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第409話

いつもご覧になってくれてありがとうございます。ここの活動報告ってブログにも書いてたと思うんですが、調子悪いのが続いていまして1週間お休みしてました。


まだ本調子じゃないんですが再開します。1週間がほぼ一瞬のようだった。


詳しくはまた活動報告内にて!


え?活動報告なんて興味ない?そっかー、なら仕方ない!(ちゃーらヘッチャラー)



「モナちゃん、そろそろ起きて」


「んぅ・・・ありがと、テンクウちゃん」


お昼寝を少ししてみた。けれど、起き抜けに思ったのはテンクウちゃんへの感謝よりも、本当はどうしようもなく自分の無力さへの悲しみだった。


(ため息が出そう。ううん、ついたら負けだ。心の中には誰も気づかれないから心でため息を吐いとこう。・・・はあ。)


「ふぁ・・・モナママ!おはよ!」


「フテゥーロちゃん、おはよ」


私の周りには、フテゥーロちゃんとテンクウちゃんとスズちゃんとタイモちゃんと、ネコちゃんが3匹・・・名前なんだっけ?ビャッコくんは居ないみたい。


「モナ、スズ出しっ放し。しまう?」


スズちゃんがこてんと首を傾げて聞いてきた。しまうと聞いてきたけれど、スズちゃんが出てると魔力消費するはずだから、私が寝たら普通は消えてしまうはず。


でも、“深層心理の奥底”に行って起きてからからゲームのバグのようにそこに有り続けても負担も何も無いというおかしなことになっている。


「大丈夫だよ。スズちゃん。」


(寝た時にすぐ会えると思ったのになぁ、神様ってどう出会うんだろう。深層心理の奥底も寝れば行けると思ってたのに、無理よりの無理めってことなのかなぁ。うーーーーん。)


「どんくらい寝てたのかな」


んしょっと、ベッドから降りる。寝る時はお昼寝だろうとカーテン閉める派なので開くとまだまだ空は明るい。


「んとね、そんなに寝てない!」


「チョットだけよ」


「ババンババンバンバン?」


「スズちゃん?急に歌い出してどした?」


「だってフテちゃんが、チョットだけよ〜って言うから」


「・・・あぁ!ドリフの。ぶふっ・・いやいやいや、話の流れでおかしいでしょうよ!」


「「??」」


私とスズちゃんの会話についていけないテンクウちゃんとフテゥーロちゃん。きょっとーんとしてる。うんうん、わからないよね。ごめんね。


「私のいた別の世界のお笑いっていうやつの話の事だよ。まあ私も世代じゃないからそんなに知らないけど、再放送とかで知ってるだけなんだよなぁ」


「スズ、バカ殿の合間にやってた、ホームレス親子ネタと、おばあちゃんネタが好きだったよ!プルプルしたりしてるの」


「わかるー。キャベツばかりをかじってた〜♫とかね。大したことしてないのに大変そうなのに笑えちゃうのが凄いなぁって思うよね〜。」


「おでん食べたくて有り金はたいてせっかく買ったのにって悲しいはずのシーンがなぜか笑えちゃうのも凄いよね、スズも覚えてる!」


ふふっと笑う。ニコッとスズちゃんも笑顔だ。っていかんいかん。テンクウちゃん達を置いてきぼり継続中。


「ほへぇ!キャベツばかりかじってたってキャベツ好きなの?プルプルってどうしたの?」


「モナママ、ホームレスってなぁに?」


うっ・・・・ああいうのは目とかで楽しんだから、下手に説明すると単純にサディストだと疑われかねない気がするぞ!?


「ええと、そう!プルプルっていうのはね、おばあちゃんがこう!こう!」


頑張っておばあちゃんマネをしてみる。


「あんふぁんふぁんふぁんふぁん・・・・」


で、出来てるかな!?こう、プルプルと身体を震わせて、ファンファンファンと口から息が漏れ出るおばあちゃんのマネ・・・・。


どうだ!?


「モナママ!?」

「モナちゃん!?」


「急にどうしたの!?「大丈夫!?!?」」


テンクウちゃんとフテゥーロちゃんに、めっっっっちゃ・・・心配された。おかしいな。似てると思ったんだけどなぁ。


「モナ!失格ぅ〜」


「スズちゃん、それは年末年始でオシリぶっ叩かれるやつだから、全然違うよ。」


笑ってはいけないやつだよ。そして静かに、かーなーり静かにタイモちゃんが笑っているのが見えるよ。ネコちゃん達もスズちゃんと私の会話を楽しく見学しているよ。


「人生がコントになりそうな勢いだよー」


「そういうの、あったっけ?」


私の発言全てネタって思っとんのかい!?


