何かをするしかない?」


「ふわっとし過ぎてツッコむ気も失せるニャア」

 

私の発言に律儀に返してくれるビャッコくん。


「充分だとスズは思う」


ツッコミに対してだよね、その感想。


「ツッコミを入れたくないというツッコミを入れる高等テクだった説」


「どういうことなのよ?」


「わかんなーい」


私もわかんないなあ(すっとぼけ)


「はい。大人しく神殿にまずは行ってみます。」


「おけー」

「わかったー」

「さっさと行くにゃ」

「はーい」

「んー」


「・・・ところで神殿ってどっちだったっけ」


「おいコルァ」


「はい。ビャッコせんせー、スミマセンです。道案内おなしゃーす。(心の底からペコリーヌ)」


「もっとキチンと(うやま)えやーおのりゃー」


「ふははは!ビャッコー変なしゃべり方ぁ〜」


テンクウちゃんの笑いのツボにヒットしてしまったらしい。くふくふと笑っている。止めようとは努力しているみたいだ。


ソレを分かってかビャッコくん自身もそんなに怒鳴るでもなく、フンッと右向け右!でグルンと目的地に向かってズンズン歩き出した模様。


「って、ちょっと待ってー。置いてかないでー!」







んで


「ああ、ここかー。」


家からそこまで遠く無かった。


「あの左側にある、縄で区切られてる辺りがあの例の・・・」


ナカバちゃんや一部の街の人達がよくわからない転移されちゃった魔法陣で飛ばされて詰め込まれた、人工の偽物の洞窟・・・跡地。


今はその人工洞窟は騎士団のほうで回収したらしく(どうやったんだろう)そこには縄の区切り以外は土地がぽっかりと言った具合に何も無い。


単なる縄だけど警察の規制線と同じ役割なんだろうけど、縄だから色もへったくれもなくて、規制線って言うより呪いの儀式会場にしか見えなくなってくる粗雑さよ。


もうちょっと丁寧な仕事してくれ騎士団さん。まあ、そこをツッコミに来たわけではないので、思いは閉まってスルーである。


神殿の入り口専用口から入る。今日は人がいないようだ。


貸し切りだとか独り占めだとか考えると楽しくも思える気がするけれど、真正面の女神の像に、辺りをぐるりと取り囲む動物モンスターの数々がこちらを、きっと見ている。単なる像だけれども。


忘れているのに忘れられない。ちょっとした緊張感が沸き上がる。


(全部、敵だったっけ?今もそうなら・・・)


女神はもういない、はずなんだ。代わりが生まれてしまっているから。


しかしモンスターは違う。この世界はあの世界の“巻き戻った過去”だ。一部変わっていて、世界線が変わったようにも思えるけれど、ココに生きている者たちの行動が違うのはモナという異物が紛れ込んだからに過ぎない。


(たぶん、ココにある像のモンスターであり神の使いのみんなは、居る。どこかに、必ず。)


「モナ、大丈夫?」


スズちゃんがテンクウちゃんの頭の上でフテゥーロちゃんと並びながら心配した声をかけてくれた。フテゥーロちゃんと並んでるスズメ可愛い。というか、フテゥーロちゃん含めてのテンクウちゃんごとのセットで可愛い。可愛いのハッピーセット。


「大丈夫、たぶん」


たぶん。


自分でもわからない。可愛いとかいう思考に変わるくらいだから、まだ全然、きっと、よゆーよゆー。


「あー、緊張するー」


「おばけ屋敷みたいだよね!」


スズちゃん、神殿っておばけ屋敷んなっちゃいけないナンバーワンだよ。


スンってなった。スズちゃんはなんというかいい意味で、空気クラッシャーの毛があるよね。いい意味で。


異世界ものとかでよく言う『バタフライエフェクト』というものが『今』『私が』『起こしてしまっている』のなら、あんな10年後にはならない方へ進んでいるはず。


でも、そもそも、その『未来自体』が『バタフライエフェクト後』の『世界線』だったのなら?だって『あの世界』にも『私という異物』は『そこに落ちていた』


「モナちゃん、ボク達がついてるから!怖くないよ!」


テンクウちゃんが私が怖がっているように見えて励ましてくれる。優しすぎて泣けそう。


「ほらいいから行くぞ」


ビャッコさんマイペース。いやむしろそこにしびれる憧れるぅ真っ白いネコ様カックイー。


思考がぐるぐるするけど、答えなんて出るはずもない。だってそれは結局私の想像でしか無いから。


それをキチンと知れるのは結局、10年後になるだろうから。


モンモンとしてたら急に辺りに声が響いた。フテゥーロちゃんの高音ボイス。きっとスズちゃんに教えてもらったのだろう。歌だ。


「がっかりしてーめーそめそしてどうおーしたんだぁーい、たいよーおーみたいに笑うー君はーどこたいぃーおーうおうー!やりたいことーやったもんガチぃーせーいしゅんならぁーつらいーときはいつーだあってぇーそばにーいるーからーーー、えーと、途中忘れちゃった。えーと、へいへい!そーさ!ひゃくぱーせんとゆーうきー!!もうがんばるしーかないーさー、このせーかいじゅうのげーんき!だきしめぇーながーら!!へいへい!!」


みんなが止まってフテゥーロちゃんを見てた。でもフテゥーロちゃんはその「へいへい!」で歌が止まってしまった。途中も歌を忘れたと言っていたけど、その後も忘れたらしい。いや、これだけ覚えているのはスゴイ。


こんなに手のひらに収まるくらい小さなケセランパサランの子が、神殿に響き渡る声で歌ったのはスゴイことに違いない。


「モナママ、元気ひゃくぱー・・・なったぁ?」


「・・・うんっ・・・!すっごいなった!ありがとう!」


目頭があつい。


大丈夫だと後押ししているみんなが居る。


まだ不安は色々尽きないけど、今は忘れていよう。




進め、


私。




テンクウ「神殿に殴り込みだあ!」


ビャッコ「違う違う、モンスター仲間の生存確認だろーがにゃ」


モナ「・・・(思考が落ち込んでいたのでテンクウちゃんのこと言えない妙な気恥ずかしさに襲われ無言)」


スズ・フテゥーロ「「??」」





《最近の作者》


漫画「令和のダラさん」にハマってる。


活動報告こないだちょこっとアップしたけど、続きはいつ書こう。(脳内だけならとっくに記事いっぱい書いてて脳内に限り満足してる模様)←だめじゃん



次回は、、、今夜の深夜にもっかいどうにか出来れば。月曜から忙しそうな気がするので、私のヘボな脳みそちゃんじゃあ、次、明日じゃなくて来週の日曜日になりそうな気配。一応金曜日いけるかなー。アップできるかなー。ってかんじ。おっふ。


とりあえず、今夜(?)日付変わったぐらいにまたアップ予定。


不定期ですみません。

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