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第42話

モナ「展開がちょっとだらっとしている?すみません」


テンクウ「サクサク進める!」


モナ「サクサク!」


テンクウ「サクサク!」


モナ「サクサク!」


テンクウ「サクサク!」


アンドレ「クッキーを頼む」


リネア「わたくしもクッキー食べたくなってきましたわぁ」


▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼

「ああそうだ、あのさ」


私にはキジンさんが本当にたぬきだった時聞きたいことが合ったんだった。俺のターン、ドロー!的な感じで次の一手を打ち込むのだ。まあ、と言っても聞きたいことなんて大したこと思い付くわけではないけど。


「たぬきって普通ポコとかポンとかって鳴き声で鳴かないよね?それともそれが普通なの?」


「!?」


「!?」


丸々タヌキさん達、目までまん丸になってますけども。LINEスタンプにありそうだな。うーん、あれ?質問おかしくないよね?


人間の言葉を喋れるのなら憶測じゃないちゃんとした答えが返ってくる。はず。キジンさんのほうをまじまじと見てみたら、なっがーーーーい溜め息が彼女から漏れた。


「オンシら今頃気付いたのか。なんでもかんでもあたくしの言うことを考え無しに従うからこうなるんですん。いい加減、付き従ってるだけではなく、お勉強してくださいん。」


「きゅーんきゅーんきゅーんきゅーん、くぅんくぅんくぅん」


「くぁるるるる、きゅーーーーん、くぅんくぅんくぅん」


おっとぉまん丸2匹さんの本来の鳴き声それかいっ。普通にタヌキだ。今までのなんだったの。草生やしていいですか。


話合ってる、そうだよね。って思ってたらすぐに3匹での話合いは終わりを迎えた。早いな。


「きゅーんきゅーんきゅーんきゅーん・・・・・」


「くぁるるるらるるるるる、クァーン」


「はぁ・・・・・・好きにおし。」


「ポコ!!」


「ぽん!!」


「え?なんだって?」


「“慣れちゃったし今更変えるのもメンドクサイのでこのままでもいいですか”って。」


「・・・・なるほど。(笑)」


「ポコーー!!!」


「ぽっぽん!」


「ワフッワフッ」


勝訴の時の喜び方だね。なにに勝ったんだろうコレ。


「キジンさんって苦労性の若奥様ってカンジ・・・お疲れ様です。」


「オンシ本人に直接言うなんて存外大物よの」


「えへへ。あっそうだもうひとつ聞いていいですか?モンスターと普通の動物の違いってなんですか?」


「ワフッ!?」


テンクウちゃんから驚きの声が。え?ビックリすることかな?


「ふんむ、違いは見た目にも現れていますんが、一番は血ですん。生成されゆく血が決定的に違うので体から放出される匂いやら分泌される汗など全てがモンスターをモンスターたらしめて決定付けているんですん。」


「血」


「モンスターも血。ですん。別世界から来たオンシらがそのステータスとかいうのが使えるのも多分、いえ、絶対、血ですん。」


「つまり、魔力を鍛えるっていうのは血を鍛えるってことなんですかね?」


「さぁねぇ。血なんて鍛えられるのかなんて誰も知っちゃぁいない。やはり別の世界から来た者は変な考え方しますねん。血を鍛えるなんて誰も考えたことないですん。」


「わ、ワフッ・・・・」


「テンクウちゃんもそう思う?そっか、異世界から来た人は、変わってるんだね。うむ!善きに計らえ!」


「ぽこ!?」


「ポン!?」


「ふはははははは。まあ、面白いお子だこと!ではあたくしも。善きに計らえ!」


「善きに計らえ~!」


「ヨキニハカラエ~!」


「ワフワフ?」


「ぽっぽこー?」


「ポコポーン?」


鍛えてやろうじゃないかっ!私が来た!この異世界に、私がいるからには!できるか全く知らんけども!


