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第190話

「ミギィさんとレフティさんはどれみたい?」


と、聞いてみたが2人とも毎年のことだし運営側なのでどれもよく知っているらしく、うーん、と頭をひねってた。全部のイベントが毎年同じではないらしいのだが、3年に一回必ずやるものや、2年イベントを連続でやって次の1年は休んでまたその次の2年はイベントをやるというパターンのものやら、なにやらルーティンが決まっていてどれも見たことあるのだそう。


テンクウちゃんも首を縦に振ってるからきっと今居ないビャッコ君達ネコ組も同じなのかもしれない。しかし!私、他、のメンバーは知らないのだよ。なのでイベント全部軽く説明してもらった。映画だって予告とか見ないとでしょ?


“季節野菜の大食らい大会”


これは本当に単なる大食い大会。ただし、書いてあるとおり季節野菜限定。調理されてる物も出るけれどそのほとんどが取り立て生野菜らしい。だから参加するならドレッシングとか塩マヨネーズなどは持参しないとかなりキツイらしい。うん、キツそうだ。優勝賞品は商店街のどこでも使える銀銭貨3枚分(日本円にて約3万円分)の特別券だそうだ。でもこの大会の優勝者は大抵食事券として使用して終わるらしい。好きだねぇ。


“夏もひんやり・魔法アイスショー”


私が気になってるやつだ。やってくれるのはこの街出身ではあるけれど主に外部で活動している一座がショーをやってくれるらしい。夏だからアイスショーで冬はファイヤーショーをするらしい。春は妖精ショー、秋は紅葉ショーらしい。・・・春と秋の方がもっと気になるんですけど!?アイスショーは私が考えていたのとは違うみたい。アイスショーって聞くとスケートリンクでやるアイスダンスショーを思い浮かべるけれど、似たようなことはするけれどスケートは一切しないらしい。魔法で氷を出してその氷を削って像みたいなのを作る時もあったり、氷と他の魔法の融合で私達を楽しませてくれるらしい。毎趣向を変えているので今回がどういうショーになるのかは結局は見てみないとわからないそうだ。


“王都で流行りの劇の原作本朗読会”


これはかなり議題で揉めたそう。なぜなら今王都で流行っている劇が色々あるから、だそうだ。良く言えば、どれもこれも面白い。悪く言えば、どれも平均的で突出したものがないと言える。そんな流行劇。それの原作本で絞りに絞っても6作品だったところを、3作品に決めたそう。本来この朗読会、毎年であれば1本か2本までにしていて、朝と昼の2回。それを3回やるという。かなりの異例らしい。


・・・ところで朗読会ってどういうイベントなのか私は全然わかっていなかったのだけれど、みんなが教えてくれた。色々聞いたことをまとめると、つまり、NHKでやってた“おはなしのくに”って番組だ。イスに座った人が紙芝居を読むように本の朗読を目の前でしてくれるアレだ。アレが朗読会の話す人の方。つまり、“目の前でその本を好きな人がみんなにこの本面白いから聞いてほしい”と“本の内容は知りたいけれど本を読むより人から聞きたい”が合わさった会なのだ。


そういえば映画とかドラマとかでそういうシーン見たことあったかも。あと現代日本でも今そういうの聞けるアプリとかあったよね。声優さんとか俳優さんとかが小説とかの朗読を聞かせてくれるオーディオ小説。あれの先駆けが“朗読会”なわけだ。でも現代日本だと一人で静かに聞くだけになってしまうけど、朗読会はそれを好きな人や興味がある人が1つの建物に集まるからファンの集いとかが結成しやすくって、貴族の社交にも役立っている、らしい。・・・イベントタイトル見たとき、すごく地味そうだなって思ってごめんなさい。


「朗読会、私興味出てきた!」


「1つ行くだけで2時間はゆうに潰れっからテンクウ達を帰さないと・・・」


「クゥン・・・」


行くのはやめた!(キリッ)お祭りは明日も明後日もあるから今はいいや!次!


“暑さに負けるな・灼熱ダンス大会”


これは大食い大会と同じで一般の参加者が自分のダンスを踊る大会。今回の審査員は騎士団の団長さんとなぜか熊獣人代表でデボラさん。それと前回のこのダンス大会で三冠達成した優勝者の人。だそうだ。魔道具で音楽を流すのでかなり盛り上がるらしい。優勝賞品はトロフィーと金一封(銀銭貨5枚)。思い思いの創作ダンスが多い中、たまに社交ダンスの人も混じってるらしくつまり、貴族の方も挑戦しているとか。お金よりトロフィー目当て。これも聞いてみたら面白そうだ。やばい。気になるのが増えて増えてしょうがないよ。


“石・宝石展覧会”


この展覧会は石集めが趣味の貴族様が企画したものらしい。“地方にしかいない希少種のトレントから出てきた通常とは違う色違いの珍しい魔石”や、“呪われた宝石”縛りで集められたゾーンや、“妖精の涙”と言われる古代の石は実は魔石ではなくただの宝石だったけれどこれをめぐって国が滅んだこともあった、とか、そういう変わった話がついてくるようなものなどを集めたそんな展覧会らしく、今回が初イベントなんだそう。そういう変な逸話とか聞くの好きなんだけど!・・・これも気になるなぁ。



“魔力ガマン大会”


アンドレが気になってたやつ。イベントタイトルだけ見ると“夏”“ガマン”と聞いたら、コタツとかストーブとかを炎天下の中囲んだりする“暑さガマン大会!”を想像してたけど、そういうガマンとは少し違うらしい。リレーの時の円柱のバトン棒ぐらいの魔道具の筒を持たされて、そこに魔力を注入していくだけらしい。・・・それだけ?って思った。うん。簡単そう。


ところがどっこい、その筒魔道具、魔力を込めすぎると破裂する弱々しい魔道具で、ほそーくながーく魔力を少量ずつ入れないといけない。何がガマンかというと、その魔道具は満タンになると少し光るんだけど、それを維持しなきゃいけない。しかし魔道具は魔力が少しずつ光が出ると消費されていくので注入し続けなきゃいけないけれど、疲れが出てきてガマン出来なくなるとドカンと破裂してしまい、失格。その光が出続けて破裂せずに光の合計秒数が長い人が勝つという勝負大会。


魔力量が多くないと筒に魔力入れるのは簡単だけれど長く続かないし、逆に魔力が多いと筒に魔力が多く入りすぎて破裂しやすいという。・・・難しい!!というかなんだその筒魔道具。この大会の為に作ったというよりは、たまたま出来た失敗作がたまたまイベントに持ってこいだっただけだったニオイがする。ふふふ。これがうまく長く光らせられる人は魔道具作りの才能があるらしくたまにスカウトされるらしい。ほほー。これも面白そうだなー。たぶん絵面は一番地味ではなかろうか。



長くなりすぎたから分割しました!

(°Д°)ナンテコッタイ(°Д°)

イベントの説明だけで文字数長くなっちまったい。



明日も更新します。



明日もお祭りのイベント説明の続きから。こういうの漫画にすると絵で説明するから1~2ページぐらいでかけちゃったりするんだよね。そんなことでも長々と書いてしまう、文字で説明ムズカシッッ(°Д°)




(°Д°)(°Д°)(°Д°)(°Д°)(°Д°)ふぁー!

地元の大きなお祭りが来週の土日!楽しみー!



ではまた明日

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