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第240話

まさか地上が混乱状態に陥る寸前の、お祭り騒ぎとは違う騒ぎが起き始めているだなんて、知る由もない人がここに一人。


そう。モナは1人唸っていた。


ステータスボードオープン


ヴォッ・・ビィン


ステータスオープン


ヴォッ・・シュン


オープン


ボフン


「だめか」


うーーーーんんんんんん。どうにかして確認したかったんだけどな。ステータスが全くもって確認出来ない。というか瞬殺でかき消える。


さっきこの空間がおかしくなっていた。警告音(エマージェンシー)が鳴り響きSF映画とかでよく見る空中に出る画面の嵐。そしてこの深層心理の奥底では私のイメージが反映される不思議の国みたいなものだから、エヴァンゲリオンの司令室にしてしまったよ。だって警告音がそれだったんだもんんんん。やむなし。


宇宙戦艦ヤマトとか銀河鉄道999とかもロマンだよね。ハッ・・・ロボットの操縦席も再現可能・・・呪●廻戦のメカ丸の気持ち、わかるよ。うん。わかる。ロマンだよねぇ。・・・って、外が見えるわけではないし、動くわけでもないから作るだけ虚しいか。切ない。


このまま無機質な部屋は落ち着かないな。また警告音がなりそうでビクビクしちゃう。よし、よく知っている、警告音がならなそうな平和な部屋にしよう。


どうせなら夢も希望もあってなおかつ警告音がもしなっても世界観的に壊れずに、未来も過去も行き来ができて不思議な道具が溢れ出す、そう!


「のび太の部屋!」


ああ、落ち着く。






とか落ち着きすぎてる場合じゃない。部屋を作ったとしても猫型ロボットもいないし、どこでも行けるわけではない。何故か戻れない。それにさっきの警告音と共に出てきた言葉が不穏すぎる。


『概念固定魔法解除前魂分離飛散化進行』『危険性解離性気泡症候群』『状態異常魔力飽和』『エクトプラズミオン発生』『記憶媒体回路情報伝達不足』


「この体に何かが起きているとは思うんだけれど・・・」


自分のことなのに、自分の体のことなのに、全然分からない。悔しさと切なさと不甲斐なさ。でも、ひとつ言えるのは今回のは苦しく無かった。警告音がうるさかったけれど、むしろ、心が軽くなっていくような、浮遊感があったような??


この深層心理の奥底で5歳の体の状態なままの上にステータスが開けないということは、『状態異常魔力飽和』って書いてあった通り、魔力が貯まらない状態になっているということ。


『魔力が増えれば記憶は戻る』


そういう話だったはずだ。記憶は戻っている。戻っているからこそ、の、今の私のハズだ。本当に?今の私は、正しい私?


「わからなすぎる。助けて〜神さマン。」


アンパンマンしかり、スーパーマンしかり、マンママン。まんまみーあ。


「呼びましたか?」


「んぇ?」


「・・・・・」


「・・・・・」


1・・・・2・・・・3。


「うわぁぁぁぁあ!?」


真っ白くて真っ白な男性土地神様がいきなり現れましたでござんす!?呼んでも来ない人が来ちゃったよ!


「ちょうどアナタに周波数を合わせていた所呼ばれたのでここに来た次第です」


まじすか。


「ええ。まじすよ?」


おっと声に出さなくても心の声で会話が成り立ってしまうようだ。


「心の声は無視して頂けると。ありがたい。」


「そうでしたか。ではこれからはそうさせて頂きます」


さすが神様。対応力が神がかってるぅ。


「これは・・・・・スゴイ状態ですね」


何がスゴイのかわからないけれどのび太の部屋を見回して、さらにその外側も見回して、白い男性の神様は冗談などではなくただ淡々と私のこの深層心理の奥底での状態を観察した。


「どうスゴイんですか?」


私自身良くワカッテナイ。あえて聞く。わかっている人に聞くのが1番手っ取り早い。


「ひとつの砦、もしくは要塞のようになっています。そしてそうなっていなければ、アナタは死に絶えていたでしょう。これはかなり、ギリギリの状態です。」


まじかるまじかるるるるるるるるるるる。えっ。浮遊感ってほんとに本気で死に体での魂、ぽーーーんの、幽体離脱だったと!?


