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第148話

部屋に戻った時からビャッコくんは私のベッドの上を陣どって睡眠中。タイモちゃんとツキノさんは部屋の端っこで小熊達を警戒態勢状態。わからないでもない。子供ってなにするかわからないとこあるよね。テンクウちゃんは小熊くんたちの椅子代わり的なことをしてくれ、傍にいてくれる。フテゥーロちゃんは私の頭上で落ち着いたりや手元周辺をフワフワ飛んだり好きにしている状態。


だいぶ色々やった。・・・今日はぐっすり眠れそうだよ。いつもぐっすり眠ってるけど、そしてまだ朝だけど、やりきった感が強い。私がんばった。満身創痍と言いたいところだけどそこまでじゃない。・・・お腹すいてきた気がする。


「そろそろお昼か」


ヨコシャルさんが呟いた。そっかもうそんな時間かー。


「あれっ」


ポッポッと降りだしたと思ったらあっという間に土砂降りに。


「あめだ~」

「すっごいふってる~」


「通り雨だな。すぐに止む。止んだらお昼だからそろそろ帰るぞ」


「もうか~早いよ~」

「もにゃちゃん、もっとお歌おしえて~」

「さっきのもっかいやる~へ~っろのやつ」

「やろやろ!」

「へ~っろ~!・・・さんはい!」


「「「「「へ~っろしょるにあ、おっにあおん!へ~っろしょるにあ、おっにあおん!えん!あいえん!うぃーえん、しょーえんおん!へ~っろしょるにあ、おっ・にあ・おん!」」」」」


うん。歌詞がさっぱりわからない歌になったけど、楽しそうで何より!!


本来なら、Head(あたま), shoulder(かた), knees(ひざ)and toes(と つまさき), knees(ひざ)and toes(と つまさき).

Head(あたま), shoulder(かた), knees(ひざ)and toes(と つまさき), knees(ひざ)and toes(と つまさき).


And eyes(それと目) and ears(と耳) and mouth(と口) and nose(と鼻).

Head(あたま), shoulder(かた), knees(ひざ)and toes(と つまさき), knees(ひざ)and toes(と つまさき)


よく立ってやっているけど別に座ってても出来るから座ってみんなで遊んだ。


“他は~?”“他は~?”って聞かれるからどんどん私の世界の歌をトウシャくん達に教え続けた。さっきの、グーチョキパーでなに作ろ~、と、これくらいのお弁当箱に♪のあとはこんな感じ。


◆しあわせなら手をたたこう

◆お寺の和尚さんがカボチャの種をまきました

寿限無(じゅげむ)

◆森のくまさん

◆ヘッドショルダー(英語のやつ)


♪しあわせなら手をたたこう!しあわせなら態度でしめそうよ~♪←ここの態度の部分で小熊達はフテゥーロちゃんの言うことを理解して“しあわせな態度”=“ドヤァァァ!”と、どや顔披露の歌になった。ヨコシャルさんの肩が震えっぱなしだった。よっぽど面白かったのだろう。


「もにゃ~じゃんけんしよ~おしょさん、歌って~」


「いいよ~、いくよ!せっせっせ~のよいよいよい!お寺の和尚さんがカボチャの種をまきました♪芽が出て膨らんで、花が咲いて枯れちゃって、忍法つかって空とんで、東京タワーにぶつかって、救急車にはこばれて、おまわりさんにおこられて、ぐるぐるぐるぐる、じゃんけんぽん!」


「きゃははははは!もにゃちゃんってほんとおもしろ~~~い!!」


忍法も東京タワーも救急車もこの異世界にはなさそうだけど、誰も気になってない様子。なんだろうな?より、楽しければいい時に今はなってるようだ。そういう時はあえてなんだか知ってる?って聞いてはいけない。そのあと全てあれは?これは?それは?ってなってしまうから。


それに子供同士の会話なのでなんかテキトウな言葉を勝手に作ったんだろうが適用される。大人と子供の対と子供同士の対だとどうしても大人とだとなんでも知ってるから答えれるよね!ってなりがち。


ちなみに私が今歌った歌詞はみょーちくりんに長ったらしくなっているけれど、これは会社の先輩のお子さんにあった時に教えてもらった最新版らしい。わらべ歌も徐々に進化しているなんて正直すごい。一体どこから忍者が現れたんだろうか。不思議だなぁ。


寿限無は歌じゃないけど「ほわ~!すごい!」「よくわかんないけどすごい!」「じげむじげむごこうのしゅりきれ、かいざり、えっと~?」「ふーらいまつだよ!」「クーネルトコロニちゅむところ?」と、これもまた盛り上がった。


森のくまさんは残念ながらあまり盛り上がらなかった。普通に歌うだけだからね。小学生の時に流行っていた変な森のくまさんを歌ったら盛り上がるかも?でもこれをわざわざあの可愛くてフワフワな小熊くん達に歌わせるのは・・・・。心が痛みそうな未来しか見えない。


脳内に封印しておこう。


そしてこういう時は頭を使う。子供達が楽しめるやつなにかあったっけな!?って頭マジでフル回転だった。前の時は私の心に“うーたんとワンワン”が『この歌なら楽しいと思うよ~』と語りかけてきてくれた(妄想)しかし今回はフル回転過ぎてそんな余裕なかった。


「こないだみたいに1日2日考える時間があったらまたちょっと違ったかもしれない・・・」


少しくやしい。自分はこの程度の人間である。・・・5歳の体が大人に戻ったとてこの程度である。


「おにゃか減ってきたね。ぐうってなった。」


「もにゃ~他は~?他のお歌おしえて~」


「・・・」


困ったな。言われると出てこない不思議。何かあったはず。がんばれ私の脳ミソ!『僕、帝麻萌那の脳ミソ!がんばるよ!』(妄想)うん!動いて!


「そういえばお祭り明日だね」


「うん!たのしみ~」


「「「たのしみ~!」」」


「お祭りの歌あるの!?」


「フフ・・・これはもうお祭りというか儀式に近い踊りなんだ・・・みんなにはまだ早いかもしれない。」


「「「「「し、しりたい!!!」」」」」


「それ、大丈夫なんだろうな?」


「もぐらのまつりって歌なんだけど・・・」


踊ったらみんなにポカーンとされた。ぐぬぅぅぅ、渾身のもぐらの祭りダンスだぞぅぅ~~。

フテゥーロ「みんなが帰ったら変な方の森のくまさん歌って~!」


モナ「・・・・えーー。」


テンクウ「ボクも気になる」


モナ「他の誰にも教えちゃダメだよ。いい?聞いても小熊くん達には絶対教えちゃダメだからね!」


フテゥーロ・テンクウ「うん!」


モナ「ある~貧血、森のなカンチョウ、くまさんニンニク、であーっタンコブ、花咲く~モッコリチン●ンうんとこどっこいしょ。くまさんに~であーっタンコブ!」


フテゥーロ・テンクウ「あああ・・・なるほどね(遠い目)(聞かなきゃよかったかもしれない)」




“もぐらのまつり”はそのうち本編に書くかも知れないしこのままスルーするかもしれないので、気になったかたはYouTubeとかインターネット検索してみてね!


次回は20日予定です。



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