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第166話

「それってどういう」


「アタチお部屋に戻るのよ」


「えっ」


止める間もなく2階にお戻りになられました。え!?今のって普通もうちょっと説明とか解説とか始まるパティーン(パターン)じゃないの!?唐突に始まることもなく急に終わるこの虚無感、どゆこと!?!?


白ウサギのツキノさんもなんか驚いてた。そして置いて行かれたことを思い出したかのように、ツキノさんも2階に上っていった。今更だけど階段をヒツジもウサギもよく上り降り出来るなぁ、凄いなぁ、感心しかない。


普通の動物だったら階段を踏み外してゴロゴロ落っこちそうなイメージある私。


「モナちゃんよぉ、ヒツジもウサギも他の動物と変わらず身体能力低くねぇからにゃ?ヒツジとかヤギとか高山(こうざん)の崖のような岩場を器用に行き来できるんだぜ?」


「ビャッコくん、物知り!というかよくわかったね、私が考えてること。エスパー?」


みんなエスパーだよ!?(漫画原作ドラマ)とか言わないよね?


「お前の顔コロコロ変わるから分かりやすすぎるにゃ」


エスパー云々(うんぬん)じゃなくて私の顔が犯人だったようだ。キミ犯人じゃないよね!?(ドラマ)こっちだったかー。(違う)


「ウサギだってにゃあ」


そうはほ(そうだよ)、ウサギはっへね(だってね)うはぎは(うさぎは)けーはふほ(聴覚と)くーかくが(嗅覚が)ふほふっへへ(すごくってね)、にへふほひにほ、しゃんぷふほいんははは!」


「なんて??」


最初の方はまだしも最後の方全くわからんぬ。テンクウちゃんがごはんミギィさん特製ペットフードをモグモグしながら教えてくれようとしたけど人間も動物も口に物が入ってたら喋れないのは変わらないんだね。親近感。


「すごくってね、逃げる時にも、ジャンプすごいんだから・・・で合ってるべ?」


「うん!さすがへふひーはん!」


おおお・・・すげぃ。今言ったのはさすがレフティさん。これくらいなら私もわかったけど、私も同じ気持ちだすですどす。うん。よくわかったなレフティさん。さすが犬好きを公言してるだけある・・・・犬好きは万能?(そんなわけはない)


「ウサギはキックとかパンチも凄いんですよ」


と、トカキくん。おお?


「目もね、いっぱい見えて後ろもよく見えるって聞いたことある」


と、フテゥーロちゃん。


「んだっけ、美味しいものを覚えられるみたいでな、ウサギって好き嫌い激しいんだ。ウサギ繁殖させようとした人がいたんだけんど、好き嫌いばっかして、食べちゃいけない物は何故か気づかなくってな、間違って全滅しそうになったことあるっつー話聞いたことあるべ」


と、ミギィさん。


「ウサギってバカだったのか」


「もうっミギィさん!ボクウサギスゴいんだよってモナちゃんに伝えたかったのにぃ~」


「あり?ウサギの知識披露してるだけかと思っとったわ」


「カカカカ!ミギィらしいべ!」


みんなウサギのことよく知ってるなぁ。ほわ~。私ウサギの知識全くないな。


「スズ知ってるよ!あのねウサギは視力があんまし良くないから近くのものでもあんまり見えないんだよ」


「だ~か~ら~」


テンクウちゃんの口がリスみたいにぷっくり膨らんでしまった。


「ビャッコ!言っておくけどね、ヒツジが崖とか上るときはパニックを起こした時とかぐらいだからね!普通は平地なんだから」


「にゃにおう!?俺様はちゃーんとこの目で見てきたんだから合ってるにゃ」


「それホントにヒツジぃ~?」


またビャッコくんとテンクウちゃんの物言いが始まりそうだ。


「ええ加減にしてこれ食わんと、没収するべ!」


あっ


「たたた!食べるから持っていかないでごごごめんなさいいいい」


「待つにゃ!まだ口つけてもいないにゃ!下げるなんて許さないにゃ!俺様のメシ!!」


モンスター2人ともミギィさんの美味しいごはんには敵わないようだった。わかりみが深い。ミギィさんのごはんは美味しい。ウマイは正義。正義は真理!正義がうなる。ミギィさん、最高。


「リーダー、食べたら聞いてほしいことがあります・・・・じゅるっ」


「灰色の・・・まだあるし食べるか?」


「いいいいんですかぁぁぁ!?」


はわわわわわ!とトカキくんが嬉しそう。ミギィさん最強&最高。


というかミギィさんモンスターとはいえ、こんなに動物専用のごはんよく用意できるな。すごい。スゴすぎる。私には無理よりの無理。え?ミギィさん実は神とか??


「そっだ、モナちゃんのいた世界について今聞けたら聞きたいんどけんど、ダメか?」


ミギィさん・・・・神ではなかったようだ。ミギィさんの一言でみんなの目線がこっちに一点集中。


「えっと~あの~、何を話せばいいのやら」


「ここと違う食いもんの話!」

「ボクみたいなのっていたの!?」

「アタイは興味そんなにないねぇ。筋肉は身体強化魔法以上の魔法なんてないだろうからね」

「どうせ人間まみれなんだろう」

「ぼく、わたしももっと聞きたい」

「ふふん!スズ思い出したことがあるから少しならわかるもんね!」


「トレーニング器具とかはこの世界とそこまで変わらなさそうだけど、プロテインとかジムとかはなさそうだよね」


ぽろっと口からこぼれた。


「詳しくはなしてくれ!」


レフティさんが食いついた。しまった。スズちゃんに丸投げ


「スズムキムキよくわかんない!」


「ですよね~」


鳥だもの。しまった。困った。私のおバカ。この後現代日本について話した。ここに2週間ほど暮らしているけどこんなに日本について話すと不思議な気分だ。たまに夜テンクウちゃんに聞かれて、寝る前に話したりしてたけど、ミギィさんとレフティさんに聞かせるのはまた特別な感じだった。


明日も更新予定です。


色々調べたりしてたらあっという間にこんな時間にいつもなってしまいがち。


漫画原作のドラマとか新作楽しみ。


パリピ孔明、ばらかもん、ミワさん、作りたい女と食べたい女2、あとなんだったっけまだ見たいやつあったはず。楽しみ。



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