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第39話

「そろそろかなぁ」


「ワフッ」


そういえばまん丸タヌキーズさん達と日付は決めたけど場所まで指定していなかったことに今更気付いたモナちゃんです。というかあのまん丸タヌキさん達、勝手に私の部屋に上がり込んで来ていたから部屋に来ること前提で、部屋待ち中。


5歳だしって言うんで正式に午後1時ぐらいからは仕事終えて自由時間にしていいよってことに相成りました。お昼休憩終わってから少し働いたら大体その時間。


そういっても私の出来る仕事自体とっても少ないからほとんど誰かのお手伝い。


もうちょっとで初のお給料日。週1です。週1。まあ、あんまり金額期待できるような年齢でもないし、今後について、金策をどうにかひねり出しておかないと。一攫せーんきーん(桃鉄)の宝箱でもあればいいのに。ギギギギギパッカーン・・・。夢をみたいお年頃ですよ。


「あれ?そーいえば・・・」


ホワンホワンほわわーーーーん・・・


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


『オンシの肩ぁにぃぃぃ異様なものが付いとりますぅぅぅぅ、取り除きたぁければぁぁあたくしの元へ、いらっしゃぁぁぁぁぁあぁぁぁいぃぃ。歓迎いたしますわぁんんんん。』


い、今の幻聴何だろう・・・女の幽霊みたいな声が響いたぞ!?えええ、怖い怖い怖い怖い・・・!!!ガタブル



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


あの声の主、一応女性っぽそうだったけどタヌキが来たってことはタヌキってことだよね?本当に女の幽霊だったらどうしよう。


「幽霊だったら助けてね?テンクウちゃん」


「クゥン?」


セイリューちゃんは時間がまだ早いからぐっすり寝てる。連れては行けないな、これは。ちょっと残念。


そんなこんなで時間を潰していたら来ました来ました。


「ポコポン!」


「ぽっぽん!」


「こんにちわ!」


「ワフッ!」


「戸締まりして玄関から出るから窓から離れてね」


「ぽこー」


「ポポン」


ささっと戸締まりしながらみんなで家の外へ。


「さてと。玄関の鍵も閉めたし、案内よろしくお願いします!」


「ポコポン!」


「ぽぽぽーん!」


元気よく挨拶したかと思うと早速ケモノ道をザカザカと一直線。


「やっぱりそうなるかぁ。おしゃれ着を着なくて良かった・・・。」


あっるっこーあっるっこー私はげんきー!歩くの大好きードンドンゆっこおーー!


坂道もトンネルも無いけど、木がいっぱいだし草っぱらだしでこぼこ砂利道ですよ。ずんずんずんずんずんずんずんずん、進んでいるけどまだつかないかな。結構遠い。


ト●ロってタヌキ?違うよね。この辺りにもクスノキってあるのかな。杉と桜と松と梅と柳ぐらいしか見分けつかない私だからクスノキはわからんポンタんデスデスよ。どんぐりが実ることくらいしかわからんです。まだつかないな。ネ●バス来ないかな~。


「ぽっぽんぽーーーん」


「ワフッ」


「おっ?急にひらけたね!到着かなっ!わーい!」


よく見ると白い花が咲いてる木が多い。時々ピンク。桜っぽくもみえなくもないけど、なんか違う気がする。何だろうどこかで嗅いだことある匂い・・・。お茶、紅茶とかで・・・。あ?


「これってリンゴの匂い?」


「ポコポン!」


匂いに浸ってたらおいてけぼりをくらっていた。ま、まってええ!


「ポコポン!」


まったくぅ!って感じのニュアンスでポコポン言いましたねアナタ?ジト目でアニメみたいにまん丸なタヌキをじっとみると、目を反らされた。おのれ!


「ポコポン!」


「ぽっぽん!」


進んでいくと昔は人間の住みかだったのかな?と思うような村のような風貌を残した場所に出た。こっちこっちと誘導されるままにひとつのドアの取れた家に入った。


「周りよりは比較的にキレイだけど入っていいの?」


「ポコー!」


「ぽぽぽん!」


「ワフッワフッ」


「えっあっお邪魔しまーす!」


みんなの勢いにつられてそのまま入った。


「よくお越しなさった!待っておったぞ」


「おお、タヌキだ」


サイズ的にはまん丸タヌキ2匹分くらいの大きさ。しかしなんだろう。威厳というかオーラ?というか、スナックのママ的な何かを感じる。いや、銀座のママ?なんかこう、後光背負ってそうなタヌキだ。どう表現すべきか迷うな。


「ポコーポコポン!」


「ぽっぽぽぽん!」


「ワフッワフッワフッ」


「おお!話には聞いていたがそなたテンクウではないか久しいの!」


「ワフックゥンクゥン、ワフッワフッ」


「なるほどなるほど。お前も助かった口だったか。お互い命びろいしたということですん」


「ワフッワフッワフッ、クゥンクゥンクゥン、ワフッワフッワフッ」


「ほほうホントうかぇ。おお、なるほど。首輪。つまり獣従(じゅうじゅう)の証だの」


「ワンッ」


「オンシにとってはソレは宝になるじゃろうて」


「喋ってる・・・」


「おっと待たせてすまなかったわん。あたくしはキジン。キジンと言う名前。タヌキ達をまとめているメスダヌキですん。モンスターと呼ばれる種で、あたくしは人間の言葉を喋れますん。よろしく。ええと、モナ、でよかったですかえ?」


タヌキさんことキジンさんがこっち向くと見つめられてわかった。その目ヂカラちょっ、凄い。デ●ィ夫人や引●天功さんの目ヂカラだよ。バッツラバッツラしてる。


「あっはい。帝麻萌那(ていまもな)です。よろしくお願いします。オバケじゃなくって・・・モンスター?」


「お主、別の世界から来ておるであろう?」


「な!?」


「あたくしこんな成りですがとても長生きしていての。色々知っているし、色々見てきているし、色々と・・・視えるんですん。」


ゴクリ・・・。


「オンシを呼び出したのは他でもない、あたくしが見えたものをオンシに伝えるために来てもらったんですん。」


「つまり」


「肩に幽霊がついていますん」


なんか予想と違う答えがきましたでありんす!?ふぁ!?


活動報告( ・ω・)のほうにも書いたんですけど今回のでストックが無くなってしまったので、書き貯めがんばります。


書くことは決まっているので落とし込むだけなので、とりあえず、また明後日(10日)更新予定のままです。


活動報告ってなんぞ!?って言うかたは、なろうのシステムで私の名前の所がプロフィール飛ぶので、ソコに活動報告ありますん。知らなかったよってかたは各小説家さん達の活動報告覗くとヨキですよ。小説もおもしろいけど活動報告って個性出てて大好きです。


夏バテぽくて食欲おちてますけど死なないようにがんばります。


んではまた明後日~~


( ノ^ω^)ノ花火して幽霊追っかけたい

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