「あ、でも、もう止まってるよね。よかっ」


「出る量は減りましたがまだ進行していますね」


「よくない!?え、あのあのあのっさっき、警告音が鳴ったのと変なのが表示されて・・・」


「そうですか、ではアナタの状態を詳しく知りたいのでアナタ自身をお調べしてしまっても構わないですか?」


「もももももちろん!むしろ、オネシャス!」


白い神様は手をモナの頭にかざすと頭と手の間に光が生まれた。そういえばこの神様、横竪(オウジュ)さんの弟って話だったけど、横竪(オウジュ)さんの死んでしまった人間だった頃の弟さんってわけだよね?他の兄妹も神様になったんだろうか?そういえば名前はなんていうんだろう。聞いたことなかったな。


「ふむ、魔力の状態から鑑みるに、戻った記憶がまた消えていっています」


「えええ!?せっかく思い出せたのに」


「記憶を全て無くす前に脳裏に固定させれば、魔力飽和状態を食い止めることが可能ですね」


「おお!?やってください!」


「?私は出来ませんよ」


「神様なのに!?」


「アナタ自身で対処しなければなりません」


「ん?どゆこと?」


「アナタの体を今見た所、少しだけは固定化が出来ていました。先程までアナタがやっていた事をやればいいだけのようですよ」


さっきまでやってたこと?ええ?司令室にしたりしてたこと・・・ではなさそう。で、記憶と繋がることといえば??


「き、記憶の独り言・・・」


あー、えー、なるほど?


「ひとりでは大変でしょう。聞き手としてお手伝い致しましょう」


それはそれでどうなのよさ。んーーーー、でもそれをすれば死を回避出来るってパズルゲームより簡単だよね。


・・・・やるっきゃない。ど、どうにかなーーーれ!?


「ええと、横竪(オウジュ)さんの友人のウマ(ヅラ)と、出会って、私の居たはずの地球の時間軸と座標軸のデータを取って、いつでもあの時間に帰れるようにしてくれるとウマ(ヅラ)は約束してくれた。」


そうそう、私はディオさんと王城に帰ったんだった。ディオさんの食客で最初に王城に入り、私の魔法の練習やここでの生活に慣れる為の基本的な知識の獲得を主に集中的に覚えた。


フクロウのタイサイさんは、ウマ(ヅラ)と別れたあとに、王城裏の森に1度帰り、彼のやるべきことを色々と進めた、らしい。昼間は帰ってきてくれる時と帰ってこない時とあるが、夜はかならず王城の私の仮住まいに毎晩窓辺に降り立ってくれた。




「そう、その調子」


白い神様は微笑みながら私の記憶が固定されるのを確認してくれているらしい。




ディオさんは本当に色々教えてくれた。しかし彼はキングヴァギアンに一時帰宅していただけだったので、彼が領主をしている土地に戻る日が来ることを知った時、出逢ったんだったね。


「アンドレ・・・」


いつだって応援してくれたのはアンドレだった。


見たアニメ↓


▼冒険者になりたいとと都に出て行った娘がS級ランク

▼シャングリラフロンティア

▼ポーション頼み

▼ティアムーン

▼でこぼこ魔女

▼豚のレバーは加熱しろ

▼とあるおっさんの

▼フリーレン(金ロドのぶん)


見たいやつまだ全然見れてない。ンアアアアア・・・・・ちくしょう。ちくしょう。


みんな!シャングリラフロンティア、漫画も原作もアニメも面白いから見よう!クソ面白いよ!サンラクがエナドリ飲みまくるから、私も最近エナドリを摂取し始めました。エナドリってほぼジュース味・・・・。


そういえばリポビタンDの一本500円のやついつの間にか出てましたね。プレミアム!今度買おう。どんな味かな〜。最近栄養剤で散財する日々。ふぇへへへへへへ((・(ェ)・))


スパイファミリーも陰の実力者2もヒプノシスマイク2もあとあとあとあと・・・・まだ見れてないあああああ・・・・・。




次回は明後日予定です

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