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第22話

「ええ~私にはないの~?」


ナカバさんが羨ましそうだ。リネアさんのわたあめがみるみるうちに無くなってく。マジックショーみてる気分。


「今度ね!」


「今度かぁ、楽しみにしとくわぁ。ホラホラ2人ともこっちに店よぉ~」


「お二方は同じ場所で働いているんでしたよね」


「そうよぉ、あれ?言ってなかったっけ、ともだち食堂って所で働いているんよぉ」


「え?」


「あっこのお店?可愛い!」


「でしょお~?女の子に人気のお店なんよぉ。ほら、パフェのメニューがずらーーり!」


「なんと!?」


「すごいいっぱいありますわ。」

(ともだち食堂って明日王子が行く・・いえ、後でもう一度聞いてみましょう。今はパフェですわ。)


「り、リネアさん!コレ見て!!」


店舗に入って席についてからの方がメニューの多さにビックリした上、時間チャレンジ特大パフェを私が見つけた為、リネアさんが挑戦した。30分チャレンジを5分で完食したので、店員さんの顔が凄かった。


「チャレンジに勝つとお金を頂けるなんて素晴らしすぎませんか」


すごく嬉しそうにまた来ますと言って、店員さんに冷や汗かかれていた。チャレンジばかり目当てに来ると来店拒否されるからほどほどにね、リネアさん。


「最後んパフェ胃に入らんかと思ってしまったわぁ〜入って良かったぁ〜さすが別腹よ〜んふふ」


「わたくしもこんなに満足したのは久しぶりでしたわ。」


「私食べ過ぎちゃったかも。夜ごはん入らないかもなぁ」


500キロカロリーパーンチされた感じだ。うっぷ。


「ずっとキツかったらミギィさん達に胃薬貰ってねぇ」


「うん、そうする!」








「あっやってしまいましたわ。ともだち食堂が明日行く場所と同じなのか確認せずに解散してしまいましたわ」


リネアは足を戻そうとしたが止めた。


「·····でも明日行けば分かることですし、戻るのは止しましょう」


「ンナァァァァゴ···」


誰も居なくなった小道で1匹の灰色の猫が鳴いた。するとどこからかわらわらと猫が集まってきた。人が居なくなったとの合図だったのだ。白い猫が集まってきた猫達の真ん中を歩き始めると猫達がよけてモーゼのように道が出来、白い猫の為の空間がぽっかり開いた。


猫の集会が開催される。


「おやびん!」とぶち柄。コエキだ。


「白のダンナァ」と毛量が多いの。トロキだ。


「あにきぃ」と茶色。アメフリだ。


「りーだー!」と灰色。トカキだ。


「かしらぁ」と黒いの。スバルだ。


「・・・boss(ボス)」と毛量の少ないの。タタラだ。


「ダンディー!」と縞模様。カラスキだ。


「ダンディーは違う。嬉しいが。」


「あれ?」


「呼び名統一してくほしいんだがにゃ。」


「「「「「「「イヤ」です」」にゃ」」」ぁ」


「はあ。」


モナが毎度見ている、茶、ぶち、黒、縞、灰色、白、毛量が多いの、毛量が少ないのの8匹が勢揃い。狼が出た時モナの前に現れた有象無象の猫達はただの猫だが、この集まったビャッコ含む8匹は全てモンスターだった。


「んでどうだった?」


「お腹がすきました!」(縞模様)

「グミの量り売り買ってました」(ぶち柄)

「ナカバって女ぁがモナちゃんって子供の説明をしてましたよ」(茶色)

「俺も聞いたぜ」(毛量多いの)

「ウサギが接触してきました」(黒いの)


「一斉に喋んな、混乱するだろうが・・」


ビャッコはみんなのまとめ役になっているので自由気ままな猫達に頭を抱えている。


「トカキ」


「はい。」


トカキと呼ばれた灰色の猫は聖徳太子のように一斉に聞いた。話をうんうんなうなう。と、頭に叩き込んだ。トカキは重要なところをまとめてビャッコに伝えた。まるで有能執事のようである。改めてビャッコは答えた。


