第326話
急なメンテナンススタートでめっちゃビビりました。「今書いてたの保存!?出来た!?あるぇ!?」ってなってた。あっははは。
保存はこまめにしましょう。
ちなみに保存されてました!よかったァァ!
と、思ったらその後書いたものが保存になかなかならなくて、えいってやったら700字ほど消えました。おぅふ。
更新遅くなりすみません。
「でどうするの。僕たちこれからあのコスモオークを倒しに行けばいいの」
「まだ待ってくれる?今、騎士団の人たちが倒そうと頑張ってくれているから。魔法使いたちの軍団 ももう到着していて、騎士団と連携をとって倒しているはず。ただ そんなに人数を呼んでおいて倒せなかった場合、私たちが 動こうと思っているから ここにいて欲しかったの 、ごめんね」
結構みんな戦うことが好きな体育会系モンスターたちだからガッカリさせただろうか、と、思ったけれど、思っていたよりは怒りもせず淡々と飄々としていつも通りだった。
「なーんだ」
「多分 倒せないと思うよ 準備しとこうーっと」
うーん。全員が全員、騎士団達が無理だと思って 準備体操し始めたぞ。
「みんなだったら倒せるってこと?」
「いやモナ、 勘違いしてはいけないよ。私たちだけだと多分 ギリギリの戦いになるはずだ。ここに ロッテリーに残してきた仲間たちがいれば簡単に倒せたかもしれないけれどね。特に ザッハークのイャンターリやマンティコアのヴァルトスがいたなら絶対勝てる戦いになるだろうさ」
「あのふたりは結構強いもんね」
「分かっているじゃないか ちなみに私もだいぶ 強いけれどね。あと、お年を召されているけど タヌキのキジン殿もなかなかの強さだよ」
残念ながらキジンさんには淑女レッスンしか受けてないから戦闘関連の強さは理解りかねます。んー、いや、“強者の風格”という意味ではレッスンにイヤと言うほど見せられたのでわかるけどね。
「モナちゃん!モナちゃん!話聞いて。スズね、頑張ったんだよ!それでね、面白いことわかったっていう話をね、話そうと思ったけどみんな 、話上手だからなかなか話すことできなくって 、だからね 、スズの話を聞いて! 今すぐ聞いて〜」
スズちゃんがパタパタチュンチュンと今までで1番かもしれないぐらいハッスルしながら言葉を発している。可愛い。
それにしても“面白い話“ってオークエンペラーじゃなかったよ!っていうことだと思っていたんだけれど 他に面白いことがあったとは全くわからなかった。
「分かった 話して欲しい。スズちゃん、面白かった事ってなぁに?」
「えへん 聞いてて聞いてて!あのね、分かったことがね、いくつかあるんだけどね、まずはね、この王城の後ろにある森からコスモオークが歩いてきたんだよ!えっとね、だからね コスモウォーク 、じゃなくて、コスモオークはね、あの森生まれなんだよ 面白いでしょ!」
「ほほう」
「それだけじゃないわよね?」
テュルさんが言うとさらにスズちゃんは胸を張りながら続けた。まだあるの?
「あと面白いことといえばね、コスモオークはね、あの森に本当はいなかったんだよ 。コスモオーク自体はいなかったんだよ。 途中でコスモオークになっちゃったんだ。ね 、面白いでしょ?」
「つまり」
「「「ぼくらみたいに進化したんだよ」」」
パンのさんにんが自信を持って告げた。最初に進化したパンは毛の長いフサフサしたモンスターのパンで詳しく調べたら“牧神”という“パン”になっていたズィルパー。次に進化したアイゼンは身体全体が真っ黒に染め上がり顔が前は少し人間寄りだったのに対して完全なるヤギに変化していてこれは調べたら“悪魔”の“バフォメット”に近い“パン”になっていた。最後に進化したからにはもう変なものは出ないだろうと踏んで安心していたら1番へんてこりんなものに進化したクプファーは“迷宮の番人”と呼ばれる“サテュロス”という、インキュバスを彷彿させるようなそういう風貌な“パン”になっていた。おぅふ。
このさんにんのように、オークがオークでオークに進化したってこと。か。ふむふむ。いやいや、え?えっとー、うん??ごめん、パンのみんなは私に引きづられて進化したって言ってたよね、ということは??オークも何かしらの何かがあったってこと??
