第23話
リネアさんと別れてミギィさんとレフティさんの家に帰ってきた。ドアをノックをしたら不思議がられた。
「もうココはモナちゃんのウヂでもあるんだで?他人行儀なこったすんな。な?ええか?」
「いいの?」
「あったり前だベ。お帰り。な?」
「んだんだ。おかえりぃ」
「エッヘヘ。ただいまー」
ここをキャンプ地とする!(水曜●うでしょう)なーんてね!●泉さんココは温かいよ。心が温かい。いいだろぉ~
「んで、どうだった?ナカバはちゃんと案内してたか?」
「うん!どこも美味しいお店教えてくれたよ!楽しかった~」
「ワフッワフッ!」
「きゅんきゅーん」
感想を言っていたらテンクウちゃんとキツネさんが2階から降りてきた。お帰りと言ってくれているようだ。
「わーい、ふたり共ただいまー」
「2匹ともシャンプーしたったらヘソ曲げて2階さ、籠っちまってたけんど、モナちゃんが来たから降りてきたべ」
なんとまぁ。
「テンクウちゃん、ぎゅーしていい?」
「わふわふっ」
OKポイ返事を貰えたのでテンクウちゃんの首の辺りに手を回して、ぎゅーしてみた。
「いい匂い~。もっふもっふだぁぁ」
至福しかない。ココは天国だったのか。OH、MY、GOD!
「きゅーん」
もふもふを堪能してたらキツネちゃんに呼ばれた。相変わらず体から光をまとっている。昼間だから光が薄いけど、やっぱり綺麗。
「キツネちゃんもぎゅーしていいの?」
聞いてみたけど、首を傾げている。え?どっち?いいの?ダメなの?手を伸ばして見たら避けられた。なんだろう?なぜ呼んだんだい、チミは。
「きゅーん」
と、思っていたら体をその場でくるくると見せびらかすようにしていた。つまり。
「体がもっと綺麗になったんだね、良かったね~」
「きゅーん!」
正解のようだ。わかりづらいよ。キツネちゃま。
「そうだ。レフティさん、おこづかいって渡されたお金返すね、無くしそうで怖いから」
「おこづかいなんだから持っとき。無くしそうで怖いって感情も大事だけんど、管理出来なさそうなお子に渡したつもりはないべ。大事に持っとき。」
「あわわわ。個人評価が高過ぎるようう」
ちなみに朝からのミギィさんとレフティさんとの買い物中やナカバさん達にも少しずつお金について教わった。
金貨・・・1億円
準金銅貨・・・1000万円
銀貨・・・10万円
銀銭貨・・・1万円
準銅貨・・・1000円
銅貨・・・100円
銅銭貨・・・50円
鉄貨・・・10円
銭貨・・・1円
1枚ごとの値段だ。日本円で表示しておりまする。って言っても物と硬貨の価値を聞いた感じでたぶん日本円ならこの価値ってことだろう。っていう憶測のもと。っていう。札が一切無くて硬貨のみだからかなー。違和感。さすが異世界。
500円玉と5円玉は無いみたい。100万円玉も。庶民と貴族の境目が100万円から上か下で分かれているのかもしれない。これも私の勝手な推測だ。
何故ないのか誰も知らないらしい。あと教えてくれた誰も見たことがないが、あることだけは知っている硬貨が2枚ある。
王貨・・・1000億円
白貨・・・10億円
の2枚だ。平民、庶民では絶対見ない硬貨だ。貴族でも白貨は持てても王貨は手に入れたことも見たこともないらしい。いやだって飛びすぎでしょケタが。知識として教えてくれた。ありがたや〜ありがたや〜。
3000円分持たされた残りは1159円分。大事に取っとこう。わたあめとグミが高かったからなぁ。ほとんど奢りみたいな食い倒れだった。幼女だしね。あんまり食べれないからね~。グミはミギィさんとレフティさんも食べてねって渡した。
「そうだ、さっきユーグリッドが来とったで。モナちゃんに会いたがってたよぉ」
「私に会いに?」
「なんか騎士団の団長が会いたがっとるから次に砦に3人で来れそうな日はいつかって聞きに来たんよなぁ」
「今日はいつ帰って来るんかわからんし、明日はともだち食堂の方で貴族さんの接客あるし、ってんで、それよりも後に行くと伝えたべ。」
「モナちゃんも行くの覚えといてぐれな」
「うん。ユーグリッドさんって貴族なの?ポーションのことで驚かれちゃった」
毒草事件について話した。
「あんれ、ポーション買っといてよがったなぁ。助かったのは奇跡だなぁ」
「ナイトフォックスの幸運だったりしでな。にゃはははは」
「きゅーん?」
「お腹とか痛くねか?変な所あったらすぐに言うんだぞ?すぐに医者だって呼ぶし、ユーグリッドの耳引っ掴んででも良いポーション奪ってでもモナちゃんを治させるからな」
「あ、ありがとう。」
ユーグリッドさんその時は逃げていいからね。
「んでな、ユーグリッドだけんど、ウヂのご近所さんに住んでんだがら貴族じゃねぇべ。ポーション作りしとるのが親戚にいるとかで少し安く手に入れやすいとかなんとか言っとった気がするけんど」
「騎士団の方でも支給されてっべ。借金とか言ってっけど貰っちょけ貰っちょけ。払わんでも怒らんと思うべ。」
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
おばちゃん達は貰えるもんは貰っとけが基本デスヨネー。ははは。
「いつかちゃんと払うよ〜。心が痛むから」
「モナちゃんは本当に優しいのぅ。」
「んだなぁ」
「わふっわふっわふっ!」
「褒めても何も出ないよ〜」
「だら、明日の仕事は頑張ってほしいべな」
「うん!頑張るね!」
「きゅーん?」
私は正式に私の部屋になった部屋に戻った。舞い戻った。朝に買ったものを仕舞っておいてくれたものとか確認作業だ。
「確認といえば、ステータスオープン!」
「ワンッ?」
「きゅんきゅーん?」
ドババーンズババーン!
「っておおっ?!なんか色々変わってる!?」
▼帝麻萌那ステータス▼
▼年齢:5歳
▼性別:女
▼体力:6
▼魔力:2
▼知力:10
▼運:幸運1・悪運1・天運1
▼魔法:無し
▼スキル:大童
▼その他:言葉遊び・歌遊び
▼職:異世界人(退化)・動物に好かれる者・食堂のアルバイター『ともだち食堂』
▼借金:銀貨250枚 (ユーグリッド)
▼後見人:ミギィ・レフティ
▼友好関係:ミギィ・レフティ・ユーグリッド・スミコット・ハジー・ナカバ・リネア
▼友好関係:テンクウ・セイリュー
「これって、君の名前?」
「きゅーん?」
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明日、キャラ一覧更新されます
ココをキャンプ地とする!も好きですが、「寝ー釣ーり!」コールも好きです。ねーづーり!ねーづーり!