「スバル!ウサギは探さにゃくて良い。そのうちまた来るだろう。ほっとけ。」


「ハイッ」


「アメフリとトロキは引き続き周辺の聞き込みをしてくれ。頼んだぞ。」


「「はい」にゃー」


「あのモナって子、人助けが趣味なんすかね?」


「あのまっさらなポーションっつーのは赤いのとかと違ってスゲェ手に入らないんだろ?ポンポン使ってるみてーだが良いのかアレ」


「今回は自分自身に使ってたか」


「そういえば、あの毒草が入ったやつですけどね、あの場所に来た男がいましたよ。勝手に鍋開けようとしてたので、追い払っちゃいました。な、トロキ」


「ああ、すぐに逃げ出したから店主じゃあないみたいだ。妙に周りを気にしてたし、変な奴だった。」


「ふぅん」


「カラスキィカラスキィ、なあなあ、ほんとーに、本当のほんとーに、テンクウがあのモナって子供に頭撫でられてたのかぁ?」


「嘘じゃないよ!ね、ビャッカさん!」


「ビャッコだ。撫でられてたぞ。」


「ええ~信じらんねェ~」


「からかいに行こうぜ!」


「いいにゃソレ」


「私も人間に撫でられたいにゃぁ」


ぶち柄のコエキが呟いた。


「えっコエキ、おま。」


「にゃっ!?」


「にゃあ、みんなも撫でられたのっていつだ?もう何年も人間の手を避けてきただろぉ?私はもう撫でられるって感覚忘れてしまったにぁあ・・・テンクウが羨ましい。」


「羨ましいなんてないにゃ」


「そうだ。そうだ。」


「スマン、俺ァ撫でられるよりメシがちゃんと貰えて良い寝床が欲しぃなあ。野良も楽しいが縄張り争いが最近ヒデェだろぅ?ほら、猿とかがナァ。面倒でナァ。」


と、毛量の多い、トロキが呟いた。すると縄張り争いにウンザリしているのかみんなが黙った。


「・・・boss(ボス)


「どしたタタラ」


「・・・モナ・・・テイマー?」


「8歳で神殿の選定受けるまではわからにゃいのさ」


「・・・素質?」


「無いとも言えにゃい」


「・・・あったら?」


「潰す」


「・・・無ければ?」


「・・・・・・・・・・」


「「「「「「なかったらどうするんだにゃあぁ??」」」」」」


「むむむむむ」


「かしらぁ?」


「あにきぃ、まさかとは思うんですけど、仲良くなるの恥ずかしいんじゃ・・」


「俺様が恥ずかしいだとぅ!?俺様だぞ!?俺様だぞおお!?バッカにすんにゃーーーーーー!!!」


「ンニャァァァゴ」「ナーゥ」「ニィァォオ」


なんだかんだワチャワチャして集会は解散の運びとなった。

ビャッコに対する7匹分の呼び方考えるのに時間かかった。名前の方がサクッと決まった。7匹の名前は白虎にまつわる星の名です。ちょうど7つあったから。


ふしぎ遊戯を思い出す。内容もう覚えてないけど、タスクってキャラ居たよなぁ。このタイトルがスッと出てこなくて・・(封神演義じゃなくって、護って守護月天じゃなくって、遊戯、遊戯王?じゃなくって・・)って違うのがムダにいっぱい出てくるふしぎ。



そろそろキャラ表でも出しますね~こういうのって作者より読者側になった方が覚えんの早いんだよね~( ・ω・)作るんじゃない読み込むんだワタシ(念)



●「「はい」にゃー」←これは


「はい」と「はいにゃー」の2匹分のセリフていう表記です。七匹分のところ合ってるか何回も数えた。ひぃふぅ・・・。


次回は29日

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