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第242話

大人モナif世界過去語りパートツーの1話?


ちゃう、二話だ。^_^

ヤマーくんが笑う。リヴァイくんがおののく。シャタニくんはソワソワしている。


「こ、これが!・・・・お菓子!?」


「そうなんです!これが!お菓子の形ですが、食べたらダメですよ?」


「味付け全然してないから甘くないですよ。というか、モンスター用なので食材がちょっと人間にはお腹壊すかも」


「そうなんです。コレが!なんと!モナさんの言う“モーモタロージルシィーノ・キビダンーゴ”です!」


桃太郎印のきびだんごな!ていうかきび団子じゃないよね、そのお菓子。おかしなおかしなおかしなな??マカロンの出来損ないとでも言うか、チョコパイの中身のような、そんなお菓子だった。


この子達子供だからって面白おかしくドラえもんの4次元ポケットとかヒミツ道具の話とかをペラペラ喋ったら、そのうちのいくつか、すぐにできそう!ってやってくれた第1号。やば。スゲェ。バイタリティーと若さと・・・総合力?










「それがこちら。」


「面妖な」


「食べます?」


「毒が入ってるわけではないのだろう?食べてもいいか」


「どうぞどうぞ」


神の使いとまで言われているらしいフクロウのタイサイさんに会いに王城の裏の森に来ていた。


「なるほど?ふむ、うむ。うむ?ほほう」


案外おくちにあったのか食がすすんでいますね、タイサイさん。


「で、コレを使ってテイミングをしてみようかと。」


「魔法の方は習得できたのか?」


「イマイチ。魔力は人より多いって驚かれました。魔力があるのに制御が出来ないから、火魔法とかかなりムラがあって、ライターから急に火柱になったりと大変だから、王城内で魔法の練習するのに中央庭園とか裏庭に屋上とか、人に迷惑かけない天井がない広い所限定でっていう、ルールが出来てしまって、そこまでの移動時間があるときじゃないと無理なのでなかなか練習が進みません」


「難儀だな」


そろそろここに来て1週間。さすがに焦り始めた。私が得意と言われたテイマーとしての素質は横竪(オウジュ)さんがいった通りあった。


テイマーとして活動する前に、テイミングという“ポケ●ンゲットだぜ!”なモンスターボールにゲットするような、モンスターに仲間にする行為のことや、主に情報収集は冒険者ギルドで行うことや、10数年ほど前にテイマーが活動をやめていく事件がいくつも重なって、人が減っていったという過去を教えてもらった。その事件のせいというかおかげというか、いくつものルールが昔より厳しくなったらしい。


「コレを使って捕まえて、まだ寝てる横竪(オウジュ)さんが起きた時に、横竪(オウジュ)さんが懸念していたことが未然に防げるぐらい強くならないと、私、」


「あせるな、とも、言うべきではないか。いや、すまない。彼女の為に来てくれただけでもありがたいのに、急いで成長しようとしてくれる君には感謝しかない。」


気が競っている。わかっている。


「しかし、それだけではないのだろう?」


うっ。さすが神の使いとまで呼ばれることはあふ・・・ある。・・・ん。と。


「信じてくれているディオさんに恩返しもしたくて。でもほら、貢献ってここじゃ、なかなかね。だからやっぱり得意なことを伸ばして成果を見せるのが1番かな!と。・・・・領地に帰る前に、彼の憂いが1つでも消えたらいいのにって思ってしまって。」


ディオさんは優しい。優しすぎて時々そのままの笑顔で壊れてしまうんじゃないだろうかと思ってしまう時がある。お腹を刺されて足が動かなくなって車椅子生活になったのは最近だ。だからなのか時々寂しそうな顔で外を見つめている。


「そうか」


「うん」


ディオさんの憂いと言えば、山川谷トリオも憂いの1つかもしれない。山川谷も領地に帰る。あの3人は元々からディオさんの領地で暮らしていて、将来は執事になるように育てられる修行の1つとして館にいる子供達のひとりらしい。