「色々聞いてしまった後ですけどん、質問の答えも信じきっていますし、それでいいんですかん?あたくしが嘘を交えていたとしても構わないんですん?」


あれ?本当だ。なんで私こんなにキジンさんのこと信頼しているんだろう???最初幽霊かもと警戒していたハズなのに。


「テンクウちゃんが警戒してなかったからかなぁ?」


「ふはははははははは!今更ですが、オンシ、大好きになりましたわん!!」


「ぽっこー!ぽこぽこぽこぽこ」


「ポンポポポン!ポッポンポッポン!」


「え?なに。オンシら今更じゃと!?たわけ!オンシらの方が先に大好きになっていただと、ずるではないか!?」


「あははは!」


「ワフン!」


「ね、あのさ、1個やってみたいことがあって。ダメなら諦めるんだけどー。」


「なんですん?」







「あああ、癒されるぅぅ」


「クゥン!?ワフッワフッワフッワフッ!」


テンクウちゃんがなにやら叫んでいるけどそれよりもっちりお腹堪能してしまいます。ふはははははは。お腹に顔をむんずりんこ。


「ぽこーーーーーーーーーー・・・・・・」


「クゥンクゥン・・・・」


「タヌキのぽん吉のお腹がホッカイロみたいにポッかポカで暖かい。お腹の中から地熱発電してないよね?むっちゃあったかい。」


猫吸いならぬタヌキ吸い?吸ってはいないけど。お腹に顔埋めてみたいんだけどって聞いてみた。星のような模様のタヌキさんがキジンさんによって生け贄にされた。大好きならやっておあげって。あざます!


「人間っていうのは面白いの。なぁポンポコ丸」


「ポッコ」


星柄タヌキが、ぽん吉。豆だぬきが、ポンポコ丸って名前だそう。


「やバーイ、ネムるーー!眠いから寝る、略してネムる!どうよ?一部の人間なんてね、造語作成人間なのよ!暗号みたいなのって可愛いでしょ」


「眠ってしまったら明日になってしまいますん」


「って今何時!?」


「ワフンワフン!」


ぽん吉のお腹から顔をがバァとあげざる得ない。今建物の中だったから忘れてた!まだ遅い時間にはなってなさそうだったが、ココ来るのに時間かかったんだった!!明日も明日で避難所のお手伝い有るから帰らねば~~~~!


「そうそう、言うの忘れておったが、セイリューの親御殿がセイリューを預かっていて欲しいと言っていますん。迎えに行く前にまたぽん吉達に知らせに行きますので、もう数日お願いいたしますん」


「わかった」


帰り道も来る時と同じくぽん吉とポンポコ丸に送ってもらった。テンクウちゃんはうちの子になったけど、セイリューちゃんとはお別れのようだ。少し寂しいけど帰っちゃうまでは遊んであげよう。








ぽん吉とポンポコ丸がキジンさんの元に帰ってきた。モナ達は無事に家に着いたようだ。


「楽しいお子でしたん。呼び掛けてみてよかったですん。そう思いませんか」


「ポンポコ!」


「ぽっこー」


「あたくしモナの下にならついてもいいですん。派閥ってやつ。素敵じゃございませんこと?」


三匹であーだこーだ話していたら別のタヌキがやってきた。


「きゅーーーーん!」


「なに?猿が?」


「ポンポコ・・・ポンポコ・・・ポコォ・・・」


「手を出さなければ大丈夫ですん、そんなに怯えなくても、大丈夫ですん。」


「ぽっこーぽこぽこぽんぽぽぽん」


「あたくし達は戦闘力は無いともうしておりますん。出ても無駄死にしてしまう可能性が高いんですん。今日から数日は出歩くタヌキを少なくしましょう。防衛はキッチリカッチリシッカリと!!」


(モナちゃん達になにもなければいいですが。)






コミケ100に一般入場でうろうろしてきました。東をぐるぐるしてた。丸々2日間楽しかったです。熱気をもらってやる気ムンムンです。ムンムン!


さあ頑張るぞ!

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