第35話
アンドレ「見ろモナ!」
モナ「あっほんとだスゴいっ!ブクマが96件!?テンクウちゃんとセイリューちゃんのお陰だね!」
アンドレ「俺も貢献してるぞ!」
モナ「うん貢献ありがとう!」
アンドレ「モモモモモモ、モナがそんなに言うなら!俺もっと頑張るぞ!!」
モナ「顔、真っ赤だけどダイジョブ??」
アンドレ「たいじょぶぁにぁああっっ○▽□▼◆☜☞☆★♡♢♣♤♨」
モナ「ダメだこりゃ」(八●だよ全員集合)
▼▼▼▼▼▼▼▼
「ごめん、今日はこの後、砦にお弁当届けに行ったり色々やることあるんだ。」
「そ、そうなのか・・・・」
うわぁスッゴいしょんぼりしてる。しょんぼりというよりも、“ションポリ”って感じに体が小さく見えるよ。こう喋っていないと年相応に見えるなー。
「明日は?」
今日がダメなら明日でしょ?
「あー、あしたー。・・・・明日は、ちょっと行かなければならない場所があっていつ戻るのかわからないのだ。時間などが不確定なことでは約束はできない。行かなくていいなら、約束できるのだが。」
「うーん。じゃまた時間あった時に約束しようよ。大事な用事は嫌でも行かなきゃダメだよ。」
「そうか、そうだよな。モナは俺より大人だな?」
ドキッ!ションポリ王子、これは無意識に出た言葉だな。ふう、中身が大人だなんてバレたらどうなることやら。
「モナちゃん」
「レフティさん」
「今日は暇だで、アンドレ様が食い終わったらこの近くで遊んでおいでな。」
「いいの?」
「いいのか!?」
「ただし、お弁当届けに行くまでだし、遠くには行ったらなんねぇべ」
「わかっている!」
あうあうあう・・・目がぁぁ、めがぁあ(ラピュ●のム●カ)アンドレの目が輝きまくっていて断るとか全く出来ない感じである。
「また喧嘩しても、不敬罪!とか俺の美技に酔いな!とか言わないでね?」
「言わ・・っ!・・言わないけどなんだそれ。」
おっと。跡部様が出ちゃった。アンドレが眩しすぎるからだよ。俺+王子+自信+眩しい存在=テニスの王●様出ちゃうよね。ハハハ。
「と、言うことで」
「ワフッワフッ」
「お外で遊びまshow~~」
「なんだかモナの言い方に引っ掛かる所がある気がするが、聞いても答えてくれないんだろう?」
「何して遊ぼうかな?」
「ワフッワフッ」
「俺、一応第8王子なんだが。」
「ワンッ」
「王子だろうがのんびりモナちゃんでも誰でも出来る遊び~~」
「のんびりというより、マイペースではないのか?」
「ワフッワフッ」
「とりあえず草笛でもやろっか」
「ワフッ?」
「アンドレと遊ぶからテンクウちゃんは後でね。お昼届けに行くときにかけっことかしようね」
「わふっ!」
「動物と会話できる、のか?モナは動物使いか?」
「テンクウちゃんと友達だから出来るんだよ。アンドレもテンクウちゃんと友達になればわかるようになる
よ」
「そ、そうか!」
アンドレってば目がキラキラ。あまり遠くには行ってはいけないということなのでお店の裏に居ます。
ちなみにリネアさんは、変なやからの気配は大体分かる。らしいので、お店の料理を注文してた。お店の食材食べ尽くさないでね。今日は暇だからリネアさんの追加注文にも対応可能なのだけは救いかな。
「ところで草笛ってなんだ?」
「アンドレはさ、遊ぶからっていっても激しい遊びは出来ないでしょ?まだ顔結構色白いし、療養しにこの街に来たんでしょ?だからこう、簡単なやつ!」
というかまあ、すぐに思い付いただけなんだよね。簡単って単語に不満か?不満なのかい?まあ、実際色々出来るらしいから草笛なんてつまらないか。出来る子供は難しい。
「プピーーーーー。」
草笛は親に教えてもらったんだよね。いい形の葉っぱがあったけど、これはよく鳴るなぁ。ふふふ。
「プピープピープップップピー。」
フフフ。子供に戻ったみたい。って体は戻ってるんだった。退化。なんだかなぁ。
「こういうのが草笛だよ」
「ふ、ふむ?本当に簡単そうだな。」
「やりたい?プピーーーー」
「やってやらなくもないぞ?」
「やりたくないなら違う遊び考えようか。プピィィーーー。プップップピー。プピプピプピー。」
「ワフッワフッワフッワフッ」
「やらないとは言ってない」
「プピーーーー」
「ワフッワフッ」
「ニャァニャァ」
「ナァァウナァァウ」
「猫が増えたぞ!?!?」
おおっ!?ブレーメン!?ハーメルン!?笛だからハーメルン!?