オークについて質問しようかと思っていたけれどまだまだスズちゃんの話は終わっていなかった。
「あと 面白かったのはね !コスモオークがね 、向かってきたのは、ここに一直線に向かってきたからね。 だから ここ以外の被害は全然ないんだ !まあ見ていればわかるんだけれど エンペラーオークは部下をね従えて行くから、色々なところにオークが侵入したりするんだけど、今回のコスモオークはひとりぼっちしかしていない !仲間など見当たらない !つまりはそういうことなんだよ! 面白いでしょ。それでね、それだからね、 一直線に向かってきたからね、 王都はここ以外モンスターなんて来てないから綺麗なままなんだよ、ね 面白いでしょ!」
ひとりぼっち。つまり単身でこのパーティー会場めがけてやってきたということ。スズちゃんの脳内判定の面白いがイマイチ よく分かっていなかったけれどなるほど これはもしかしたら考えようによっては 面白いことかもしれない。
誰かがオークエンペラーもしくはコスモオークを育てたということに関連してくる可能性がある。誰かが。このパーティーをめちゃくちゃにしたかったのか?それとも特定の人物にそれを当てたかったのか?それとも、それとも、それとも・・・
可能性が色々思いつきすぎる。
誰かが何かしらの策略的なものでそれをしているとして。それが個人に大してなのかとか色々考えてしまうと、血の気が引きそうになる。人間はめんどうな生き物だ。あの女神がああいうことをする思考に至るのも元は人間だったからだと思う。
手にギュッと力が入ってしまう。それに気づいたのか、ディオさんはいつの間にか私手を握ってくれていた。私の手は冷たくなっていたのだろう。ディオさんの手から鼓動が伝わるようで、気付いたときにはとても温かく、気持ちが落ち着いた。
「あれ?」
「もなー?」
「モナ?」
「どうした?」
「え?いや、今、白い鳥が飛んでいなかった?」
「どうだろう」
みんなは見ていなかったようだけれど、空を切るように白い鳥が騎士団が消えた方へと飛び去っていったのが見えた。アレは、フクロウのタイサイさんに見えた。
タイサイさんにはアンドレくんのお師匠さんが消えた辺りから一度も会っていない。それにあのフクロウのタイサイさんといえばこんなに人が多い場所に現れることなど今まで一度と無かった。見間違いだったのかもしれない。
「あっアレ!」
蜘蛛隊のロホが私の耳元で喋った。そちらの方に向くと今度は黒い鳥がまたもや騎士団達が消えた方へと同じく消えていった。誰が言ったのか確信を持って言った呟きが耳に残った。
「あれは夢幻カラス」
つまりあれはアンドレくんのモンスターと言うことだ。なにか起きたのだろうか。ここからでは見えない。待つべきだとわかっていたが、私は未だにわかっていなかった。この2匹は待つことがキライ、むしろ、あえてルールを壊していく存在だと。
「モナー!飽きたーー!イタズラしていーーいーー!?」
「もなー!飽きたっ!ぐちゃぐちゃのメチャチャにしていー!?」
メチャチャってなんでしょうかね。
「ダメっ」
「「ダメがダメだよー!じゆうがすてき!ハチャメチャ楽しい!イタズラ大好き!グレムリーン!はちゃちゃのめちゃちゃ!止まらない!さわぎたい!オレらは暴走だいこうぶつ!ウェーーい!」」
なんだかパーリーピーポーみたいなノリだなぁ!?
「ちょ!わー!待って!」
グレムリン2匹はそれはそれは楽しそうに急に走り出した。人混みなんて何のその。むしろその人々の足をあえてすり抜けて、驚く顔を見せろとばかりに楽しそうにかけていく。
「行くしかあるまい」
テュルさんたちも諦めたように走り出す。私もディオさんとリヴァイくんとメイドのシーラを残して、走り出す。大丈夫。すぐに戻ってくるからね。
キレイなはずのドレスをひるがえしながら、私達はまたパーティー会場の方へと向かって行ったのだった。
次回は20日予定です。
消えた部分はまあ、私の短絡的なもので消えたので、もうちょっと待つことになれないとなと思いました(作文)
「可能性が色々思いつきすぎる」から以下全部消えたので書いたけれども、違う文なのはわかるけど、同じ文が思い出せなかった。うぅん。これぞ、産みの苦しみ。なんだっけ。書きたい大まかな部分は同じなのに文脈違うとなんか別ものなんだよな、って事だけはわかるけれど、思い出せない。ううう、さようなら消えた文章。
毎度なのですがグレムリン達が勝手に喋って勝手に行動してくれるので好きです。一応ストーリーに問題ない程度で。うん。多分大丈夫。
映画のグレムリン可愛いよね。ギズモ!ギズモぉぉ!