誰しもメイド長や執事長など、お給料もよく、見目がよく、キラキラとした華やかだけれども、貴族では一切無いのに、その世界に関わっている人達に尊敬の眼差しをおくっている。しかし世の中は甘くない。どこにでもピラミッド型は存在するもので、どこの世界でも狭き門はあり、淘汰されていくものなのだ。


しかし世知辛いことにも仕事の評価が良くも悪くも途中まで時間を費やしていても、帰っていいわよと、途中でサヨナラをされる。これが結構デフォルトらしい。されないのはかなり優秀な1握りで、ほとんどが普通どまり。普通なのより、秀でてる人しかいらないらしい。そして福利厚生とか無い。行き当たりばったりが多いらしい。宝くじあてるようなそんなことを上の者たちはポンコロポンコロやっているらしい。うーーん。


サヨナラを告げられた側は粘ってもいいことはないので言われたら帰るしかない。粘っても不審者にされて捕まるらしい。コワ。・・・んで、その技術や知識の為に、働いてきた数年をドブに捨てたくはない、けれども、家に帰った所で実は貴族街などで働き手が見つからない限り使い道はない。そしてそういう仕事を見つけられること自体が稀なので、紹介状をもらえないと、結局今までと関係のないやったことのない仕事を開拓していったり、小さい時に手伝っていた農業・畜産などに戻るほかない。


そこで、だ。


ディオさんはそのシステムに楔を打ち込もうと改革中らしく、実験第1号としてあの3人が選ばれた。というか3人は執事修行の小姓としての仕事自体も、実家の仕事も熱意を持てないタイプだったらしい。


最初からクビになるとわかっていたためにサボり癖があったのだけれど、3人とも想像力だけは豊かだったため、それを小耳に挟んだディオさんが、それなら小姓の仕事の合間に、やりたいことをやれる時間を設けようと提案したのだ。


ディオさんがやったのは“勉学”の時間と“部活”の時間を作り分けるようなそんな単純なことだ。でも他の人達にはそんなこと思いついてもやれる場所すら無いのが当然。その場所を提供して、3人には、小姓を辞めたあとも自分には他のことも出来る、他の人よりも優れた知識と技量が多い状態でリスタートがきれる、という形にできるのでは?という算段だそうだ。


3人曰く、こっちも楽しいから、小姓の仕事もそこそこ楽しく出来てる気がする。とのこと。熱意が部活側に偏り過ぎてないのは3人とも実は優秀な人材ではあったということだと思うのだけれど、本人達はわかっていないようだ。ある意味成功。ある意味失敗。


「モナ」


「ん?」


「ソレ、使うのなら、手伝うぞ」


「お?やっぱり効果絶大?」


「ふふ、そうだな。お前のその七変化とも言える変な顔を見るのも面白いが、どうせなら笑顔が見たい程度には、効果抜群だと思うぞ」


効果はバツグンだ!さすが3人が作り出した“モーモタロージルシィーノ・キビダンーゴ”ですな!ふはっ。


横竪(オウジュ)さんのビックリするようなのテイムしたい!」


「そんなのこの森にはいないぞ」


「そんなぁ」


タイサイさんはわたしの肩に乗ってテイミングをその後手伝ってくれた。フクロウの羽とお腹がモッフモフで暖かくて、気持ちよかった。さすがにタイサイさんはテイミング出来ない存在だったけど、いつかフクロウもテイミングしたいなぁと思ったのだった。



ちょっとそこそこ忙しいので、次回日は記載無しで数回更新キメる予定です。


もふもふ

   ,:’:,…,:’:,

  ,:’ ・ω・ ‘:, 

  ;:     :;

  ゛’ー—‐’”


モフモフ  もふもふ


モフ度が最近少なすぎたので補給な絵文字↑を置いとく。




年内完結?・・・・これだとしない気がする。なぜなら「モナ5歳日本に帰るために王都に向かう編」も待ち受けているから。アンドレとディオの兄弟事情を、長くなるなら書ききってしまいたくてね!!!


その辺りは今の話では色々すっ飛ばしてます。これでも色々すっ飛ばしてます。書かないようにしてる部分も書いてたら、もっとだらだらだらだらだらだらだらだらと長くなっているんですのよ。ほほほほほ。(南無三)


活動報告書かなきゃなぁ・・・・(遠い目)

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