「ンナァァゴ」
「今度は毛の長い猫が来たぞ」
茶、黒、毛量が多いのの3匹の猫が寄ってきた。
「プピプピプピーーーーー!」
「「「ンニャアアアアアア~~~」」」
「ワフッワフッワフッワフッ!」
「せーの!じゃじゃーーん!」
なんとなくポーズをとったよ。ジョ●ョ立ち。猫達もテンクウちゃんもドヤァである。意味不明の一体感。
「お。おお。おお?」
私がポーズをとったからか、アンドレからかるーい拍手がぱちこぱちこと鳴った。
「なんだかわからんが、面白かった。」
「私もその場のノリで最後のを決めてみたよ」
「思いきりがいいな」
「でしょ」
猫ちゃん達はモナのポーズが終わったから解散したものの、モナ達の近くでゴロゴロと昼寝を決め込んだらしい。
「面白そうだ。やっぱり草笛やってみたいぞ」
あっそうだ。私は草笛やりなれてるから鳴らせたけど、私が今やった方法ってかなり練習必要なんだよね。確か簡単な草笛のやり方は。
「うーんと。あ、じゃあねえ、こう、お代官様!申し訳ありやせん!って感じで手を出して!」
「おだ???」
「あっえっとー、警察にお縄をちょうだいされちゃった格好!」
「ヤダヨ!!!」
「えええええ。こうこうこう、するだけだよ!?」
「手の形がモナと違うじゃないか」
「こっちのやり方の方が簡単なんだ。だからほら、警察に捕まった悪人さんのように、手を!」
「ぬぁ、・・・さっきお前がやっていた!指2本で鳴らすのがやりたい!」
「えー、これ難しいよー?」
「ふん!そんなのすーぐ出来るさ!」
どういう葉っぱが音が鳴りやすいかを教えて指の位置、口から出す空気がどのくらいの強さか~とか教えた。しかし。
「スカースカー」
「ふすーーーーーっ」
「バルルルルルルル」
「ブチッ・・・あっ!?」
風圧で葉っぱが割けてしまった音がした。だから難しいんだってばよ。しゃーんなろー。
「なんでだ!?なんでこうプピーと鳴らない!!」
「だから難しいんだって」
「ぐぬぬぬぬぬぬ」
「さ、さっきの」
「ん?」
「さっきのもう一度教えてくれ。そっちは簡単なんだろう?」
「しょうがないなぁ~」
やり方が全く違うので最初から説明し直した。その後、すぐにいい音が響き渡ったのは言うまでもない。
「よっ!草笛使い!」
なーんて持ち上げてみた。
「これがあれだな!俺の美技に酔いな!ってことだな!?」
「違うよ!?」
お読み頂きありがとうございます!もしよろしければブックマークや☆やいいね!を押していただけると嬉しいです。
不定期更新が多い作者なのでブクマしておくと便利ですよ。とうふメンタルな作者が嬉しさに舞い上がって更新頻度が増えるかもしれませんよ~。更新頻度は皆さんの応援の賜物です☆ミ
アンドレどんどんモナに毒されていく。笑。
8月は2日に一回のペースに戻す予定です。次回は8月1日の更新予定。わっしょい。今日は地元のちっちゃいお祭りだぁい!夏にアホガールのop曲って楽しくなるよね(急)