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第4話

前回のあとがきの答え☆


上から、レフティ、ミギィ、モナ。でした!わかったかな?


本編で出している訛り言葉や方言ポイ言葉はなんとなぁく適当にキャラのことを考えた結果、作者の脳から放出された感覚のみで書いているので、●●県の言葉では!?とかいう設定はありません。一応。ほら異世界なので!

すぐにお店に直行だと思っていたらそうではなかった。私がゴロゴロと土にまみれて森だか林だかで悩んでいた場所まで戻ってきていた。


まあ人の手が入っててモリッとしてないから林ってことなのだそう。木々が多いことには違いないが人があまり入らないような場所を森と言うらしい。道中レフティさんが教えてくれた。


モリッとしてたり人が入りにくい木々が多い場所を森。人の手が加えられてたり、生活に密着した辺りは林。1つ勉強になった、なるほどぉ。


「護衛代わりにユーグリッドついてくんのは破格やねぇ」


「んだんだ」


「んでここでお嬢ちゃん拾ったのか」


「だべなぁ。だっからココにリアカー置きっぱなしだべ?」


砦にお弁当届けにリアカーを押して来ていたらしい。食堂に戻るため回収しに戻ったのだ。・・・お弁当かー。と考えたら急にお腹がグゥゥっと鳴った。


「カカカッお腹は正直だべな。食堂付いたらまず食べてから周辺とか確認してけろ」


「んだねぇ。あぁモナちゃん歩くの大変だからぁリアカーの上に乗ったらエエさ。ちっさいから歩いたら着くまでに疲れるべ。ほんら、乗れ乗れ」


乗れ乗れと言いつつ私の返事も待たずに両脇にミギィさんの手が入ってさっさか持ち上げられてリアカーの中に入れられた。おおお、バラエティー番組でやってたトロッコアドベ●チャーを思い出す眺め。リアカーだけど。


「ユーグリッドさん」


「おう、書けたか?」


おばちゃんとリアカーの後ろからユーグリッドさんともう1人騎士の人が付いてきていた。ユーグリッドさんは夜勤明けで帰宅してしまうので私の諸条を今日の所は騎士団長に引き継ぎしておいてもらうために書類の作成を帰りながらやってくれているのだ。出来上がったらそちらの騎士さんは砦にとんぼ返りして団長さんに渡してくれる役、と言うことだ。


「なんだかお手数おかけしてすみません。」


「あん?俺たちはこれが仕事なんだから気にすんな」


「だべな」


「んだんだ」


「ははは」


騎士の人も優しいのか笑って済ましてくれている。でも私、異世界人らしいから調べたところで情報なんて出てこないと思うのよね。調べさせてしまって申し訳なさ幾星霜・・。止めても調べそうだし放置放置の罪悪感よ。


と、あっという間に街に着いて大通り通り越してミギィさんとレフティさんの食堂に着いた。食堂の裏手にリアカーを停めて裏口から入った。


「帰ったよぉ。下ごしらえすんどるかい」


「お帰りなさい。」


「「お帰りなさーい」」


3人の従業員がお出迎え。


「あ?お客様ですか。お茶用意しますね」


「あー、こっちの2人はすぐ帰るからお茶は用意しなくていいだでよぉ。こっちのちっさい子ぉはお腹空いてるからなぁんか適当に出してやっちょくれ。モナちゃん、この3人はウヂの従業員さね。そっちから、ナカバ、ハジー、スミコット。」


「こんにちわ」


挨拶して頭をペコリと下げてみた。


「あら可愛いお嬢ちゃん。ヨロシクねぇ。」


スミコットと呼ばれた女性が挨拶してくれた。ミギィさんとレフティさんよりは年下なのかな?この人もおばちゃんだ。細っこいおばちゃん。訛りはちょっとだけスパイス程度に入ってる。お上品な訛り方だ。文字に起こしたら伝わりにくそう。


「ハジーとスミコットは夫婦だで。あぁ、スミコットちょっといいかぁ?」


レフティさんとスミコットさんがどっか行ってしまった。ハジーさんは精肉店とか山登りとかしてそうなガタイの良いオッチャン。ユーグリットさんと同じくらい目元怖いんだけど。この世界の人怖い顔多いの!?クマじゃなくて普通の人間なのに同じ土俵に立てそうな。・・マサカリ担いだ金太郎・・・。金太郎ぽくはないな。あ、でも騎士の人は怖くないよ?強面の会う確率どうなってんの???


「ナカバはあっちの農家の娘っ子でお金だめて、都会さ行きたいってからアルバイトってことで働いてるんだッペ」


「よろしゅうなぁ。ナカバ言いますぅ。ミギィさん下ごしらえとか終わってますんで確認してくださいなぁ。昼からの店の開店準備するんに、店の方行っとるんでなんかあれば声かけてぇくださいねぇ?」


赤毛のアンみたいなそばかすがチャームポイントの女の人だ。騎士の人と知り合いなのか手をふり合ってた。ふむ。


「うん、店の方は頼んだべ。ハジーすまんけんど、このモナちゃんになんか作っで食わせてけろ」


「うす」


のしのしと大きな体で台所で作業が始まったようだが、食事にありつけるまでまだ時間がありそうだ。つまり暇を持て余す時間が湧いてしまった。


「犬とか猫はどこにいるの?」


「あぁ店ん前におるけんど。お腹いっぱいにしてからでいいべ?」


「ひまぁ・・・」


せっかく5歳に戻ったのだ。久々に自由にしてみたい。わがままっこしたい。ちょっとだけ。今だけだから!楽しみにしてたからね!今だけだから!


「ばーさんたち忙しいから俺が付いてくよ」


「わぁい!」


「だっけ、ようやっと女心わかるようになったんかぁ?その調子で頑張って嫁さん探すべ」


「お、おう・・・」


ユーグリッドさんと騎士さんが忙しいみんなに変わって“ともだち食堂”の前に付いてきてくれた。っておお!?猫だ。お猫様がいっぱいおられまする。


ひーふーみー、見えるだけで8匹もいる。茶、ぶち、黒、縞、灰色、白、毛量が多いの、毛量が少ないの。猫の集会かな?近づくと逃げられちゃうかな?


犬は・・・見当たらないなぁ。


「この辺の猫も犬もほとんどが野良だからなぁ。ま、そのうち会えるさ。どうせ食事済んだらこの辺うろちょろするんだろ?」


キョロキョロしてたから犬探してたのバレバレだっだ。


「うん。そうだね。後での楽しみにする。今は猫ちゃんだね」


逃げないうちに近くで見たい。できれば触りたい。よ~し近づくぞぉ(ワキワキ!)


お読み頂きありがとうございます!もしよろしければブックマークや☆を押していただけると嬉しいです。


作者が嬉しさに舞い上がって更新頻度が増えるかもしれませんよ


気づいたら2日に1度の更新になっていますが一応不定期更新の予定ですのであしからず。


動物色々出始めたらそのうちキャラ一覧ページ作成予定です。

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