「スズちゃん、会話の流れがそれっぽく見えても、私の発言はネタじゃないんだからね!」


ツッコミっぽい口調になったとおもったら、次のフテゥーロちゃんの発言でなんだか止まっちゃったよ。


「スズちゃんすごぉい!モナママ元気になったね!」


「へ?」


「んぇ!シーッシーッ」


スズちゃんが羽で器用に口止めな指先風にやってる。ほえ?


「あ!なるほどぉ!」


テンクウちゃんまで何を納得したんだ?って思うまもなくテンクウちゃんは続けた。


「なんか寝たのに暗かったもんね!落ち込んでたってことかぁ!さすがスズちゃん、元気の素は知ってるんだね」


テンクウちゃんがわっふわっふとシッポがはち切れんばかりにビュオンビュオン揺れてる。ここまで聞いてわからないとか無い。スズちゃん、心配してくれたから、お笑い思い出させたってことか。なんだよもう、スズちゃんってば。


「ありがと。・・・でも唐突すぎたかな〜。」


ダメ出しも一緒にね。


「むーー。ぷっぷのぷー!」


おジャ魔女どれみのどれみばりに照れて膨れてた。スズメの膨れっ面が貴重過ぎて、その顔のほうがよっぽど可愛くって可笑しかったよ。


「ふはっ」









「んでー、モナママは、なんで落ち込んでたの?」


「あっ、待って、フテちゃん。2人が帰ってきたみたい」


「あっホントだー!ボクお出迎えしてくるね!なんか美味しそうな匂いがする気がする!」


するんじゃないんかい。気がするって、食事の執着度合いパないですね、テンクウさん。


テンクウちゃんが部屋からトタトタと出ていった。なんだかタイモちゃんに見つめられてる気がする。


「ど、」


『どうしたの、タイモちゃん』っていっそのこと声をかけようとした時、タイミング悪く、ネコさんの1匹が声をかけてきた。


「実はお耳に入れて起きたい話がありまして」


「ん??」


「リクゴウっていうウサギいたじゃないですか」


「あ、うん!!そうだよ、居なくなってた子だよ。え?見つかったの?」


お祭りの時バラバラになったり、家から急に消えてたりとか、もうほんと把握しきれないこといっぱいあったけど、その辺りはミギィさんとレフティさんが、私が知らぬ間に『ネコ達に調べてほしいって言っといたよ』とか昨晩聞いてた。え、子供を納得させるて寝かしつける系の『言っといたよ』的な使い方の言い方だったから、え?本当に仕事振ったってことだったの。


「ぶ、無事?」


なんかネコさん緊迫的な空気出してない?さっきまでと空気の高低差激しくて風邪ひきそうになるわ。


「実は人が攫われたっていう人口洞窟の中にリクゴウもいたらしくて」


「あ!じゃあ助かったんだね!」


良かったー。ナカバちゃんなら知ってるかな。


「洞窟で爆睡してる間に、領主様推しの人が『領主様は死ねかけのウサギまでお救いになってくださるはずだ』って託したらしくて、領主様のウサギになりそうですにゃ」


「訳がわからないよ!!」


「領主様も同じ事叫んでましたにゃ」


!?


訳がわからないよーーーーー!!



領主さんは「領主様!」「領主様!」って持ち上げられてワタワタしてるうちに、アンドレくん達が助けに来てくれて、「ヤッター!ワタシより英雄になってくれる人間キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!」って喜んだのも束の間、「アッ王族・・・( ˇωˇ )アカン、ヤベイ。」って、アンドレくん達持ち上げるのやめたら結局、「領主様わっしょい!わっしょい!( ^ω^ 三 ^ω^ )ヒュンヒュン」リアル勢の勢いが止まらなかったっていう。そういう裏話があるとかないとか。


別にリクゴウくんは弱っていたわけではなく、スピスピ寝てただけという。彼が今まで一体何をしていたのかは、彼が話す・・・かもしれない。





次回は30日予定です。


そういえばさ!とんでもスキルアニメ2期の告知のYouTubeのやつがあるらしいよ!5月3日・・・だと!?昼間は仕事だよー。リアルタイムで見れないじゃないかーー、ちくしょう。



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