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第389話

キャラクター紹介にナエが居ないことを今更思い出しました。へへへ・・・うっかりうっかり。もっと出番のなかったゲーリーは書いたのになぁwww


((((((((((っ・ωΣ[柱]ガコッ!


書き加えました。


また誰か忘れてないと良いなぁ。


●●●●

(なんでだ!なんでこんなことになった!)


ネコがわらわらわらわらわらわらと、辺りをうろついているがその男はネコ達には気づかれていなかった。そこにいたのは、ミギィの元夫のナエだった。


ネズミ達のほとんどは単なるドブネズミだった。昔、“体に菌を纏いすぎて町を滅ぼしたこともある単なるドブネズミ”が、それはもう数え切れないほどに大量発生していたのは、ネズミの形をしたモンスターであり、神の使いと本人が言っていた“ビョウビ”が、ドブネズミ共をキチンと手駒にしていたから、ナエは安全を確保されていた。


“ビョウビ”の仲間のサルの“サイセツ”は逃げを選択した。お前らは簡単な仕事だと言った。『ちょっと小突くだけで街はパニックになって、誰もが私たちの言う事を聞くようになる』と、言っていたのだ。どこがだ。こんちくしょう。


現在ナエはゾンビである、ゲーリーについていた。もうそれしかナエに道は無いと思っているからだ。でかい熊の獣人をダンジョンの生贄にしたのはナエの案だ。転移はビョウビがやってくれたけれど、あれもドブネズミ共を供物として転移の糧にしたからこそ出来たもので、大量のドブネズミが必要不可欠だった。


その使えそうな駒は、殲滅部隊という名の騎士団達が現れてしまってから数を減らされてしまって使うこともできないし、ビョウビはビョウビで『やることがアル、後で合流シヨウ』なんて言って消えてしまった。


まだサイセツのように逃げの一択をあらわにしていないだけマジというものだけれど、不安感は否めない。


(逃げてないよな?・・・チッ)


ゲーリーと共に身を隠しつつネコ達の目をかいくぐって向かった先は施設。ビョウビとゲーリーが作った施設だ。そしてナエも少しだけ手伝った場所だ。


そう、ダンジョン化を促すにあたって“ダンジョン核”を擬似的に作り出したものが置いてある場所である。通称“(コア)ルーム”。


「つい・・・た・・」


「待てデス。」


ふう、と息を吐いたのも束の間、ローブをまとって顔すら見えないゾンビのゲーリーに(コア)ルームの入室を拒まれた。しかも、ゲーリーの認識阻害魔法が未だに解かれない。つまり、あの部屋に何かいる?


歯噛みするしか無いが、静かに部屋を覗くとそこにもネコがいた。このロッテリーの街にこんなにネコがいたのか?しかしこんなに厄介な事をしてくるであろう敵対モンスターがいるのなら、なぜビョウビはネズミとして何も言ってこなかったんだ?


ビョウビが実はあっちのネコ達の仲間だったとか?いや、それにしてはさっきかなり慌てていた。


(つまり、ビョウビにとっても異常事態だった。となると、一体どこから間違った事になったんだ?)


「おい。デス。」


考え中の思考を停止させられて睨むも、声をかけてきたのはゲーリーで、目の前からネコ達が(コア)ルームから出てきたのを教えてくれたようだった。


ネコ達は核を見つけることは出来なかっただろう。もし見つかっていたらあんなに落ち着いて出てくることなど無い。核には防衛機能がついているから戦闘になるはずだ。


ネコ達が出ていってからゲーリーと共に部屋に入った。


部屋の壁にはゲーリーが作り出した今後の展望、策謀など色々と書き示してあった。


ゲーリーは変なことをいうゾンビだ。自分達が住んでいるこの土地などはひとつの“惑星”という“星”であり、“丸い”のだという。“重力”というものがありそのおかげで物が下に落ちるという。“微生物”というものや“細胞”という目には見えないような小さな物があるという。


ゲーリーというそのゾンビの体を動かしているのは魔法でもあり、魔法の入った細胞であり、モンスターのような微生物でもあり、そしてそれが全てこの丸い星が成した奇跡なのだと語っていた。


今思い出してみたけれど、さっぱり意味がわからない。


魔法は魔法だから魔法でいいじゃないか。理由はそれで充分だ。


その落書きのようななぐり書きの壁の横に上下に上げ下げする鉄の棒のスイッチが備え付けてある。最初知らなければただのコートラックとかハンガー棒にしか見えない。


それをゲーリーは下げると壁が動く。秘密部屋への通路だ。と言っても開けたらすぐそこなのだ。そんなに広くはない。開けてすぐに核がある。


「ココのダンジョン化は諦メルデス。取り外シテ持ち運べるようにスルから見張っておくデス。」


「はいはい。でも前から言ってるけど、俺は戦えないからな?」


「俺も前カラ言ってますが、声掛けだけデモ上出来デス。」


「わかった」


少しの沈黙に耐えられなかったナエはまた喋り始めた。


「なあ」


「ナンでしょう?」


「今回どうしてこんなに狂ったんだ。成功するはずだったろ」


「ヒトツは騎士団の介入。ヒトツは貴族の介入。ヒトツはネコの介入。どれもが連携がよく取れているように見受けられましたデス。本来なら領主が消えて、騎士団はコチラの対応に遅れが発生する予定デス。貴族がいたようで領主の代わりに騎士団を動かしたようデシタ。ネコは気まぐれデス。なのに人間の為に今回動いたようデス。全て誤算デシタ。」


「そういや領主とかどうした?」


「すっかり忘れてましたデスね。まだあの場所で潜伏して待っているかもしれません。人間は殺すのにためらう生き物デスから。ヒトジチ、モノジチ、有効デス。アナタみたいに率先してくれると助かるのデスがなかなかそういう人間は居ませんデスから。」


人質を取る方法を取ったのはゲーリーではなく、サルのサイセツの案だった。計画のままなら他にも人間を何人かあの場所に送り込んでいたはずだけれど、ネズミが殺されすぎてどの程度成功したのかさえもわからない。


「サイセツが逃げる前にそこだけでも処理してくれていたら面倒なことはなかったんだけれどな」


「ゼンブ任せるってさっさと逃げましたデス。ハハハ!」


「何がそんなに楽しいんだか」


「笑えますよ、私達もズラかりましょう。だって、ホラ、取れましたデスよ」


その手には核と言うにはあまりにも脆そうな、熟れすぎたザクロのような実がそこにあった。中身が飛び出そうなそれは、あまり可愛らしいものには見えなかった。


「私の脳みそじゃありませんデスよ?」


「んなこたぁ思ってない!気持ち悪いこと言うんじゃない!うげぇ!」


俺の想像より更にうわてな発言に本気で吐き気がしそうだった。核は成長途中だったからそんな見た目なんだそうな。落ち着く所を見つけてまたどこかに・・・。


「なんかいたにゃ」


地面からネコが飛び出して来た。しまった!と思ったときには遅かった。


「なぁう」


「なぁーご」


「うにゃぁん」


「「「逃さないにゃぁ」」」


そういえば今更だけれどさ、アニメ・シャンフロでさ、ユザパがユザパられてたね!!原作、漫画、アニメで全部ユザパされていたユザーパードラゴンは三冠王だよ!おめでとう!ヒューヒュー!(歓喜)



アニメ感想そういや書いてなかったな(今更)




なぜモフ、次回は6日予定です。


恵方巻美味しかったー!豆まきは残念ながらしてないです。

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